きまぐれ発言

日々変化する世の中をみて、私はこう思う。

中国ギョウザ問題(4)

2008-02-07 10:41:18 | Weblog
中国ギョウザ問題(4)       (008.02.07.)

中国製冷凍ギョーザ問題で中国国家品質監督検査検疫総局の局長が有機リンサン系殺虫剤「メタミドホス」が混入された実態を、「日中関係の発展を望まない一部分子が極端な手段を取った可能性を排除出来ない」と述べた。

当初は、材料の野菜に残留農薬が付着された物が除去されず製品に混入されたのではないかと疑われていたが、検査の過程で、余りの薬物濃度が高いので、残留農薬程度の話ではない事から、疑いは人為的な混入の可能性が高いと判断される様になったのである。

人為的に混入という事になれば、中国での混入か、日本での混入かという事になるが、局長は中国での混入の可能性は完全否定では無いが可能性は低いと言っている。
また、「分子」と言われている犯人も日本人なのか中国人なのかも明言はしていないが、日中双方に可能性がある事を認め捜査を進めるといっている。

確かに薬物濃度から見て製造工程の作業の中で、混入される事は考えられないので、それ以外のところで、人為的に製品に混入したとしか考えられない。
今後は、更に細部に渡って、科学的な捜査が両国の協力の中で行われるものと思われる。

それにしても、日中関係の不満分子の犯行だとすれば、両国にとって、大変残念な事で
確かに過去の歴史の中では、反日・反中の関係は有ったが、これからのアジアの発展の為には、過去のわだかまりを捨て、両国とも手を携えて、平和なアジアの建設に努力する事が、緊急の課題であると叫ばれているのである。

しかるに、この様な、隠れて、相手を毒殺するという行為は、軽薄な憎しみから発する行為で、非人道的なテロ行為と言わざるを得ない。

これに対しては、日中両国にとっても許せる行為ではないので、徹底した捜査を行って欲しいと思います。
また、マスコミの報道も両国の国民感情を煽るような報道は慎むべきで、この非人道的なテロ犯罪に対して、協調して戦う両国の対応を正しく報道して欲しいと思います。

                        (えびなたろう)