日々のあれこれ

現在は仕事に関わること以外の日々の「あれこれ」を綴っております♪
ここ数年は 主に楽器演奏🎹🎻🎸と読書📚

ラ フランス La France

2009-08-31 22:01:49 | とある街のとあるスーパー

おいっす!

俺の名前は、はまうう 浜尾っす!

本名は いくらなんでも書けないっす。

っつーか俺、すぐヘンあだ名付けられるっすよぉ。

俺は、とあるスーパーさくら通り店で、鈴木すず子さんが働き出す数年前から、学生バイトとして働いていたっす。

俺、もう卒業するんで、辞めるっす。とりあえず、卒業論文とゼミと、

まだ単位を取れていない必須科目に情熱をかける覚悟がようやく出来たっすよぉ」

と、南副店長に告げ、さくらを辞めたっすよ。

 

約一年後に、さくら復活してみればっすね~!

約2名、いや、3名か、俺が知らないスタッフがいた。

そのうち、一人は、つばめ君で、俺とおない年だと分かった!

もう一人は、やはり俺とおない年くらいの女子大生で、鈴木さんっていったかな。

お菓子を出しながら、さっそくタメ口で会話したっすよ。

そして、もう一人は、おじさん。

俺と同級生くらいの鈴木さんと、つばめ君には即刻 こっちから話しかけ、話もそれなりに弾んだんですがねー。おじさんは、ちょっと・・・。

おじさんの方から自己紹介してくれることを ちょっとは期待したっすけど。

一週間が経過しても、お互い会話らしい会話が無かったっすから、俺は矢木さんに聞いて見た。

俺が かつては担当していた飲料は、おじさんが毎日、補充しているみたいっすね。

あの おじさん誰っすか?」

おじさん・・・・・?」

矢木さんは、何故か不思議そうな顔をして、考え込んでいるっすよぉ。

俺、何かヘンなこと、言ったっすかぁ~!?

 

おじさんって、誰ね!? おじさんっていったら、高田さんしか、おらんやないの。でも、あんた、昔、ここに居たときから、高田さんは居るんだから、勿論、知っとるやろ? それとも、あんた・・・その若さで、耄碌したんね?」

ち・・・違うっすよぉ。勿論、高田さんは知ってるっすよ。

ほら! もう一人、おじさんが居るじゃないっすか! 飲料出してるおじさんがっ!」

俺は、たった今、おいしい水をバック在庫から運んできて補充を始めた男を指した。

晩年の石原裕次郎の風格そのものの、おじさんが俺たちの前を横切っていく・・・っすよ!

 

あぁ、あれは・・・・」

ほらね~! ちゃんともう一人、おじさんが居るじゃないっすかぁ、と矢木さんに言おうとした、そのとき・・・。

「カトくんのこと? ちょっと、あんた、何を言いよるんねー!!

カトくんは、あんたより若いんよ~!

 

「・・・・・へ!?

俺は、我が耳を疑った。

嘘っすよね?

矢木さんは、いいや、いいや、嘘なんかじゃないんよ、と言いたげに、首を横に振る。

まっ・・・マジっすかぁ? カトくんって言いましたっけ? 俺より若いってことは・・・俺は22歳っすから、彼は・・・21歳っすか? え? 違う? もっと下?

じゃ・・・じゃあ・・・ハタチ・・・とか?

へ?

それも違う?

もっ・・・もしや・・・・十代っすかぁ~ 

俺は驚き余ったついでに、宇宙の彼方まで吹き飛ばされたような衝撃を受けたっすよぉ。

俺の驚きをよそに、矢木さんは言った。

ちょっと、ハマグリくん! 十代で、ここで働き始めた頃は、ラフランスでも通用しただろうけどね。 十代でも、カトくんのように しっかりした子もいるんだから、ラフランスはもうやめよーね!」

や・・・矢木さん、覚えてるっすか? 元チーフが俺に付けた、あだ名のこと・・・?」

もっちろんよぉ~! と矢木さんは喜んだ。

実は俺、自称、いい加減な奴ってことで、通ってるっすよぉ。

シフトはチーフが作成するっすけど、俺のシフト、前チーフは作ってくれなかったっすよぉ。 どうしてですか?って聞いたら、

あぁ、お前は てきとーに、書いとけ!」

テキトーな俺って、シフトもテキトーでいいって感じっすか?

