きまぐれ発言

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道路公開討論会

2008-02-20 11:15:07 | Weblog
● 道路公開討論会       (008.02.20.)

昨日東京都内のホテルで、民主党の菅直人代表代行と逢坂誠二議員対全国知事会長の麻生渡福岡県知事と東国原英夫宮崎県知事の4人による道路特定財源に関する公開での討論会が行なわれた。

宮崎の東国原知事は、お笑い業界からの異色の知事で、今までに無い型破りな知事として縦横無尽の活躍をし、素晴らしい人気を集めている。
二言目には「宮崎をドゲンカセニャイケン」と言う土地の言葉で表現する訴えは、土地住民に好感がもたれ、県民からは、「自分たちの知事さん」と言った感じで親しまれている。

どこへ行くにも宮崎県の「お土産」攻勢で、政府与党はじめ中央官庁への挨拶周り等、自らのネームバリューをフル活用して宣伝に貢献している。

それだけに、今回の討論会は、国民からも大変興味を持って公開討論会に足を運ばれた観客が多かったのではないだろうか。

討論会の内容は、東国原氏の「宮崎をドゲンカセニャイケン」の発想から宮崎の道路事情を強く訴え、その必要性のためには、道路財源の確保が必要で暫定税率延長に賛成する意見であった、麻生知事も地方の道路事情から、強く財源の確保を主張された。

民主党の菅さんは、基本的に地方の道路の必要性は、認めているのだが、実態は道路を作るルールが、道路建設の利権に係わっている道路族によって決められ、透明性の無い不公平な決められ方を非難し、公正なルールによって行なわれる様に一緒にルール作りを遣りましょうと、共に協力を訴えておられた。

しかし、東さんは宮崎の道路に付いて緊急な必要性を訴えておられ、当面の財源問題に固執して話は纏まらなかった。

私は、宮崎にそんなに緊急に必要な道路があるのなら、今までに作られている筈だと思うのだが、それが作られていないのは、道路族による建設優先順位が後回しにされていた証拠ではないかと思う。

だから道路を作る決め方が問題なので、県民生活の必要性で決められるのではなく、族議員による利権に係る必要性で決まられてきた物で、菅さんが「決め方が問題だ」と言うのはその事であって、宮崎の知事である東さんにも、この点の改革を「一緒に協力して遣りましょう」と提案されているのです。

要は一般財源にして、国民衆知の中で、公平に必要と認めた物から作るようにすれば、東さんの言う道路はとっくの昔に出来ていたはずですよ。

特定財源と言う隠れたところで、族議員の利権に絡むところが優先されるから、国民生活に直結していない無関係な道路が勝手に作られ、無駄な道路の象徴になっている。従って、国家・国民の目の届くところで、必要性を論議し決めれば、無駄の無い必要な道路から作ることになるのです、だから、特定財源の必要性は不要で全部一般財源化にする事が公正な運用が出来る、正常なシステムなのです。

東さんも、自民党からの「魔の手」に乗せられている様な公開討論会だ。
 
                       (えびなたろう)