日々のあれこれ

現在は仕事に関わること以外の日々の「あれこれ」を綴っております♪
ここ数年は 主に楽器演奏🎹🎻🎸と読書📚

たぬき部長へ

2021-04-27 00:53:14 | とある街のとあるスーパー

たぬき部長へ✉

御無沙汰しております。

かつての部下、鈴木すず子でございます。

昨夜、遅くに久々にたぬき部長にお会いし、言葉を失いましたっ!

久しぶりに カケス

 クリックしてね

久しぶりに カケス もとい 緑のたぬき部長

たぬき部長の 懐かしい ごま塩あたまを拝ませて頂き、このコロナ禍を元気に乗り切る勇気が沸いてきた次第です。

fukurouさんが、部長を久しぶりに木の上でお見かけし、激写されたようです。特に‼ 上から3番目の写真に注目ですっ👍

尚、fukurouさんには許可を得ず、勝手にリンクを貼りました。

これで寂しくなったら、いつでも部長を拝めますねぇ

 

たぬき部長について、もう少し詳しくお知りになりたい方は... 以下の日記をご覧下さいませ。(11年前の部長の姿が伺えます

ワシ健在♪♪

2010-01-09 00:29:11 | とある街のとあるスーパー

今日は仕事を早目に切り上げ、さくらの近くにある書店へ向かった。小さな活字を追うと目がチカチカしてくるため、ほとんど本という本を読まなくなってしまったような気がしておる。ワシが愛読しているものといえば・・・・

最近、ときたまワシ自身が登場するブログを読むか、

或いは西日本新聞等を読むか、

はたまた南くんが副店長から店長へ昇格したときの挨拶文が大々的に掲載された 『とあるスーパーで一番若くして店長になりました。緊張しますが精いっぱい頑張ります! 南慎太郎 』 のメイントピックで、とあるスーパー内外で話題を呼んだ・・・・

とある新聞増刊号! 南ちゃん特集号を読むか・・・・。要するに、『書籍』というものを最近、購入して読むことが無かった。読書家のワシとしては、もう7日も本を読んでいない計算になる。

これはマズイ。非常にマズイ。

そこでワシは本屋へ寄ったのであった。

新刊から順に見て行く。どの本も「あたしを私をワシを買ってぇ~」と哀願しているように見えるのは気のせいだろうか・・・・。 ワシという名の読書家の書斎に是非とも並ばれたいのだろう。そう・・・・・だ。ワシの書斎の本棚のほか、花園バイヤーの本棚にも、今は総務から とあるスーパーの店長になった渡部くんの机の上にも、そして南くんの自宅にも 「こどもちゃれんじ♪ しまじろう と並んで置いてある、鈴木すず子くん著:「とある街のとあるスーパー物語」と共に。

わしには本の気持ちが痛いほど分かるぞよ。まだ、誰も手にしたことがない新刊を買うべきだろうと探していたワシが、ふと、目にしたのは意外にも発売から数年が経過した本だった。

「県庁の星☆」

記憶に新しい人も多いだろうが、映画化された織田雄二主演の名作である!

そう・・・・・あの南くんが まだ新人だった鈴木すず子にお勧めしていた、あの映画の原作であるぞよ。

ワシは迷わず手にした「県庁の星☆」と共に、レジに並んだのであった。

「これ、下さいっ!」

「カバーはお付けしますか?」

「そのままで ええです」

「ポイントカードはお持ちですか?」

「いや・・・持ってないですな」

「失礼致しました。600円です」

ワシは小学館から最初に発売されたオリジナルが単行本化されたことで、お手軽金額となった「県庁の☆」を手に、うきうっき気分で外へ出た。

びゅう~♪

ワシの頬に触れる北風は冷たいが、こころはポカポカである。本当は久々に渡部くんを誘って一杯♪と思い、自家用車ではなくバスで出勤したのだが、今夜は早く帰宅して本を読むとしよう。

ふと、バス停の方を見ると、ワシの自宅方面へ向かうバスが発車したところであった。惜しい! 次のバスまで15分以上、待たねばなるまい・・・・いや、待てよ。次の停留所まで歩けば5分。 あの信号に引っ掛かれば停車時間3分。ワシの鍛えた足腰ならば、走れば間に合うのでは・・・・・だーーーーっしゅ!!!!

ぜぇ、、、ぜぇ、、、、ぜぇ、、、、、。

何とか間に合った!

