きまぐれ発言

日々変化する世の中をみて、私はこう思う。

道路特定財源問題の討論

2008-02-08 10:30:46 | Weblog
道路特定財源問題の討論       (008.02.08.)

白熱化した道路特定財源の問題で、民主党の岡田克也氏の質問に対し、小泉時代に「無駄な道路は作らない」と言った事が全てチャラになって20年前の全国総合開発計画で定めた14000キロの道路建設が復帰した事は、小泉改革の後退ではないかと指摘したのに対し福田総理は、「後退ではない」を強調し、道路財源の一般化も余ったものは一般化すると言っているが、余ってないから出来ないと言うことを言下に匂わせている、禅問答的答弁に終始し全く話が噛み合わない状態だ。

この様な状態では、両院議長調停の3月末の期限内話し合いの結論も出るわけのない状態だ。自民党は小泉・安部・福田と3内閣が遣ってきた改革を一貫して受け継いできていない、だからこの様に話が噛み合わないので、此れでは、妥協の落とし所も全く見えない状態だ。福田内閣は方針を変えたのであれば、国民に信を問う事をするべきだが、其れを遣らずに、小泉時代に衆議院で得た3分の2の勢力のところだけを利用して野党の反対を100%拒否し暫定税率の延長を、一片の妥協も無く10年延長を強引に押し通すつもりらしい。

今朝の「みのもんた」の番組で、国土交通省の税金無駄遣いを紹介していたが、大臣はじめ、次官も国民の税金を無駄に使っているという感覚が全くない、社保庁と全く同じだ。
あの番組は、おそらく日本国中の自民党の人々・公明党の人々も見ていると思うが、「おかしい」とは思わないのでしょうか。
自民党・公明党の人達は国民感覚と離れた特異の人達なのでしょうか。

朝日がやった2月の世論調査では、

問い:「福田内閣は道路整備のため10年間、暫定税率延長の法律案を提出しています、
   あなたはこれを支持しましか、支持しませんか」  と言う質問に。
答え:
「支持する」が・・・・・・・・・・18%
「支持しない」が・・・・・・・・・67%
「わからない、答えない」が・・・・15%

問い:「ガソリン税などの道路を作る目的で集めた税金を、一部ではなく全て、道路整備
   以外でも使える、一般財源にしようとする考えがあります。あなたはこの考えに
   賛成ですか、反対ですか?
答え:
「賛成」が・・・・・・・・・・・56%
「反対」が・・・・・・・・・・・34%
「わからない,答えない」・・・・・34%
         (以下省略)

                          (えびなたろう)