俺が顔では何でもないことのように、へらへらって笑って誤魔化して、それでも結構、傷付いて帰ろうとしたときだったっすね。

チーフが俺を呼び止めて、叫んだ。

あぁ、そうだ! 今日から俺、お前のこと、ラフランスって呼ぶからな!

ラフランス!」

 

「ら・ふらんす?

なーんか、横文字で、カッコいいなぁ、俺にピッタリな響きじゃないっすか! って俺、結構、気に入って、そのあともずっと、ラフランスって呼ばれて喜んでたっすよ。

そんなとき、青果のチーフが西洋梨を差し出して、俺に言った。

ラ・フランスって、これのことって知ってた?」

俺は、洋ナシを数秒間、眺めた。

これ、梨っすよね?

そうだ。梨だ。洋ナシだ。

つまり、お前は、洋ナシ。

ようなし! 用無し! 用が無い!

つまりは 役に立たないってことっすか!?

 

まっ・・・まあ、そういうことだ。非常に言いにくいが。ハマグリがグロッサリーのチーフに、

用無し~、と呼ばれて、嬉しそうに返事をするお前を遠くから見ていることが、心優しい俺には、耐えられなくってよぉ。

つい、本当のことを教えてあげたってわけ。

 

青果のチーフは、そういうと、にやっと笑った。

 

ラフランス~!」

向こうでグロッサリーの当時のチーフ、うさピョンが俺を呼ぶ声がした。

よ・う・な・し・・・・・

 

当時の苦い思い出を矢木さんに指摘され、俺は目の前にやってきた鈴木さんに言った。

俺、すぐにヘンなあだ名、つけられるっすよ。だから、ハマグリくんでもいいっす」

そう? じゃぁ、(ほんとはブログ名だけど・・・)ハマグリくんって、呼ぶね!」

タメ口で喋れる同世代の女性スタッフがいると、いいっすよ。

おじさんかと思ったカトくんは、意外にも俺より年下ってことで、安心したす。

 

その翌日、カトくんの実年齢ニュースに引き続き、更なるショッキングな新事実が俺の耳に飛び込んでこようとは・・・

俺も全く予期できなかったっすねぇ。

 

さくら復活したあとは・・・

ラフランスあらため、

ハマグリくん。

 

俺って 洋梨 (用無し) じゃないっすよね? By ハマグリ 日記@BlogRanking

 

 

 

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政権交代!!

2009-08-31 01:01:10 | Weblog

細川政権以来の・・・政権交代!

しかも・・・民主党のみ・・・で。 細川政権のときは、連立政権だったので、当時の社会党の他、何だったっけ・・・そうそう! さきがけ 何とか党という政党など共産党以外の野党が束になって与党となったのだったわ。

民主党に大いに期待するというよりは、自民に政権を任せたら、もう駄目だわっ・・・とりあえず、野党に政権を委ねてみようではないか・・・っていうのが本音かも。民主党が政権を取ったからには、大いに期待したいと思います。国民として最低限の責任(選挙へ行くこと!など)をこちら側も全うしつつ・・・

では、お休み前に・・・

 

カトちゃんの実況中継

時代(とき)は2006年9月。

場所は、とあるスーパーさくら通り店。

ここで働き始めて2ヶ月が経過した頃だった。

9月といえば、九州では特に大型台風に襲われる時期である。

この年も例のごとく、台風がやってきた。

「夜間バイトの**君、JRが止まって出勤不可能だから、休むって連絡があったから」

電話を切った店長は、心配そうに外を眺めた。

「鈴木さん、帰れなくなるよ!今日は早めに退社したほうがいいよ。私が送ろうか?

