「何時まで続く不毛の行進」 (008.02.13.)
昨日行なわれた衆議院の予算委員会で民主党の馬渕澄夫氏の質問で政府が立案している国交省の道路整備中期計画で「厳格な事業評価を行なう」とあるのを正したのに対し、冬柴大臣は、将来の「交通需要推計」に基づいていることを重要視している事を表明した。
馬渕氏は政府の「交通需要推計値」は2002年の資料である事を確認した上で、その推計値が現状の推移から大きく異なり、政府の資料では全車交通量は2020年度がピークで乗用車は2030年がピークになるとの推計が基本になっている。
然るに実際には2003年がピークになりそれ以降現在まで減少の一途を辿っているのが実態で、政府の推計基礎資料と大きく乖離している事を指摘している。
そして、政府も実態を把握している筈だと思うがなぜ新しい資料を基に計画を立てないのかを追求している。
それに対し、首相も冬柴大臣も新しいデーターに付いては途中段階のもので、2002年の資料で遣ってる事を、強調している。
そして、更に新しいデータに付いては秋には出ると言う答弁で、馬淵氏は「秋では審議は終わっている」と不満を述べたが、冬柴大臣は2002年のデーターだから了解して欲しいという事だ。
議論する、基礎資料に大きな違いのあるものを追及しても、最後は、首相も「役所の裁量・判断で遣っている事だ」で議論にも話し合いにもならない始末である。
馬淵氏の新しい資料も、国交省が委託している財団法人による資料だから、大きな違いがあることも、自民党内部でも良く解っていると思うが、この様な資料がなぜ、野党からだけしか出てこないのか。自民党内の規制強化によるものだろう。
また、昨日東京で行なはれたG7会議でも、日本が議長国になっている立場を利用してG7会議でも道路の必要性をコメントの中に入れている、自民党の遣りそうな姑息な手段である。
全く道理の通らない議論の連続で、民意の反映されない政府の遣り方が何時まで続くのか。
「何時まで続く不毛の行進」
(えびなたろう)
昨日行なわれた衆議院の予算委員会で民主党の馬渕澄夫氏の質問で政府が立案している国交省の道路整備中期計画で「厳格な事業評価を行なう」とあるのを正したのに対し、冬柴大臣は、将来の「交通需要推計」に基づいていることを重要視している事を表明した。
馬渕氏は政府の「交通需要推計値」は2002年の資料である事を確認した上で、その推計値が現状の推移から大きく異なり、政府の資料では全車交通量は2020年度がピークで乗用車は2030年がピークになるとの推計が基本になっている。
然るに実際には2003年がピークになりそれ以降現在まで減少の一途を辿っているのが実態で、政府の推計基礎資料と大きく乖離している事を指摘している。
そして、政府も実態を把握している筈だと思うがなぜ新しい資料を基に計画を立てないのかを追求している。
それに対し、首相も冬柴大臣も新しいデーターに付いては途中段階のもので、2002年の資料で遣ってる事を、強調している。
そして、更に新しいデータに付いては秋には出ると言う答弁で、馬淵氏は「秋では審議は終わっている」と不満を述べたが、冬柴大臣は2002年のデーターだから了解して欲しいという事だ。
議論する、基礎資料に大きな違いのあるものを追及しても、最後は、首相も「役所の裁量・判断で遣っている事だ」で議論にも話し合いにもならない始末である。
馬淵氏の新しい資料も、国交省が委託している財団法人による資料だから、大きな違いがあることも、自民党内部でも良く解っていると思うが、この様な資料がなぜ、野党からだけしか出てこないのか。自民党内の規制強化によるものだろう。
また、昨日東京で行なはれたG7会議でも、日本が議長国になっている立場を利用してG7会議でも道路の必要性をコメントの中に入れている、自民党の遣りそうな姑息な手段である。
全く道理の通らない議論の連続で、民意の反映されない政府の遣り方が何時まで続くのか。
「何時まで続く不毛の行進」
(えびなたろう)