バスの運転手が驚いた顔をして ワシを眺めた。

「確か、あのお客さん・・・・前の停留所で間に合わず、このバスを見送っていた筈なのに・・・???」 と運転手の顔に書かれておる。ふふふっ・・・ワシは この先 あと何年、こんなことが出来るだろうか。先日、訪れた老人ホームでワシは入居者のおばあちゃまに拝まれた。

「極楽には行ったことがないけんど、お風呂に入れて頂いて、お茶を飲んで、あなたには本当に良くしてもらって・・・こういうのを極楽っていうんでしょうねぇ。神様~~

「わっ・・・・わしは神様じゃ・・・ないですぞ。あなたさまこそ、生き神さまですぞ!」

ワシはそういうのが やっとであった。(←ここ、実話です。相手に対する感謝の心が幸せの秘訣といつも教わっております)

ワシも、あの おばあちゃまに負けないように足腰を更に鍛え、走りこみをすることで極楽浄土への道を遅らせようと試みているのだ。大正、昭和、平成と時代を生き抜いてきた人々の言葉は重みがある。そんなことを思いながら、ワシは本の最初のページを開いたのであった。

県庁の星である主人公が一年間の研修先に赴任するところまでワシは読んで顔をあげた。

派遣先は、片田舎のスーパー。店長が 県庁さんの教育係を店長室へ内線で呼ぼうとするが、逆に「2階の売り場まで来い!」と呼び付けられてしまう場面だ。

「それで・・・・その僕の教育係の方は、副店長ですか?」

「いいえ。パートです

「パート!?

「まっ・・・ぁ、実際のところは しきっていますから、パートといっても裏店長ですね

「・・・・・・・・

ワシは何故か、本を読みながら、「県庁くん」が織田雄二ではなく、固まる「南くん」の顔になり、吹き出さずにはいられなかった・・・・が、ここはバスの中。声をあげて笑うわけにもいかず・・・・。

(とあるスーパーさくらの場合は、教育係は まさしく南くん、その人だったよなぁ)

と、呟くのであった。

いつの日か、南くん主演 「とある街のとあるスーパー物語」を地元ドラマで観てみたいものである。

 

By たぬき部長 

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クリスマスイブイブの夜に…🎄

2018-12-27 18:39:34 | とある街のとあるスーパー

俺、ミナミ。

とあるスーパー勤続25年、最年少で店長昇格後、現在はエグゼクティブマネジャーとして日々、部下の指導にあたっている。

年末のスーパーマーケットといえば、入荷商品がピークに達し、お客様もイノシシのように殺気立つ時期だ。

エグゼクティブとはいえ、身体がなまってはいかんので俺も現場に顔を出し、年末商品の荷出しを手伝っている。特に「こんにゃく」の動向に目を光らせる点は今も昔も変わりはしない。

 

そんな中、俺はかつての上司、たぬき部長から

「是非ともミナミくんに引き受けて欲しい」

と仕事の依頼を受けたのだ。

受話器の向こう側から、たぬき部長のうわずった声が聴こえてきた。

以前、ミナミくんの部下だった鈴木すず子くんを覚えているかね?」

鈴木すず子…。

その名を聞き、俺は無意識の内に身構えた。

確かホークスはリーグ優勝は逃したものの、日本一には輝いた筈。

シーズンオフ、という今の時期、すず子とホークスと「とあるスーパーさくら」を結び付ける物は何もない筈だ。

落ち着け、俺

はい。覚えています。彼女が何か…」

やらかしたのですか?と言いそうになったが慌てて言葉を飲み込んだ。

ごっ…く…ん…。

取材じゃよ。以前、彼女が書籍を出版したことは覚えているかね?」

出版…? 『とある街のとあるスーパー物語』と続編の『俺ミナミ、副店長は辛いのよぉ』だよな。勿論、覚えている。いつの間にか嫁があの本を読んでいて、そればかりか、当時ひよこ組の園児だった娘からも、

「パパ、バレンタインの日なのに、チロルチョコ1個しか貰えなかったんだね…」と同情の目を向けられたものだ。

ロッテのガムを持っている!」

と宣言した西岡は🐯虎へ移籍したのち、現役引退だよな。ハンカチ王子はクビかと思ったら、日ハムファンのカトちゃん綾ちゃん夫妻によれば、「客寄せパンダだから。栗山監督が責任感じて、かろうじて現役続行」らしい。時は流れたものだ。俺の意識が遥か遠くへ飛んでいた、まさにその時、再び たぬき部長の声がした。

「NHK72時間という番組を観たことがあるかね? ニュースブリッジ北九州の枠内で、角打ちヨッシーでも取り上げられることがある、あの北九文化をミナミくんに取材してきて欲しいのじゃよ。ついでに 「きたきゅうで食べるもんじゃ焼き」レポも頼む!

