きまぐれ発言

日々変化する世の中をみて、私はこう思う。

中国製ギョーザ問題

2008-02-01 11:47:43 | Weblog
中国製ギョーザ問題      (008.02.01.)

またまた食品中毒問題で、中国製の冷凍食品が問題に成った。今回は日本でも「JTフーズ」と言う一流会社が輸入する冷凍食品で、国内販売に於いても、味の素社や全国の生活共同組合等が扱い、都道府県に置いても学校給食に使われていたから、一般消費者からは信頼を持たれているルートである。
それだけに、被害も大きかったが、消費者に与えるショックも大きかった。

調査によると、中国は河北省石家荘市の食品輸出入集団「天洋食品」と言う会社で、中国では兼ねてからの食品問題に特に検査体制に注意を払っていて「国家品質監督検査検疫総局」の検査に合格しないと輸出が出来ない制度になっている、その中で「天洋食品社」は合格し検疫などの検査も免除措置を受けていた様である。

それだけに、中国側の報道も、問題を大きく取り上げなかったし、むしろ「日本側が中国の悪口を誇張して書いている」と言う報道も一部のウエッブサイト上でなされ、中国の日本への反発のねずよさを感じさせられる報道もあった。

しかし、今年は、中国では北京オリンピックが行なはれる、世界各国から大勢の観客が予想されるが、特に食品関係でこの様な問題が起これば、国家の威信にかかわる事だから中国当局も神経を尖られるのは当然の事で、原因の究明には、日中共に協力して解明する事が必要ではないかと思われる。

しかし、今回日本の対応も情報の伝達が遅れたり、FAX送信ミス等もあり、被害の拡大に繋がった面もあるようで、反省すべきだが、やはり信頼の置けるチェック体制をもう一度見直し対処すべきではないでしょうか。

一般に工場の生産活動に置いて、「品質の良否」に関する問題は管理者の体制が確りしているかで決まり。「生産の量」に関する問題は従業員のモラルによって決まるといわれている。

「天洋食品」社の設備は大変素晴らしい近代設備が成されている様に言われている。
外見状からでは素晴らしくても、経営の中身がそれに伴ってなければ、必ず製品に現れるものである。

                        (えびなたろう)