きまぐれ発言

日々変化する世の中をみて、私はこう思う。

進展のない国会運営に、“渇”

2008-02-10 11:10:38 | Weblog
進展のない国会運営に、“渇”     (008.02.10.)

本日の「報道2001」のテレビで、自民党の与謝野元官房長官・民主党の藤井元大蔵大臣・政治評論家のジェラルド・カーチス氏の話を聞いていて、現状全く進展のない国会運営が、がんじがらめの与野党対立だけで凍り付いている状態に、少し明るい話し合いの糸口がある様に思えた。

其れは、両者とも、議論のベースが、国家国民の為を思う未来志向の見地から、論議をしているからである。
暫定税率延長法案も、道路特定財源の使われ方に焦点が絞られているが、両者の一致している考えの中には、道路建設の必要性の時代が、制度発足当事と現在とでは違っていると言う事で基本的に、見直す必要があるという事である。そして、バランスの取れた資金配分の中で、総合的な使われ方を論議すべきだと言っている事だ。

此れなら、与党も野党も一致したベースの上立って、そこから話し合われる事になるのだから、当然進展も望めると思う。

しかしながら、与党は、一歩も引かない10年延長を訴えている、その訴えのベースは先ず道路ありきから出発している。
此れに対し野党は「暫定税率廃止」を訴えている、この訴えのベースは道路の必要事情が当初と違うという事である。

しかし、本日の討論で、同じ自民党のしかも元官房長であった与謝野氏の発言であるから、福田総理も、与謝野さんを交渉窓口に話し合えば進展するのではないでしょうか。
この膠着状態を進展させるには、最も良い手段だと思います。

与謝野氏はC型肝炎の時も、打開の道を福田政権に与えた救世主です。今の自民党は伊吹幹事長や、冬柴大臣のあの姿勢では、「進展のない国会運営」となり国家国民に採って大変不幸なことと言わざるを得ません。

自民党の内部も、いろいろ意見が交錯しているようですが、世論調査の結果から見ても
今の主張は、「道路族」に偏ったベースの上に立って主張している話で、結果は国民の反対者が多い事を示しています。
道路族の人にとっては、自分たちの利権を取上げられる事ですから猛烈な反対をするでしょう、しかし、赤字財政に苦しむ国家国民の為を思えば、福田首相の決断が必要になるのです。
族議員の言う事を聞いて、国民への増税で逃げる手段をとれば、未来に大きな禍根を残すことになり、福田内閣の歴史に残る汚点となることをご忠告しておきます。

                       (えびなたろう)