ひらっちが心配そうに言う。

「大丈夫よ。今、雨も止んでるし」

末永さんは、思い出したように、台風にまつわるエピソードをしてくれた。

「去年の台風の時、私、朝一番に店長に電話して、『台風だから、休みます!』って言ったよ。休んでもいいですか?じゃなくて、休みます!ぎゃははあ~

この日は結局、ずぶぬれになりながらも、無事、帰宅できた。

その数日後・・・。

9月といえば、もう一つ、台風並みに・・・いや、それ以上に話題になる大切なことがある。

 プレーオフ

福岡ソフトバンクホークス

私の幼なじみは、

ホークスの応援歌、若鷹軍団を聴いたら、故郷に帰ってきたア~って思うよ」

と、言っていたっけ。

この時期は、どこのスーパー、デパートでも若鷹軍団の曲が流れているのが福岡の街だ。

この日のプレーオフは、午後試合開始。

私の勤務は、午後からだった・・・。

な・・・なんでえ~!

職場に着いた私は、店長室を覗き込み、副店長に申し上げた。

 「私、今日、働く気分じゃないんですけど。 プレーオフが始まってるし。帰りたいんですけど・・?

半分ジョークぅ、半分本気な私だったが、南副店長は、真面目な顔で、つっ立ったままだ。

今度は西村チーフに会った。

ホークスのプレーオフみたいから、お休みしますって職場に電話したら、 懲戒解雇ですよね? 台風じゃなくて・・・プレーオフ

机で物書きをしていた西村チーフは、いったん手を休め、数秒間、考えた。

「そう・・・ですねえ

「試合・・・どうなってるんでしょう?」

「ああ、それは、カト君に聞いて下さい」

仕事をしながら、バックへ行くたびに、情報交換をする。

休憩中のスタッフは、携帯でチェックできるのだ

私は、持ってないけれど・・・世の中、便利になったものだ。

「鈴木さん、野球好きですか?」

カトちゃんの質問に、

「はいっ 好きですっ 

と、一歩踏み込んで答えた。

傍目には、私がカトちゃんに、愛の告白をしているように見えたかもしれない。

精肉のペコちゃんが私に話かけてきた。

「今、5点目がホークスに入ったよ!」

仕事中も落ちつかないのは、皆同じ。

バックへ行くと、カトちゃんが興奮状態だった。

「鈴木さん、今、5点目が・・・いや、6点目が入ったあ 松中が打ちましたよ!9回だから、勝利は、いただき・・・

この日は、ホークスの勝利で、いよいよ後一試合を残すのみ・・・。

これに勝利して、三度目の正直で、パリーグ優勝だあ~。

と、意気込んだ。

これもカトちゃんの実況中継のお陰。

 

ところが翌日・・・。

負けた。

大村もズレータも、セーフにしか見えなかった。

審判の判定はアウト・・・。

最後も微妙なタイミング。

翌日、会ったカトちゃんは、げっそりと痩せていた。

「一度ならず、二度も変な判定で・・・。最後の瞬間、 僕、南副店長の車の中で泣きましたよ!

カトちゃんは、夜まで仕事だった為、南副店長の車に備えつけられたテレビで最後の試合を 仕事終了後、観戦したそうだ。

南副店長と・・・?

彼は、全く興味なさそうだったが?

上司という立場上、仕事中に興味を示せないのだろう。

ヒーローインタビューの時、男泣きした松中選手。

プレーオフ敗退が決まった瞬間、同じく男泣きしたカトちゃん。

二人共、かっこいい 

小久保も戻ってきた!

2007年こそは・・・。

常勝チーム、福岡ソフトバンクホークスの優勝だあ。

とあるスーパーのスタッフ一同、ホークスを応援します 

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