また急に

なんで?(Why?)

俺が?(me?) 

普段は冴え切った俺の頭脳も、この時ばかりは疑問符だらけ…

部長には相当噛みついたが、

「最後に重大発表があるから、この任務はミナミくんにしか任せられないということじゃよ。頼む‼

と、部長に泣きつかれ、俺も腹をくくった次第である。

 

しかし。

角打ちと もんじゃ焼きと 鈴木すず子に 一体、何の因果関係が…?

「とにかく現地へ行けば分かる!」と部長に背中を押され、クリスマスイブイブの日、俺は小倉駅裏へ向かったのだった…。

 

 

続く… (このお話は、一部を除きフィクションでーす by Suzu)

 

 

 

 

 

 

 

 

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ショック! ホークス頑張れ!

2011-07-04 05:32:23 | とある街のとあるスーパー

ミナミちゃん・・・・ ショックでっす!

ホークスが・・・・負けてしまった・・・・・実は俺、ホークスの隠れファンだ。

だが、勤務時間中は、そのようなそぶりは、微塵たりとも部下達に見せたりはしない。これが上司たる者の心得だ。遅番で出勤早々、新人2ヶ月半の分際で正々堂々と?

「副店長、プレーオフを観たいので、帰ってもいいですか?」

などと、のさばる鈴木すず子とは違うぜよ。確かにプレーオフはお昼の12時だったか、1時だったかで、俺も とてもとても気にはなってはいた。しかしだなぁ。

俺は、ちらっと時計に目をやりながらも、全神経は仕事に集中していた矢先に、あれだ。

「副店長、プレーオフを観たいので、帰ってもいいですかぁ?」

帰ってもいいですかぁ・・・帰ってもいいですかぁ・・・・いいですかぁ・・・かあ・・・・カア

俺の頭上をカラスが飛んでいく・・・かア。 皆既日食を横切るカラスの図が見えたような気さえした。あれは・・・。カラスは流石に幻か。とにかくよぉ。余りのドキモを抜くような台詞に、俺は一瞬、言葉を失った・・・。いや、もっと正直に言うと、この冗談とも本気とも理解しがたい台詞に俺はこともあろうか、棒立ち状態になったまま、身動きできずに居た。あのとき以来、俺は何度、固まったことだろう? 固まるミナミちゃんの輝かしいデビューは間違いなくホークスのプレーオフ戦だ。あの年はパリーグがプレーオフ制度を取り入れた最初の年だった。俺のデビューとも重なる訳だ。俺が帰っても宜しいとも駄目だとも返答をせずに固形ミナミ(何処かで聞いたな?汗)のままでいると、鈴木すず子は契約更新に印鑑鈴木を押して安心したのか、るんるんで店長室を出て行った。あと一秒、ここに居たら、

「本気で帰るのなら契約更新取り消します」 と言えたのだが、机に向かってペーパーワークをしていた西村に、

「副店長にプレーオフが気になるから、帰ってもいいですか?って尋ねたら何も言いませんでした。ここへ電話して、ホークス戦を観るので休みますって言ったら、懲戒解雇ですよね?」と、鈴木鈴子が話している声が聞こえていた。なんだ、分かってはいるのか。そうだ! 本気なら懲戒解雇だぜっ! 瞬時で冷凍保存されたかのような俺の身体もどうにか解け始め、心の中で なんだ、ジョークかぁ、と呟いた瞬間、西村は、ちょっと考えて、

「そうですね・・・・。途中経過なら、カトくんに聞いてください」と、返答していた。

西村は元野球部の野球少年だ。きっと俺、ミナミちゃんよりプレーオフに興味があるだろうに・・・。涙ぐましい返答??? そして・・・・何よりもグットアイデアを提供してくれた。西村も俺も上司という立場上、全従業員たちが気になって仕方がない様子のプレーオフについて堂々と語ることができない。しかし、バイト(当時)のカトなら・・・

俺は、部下に 「こんにゃく出して!」と指示を出しつつ、さりげな~くカト周辺を行ったり来たりし、カトの台詞を聞き逃さなかった。

「すずさん!今、松中が打ちましたよ! これで5点目が入りました。あっ、今、6点目が入った!これで勝利は頂き!」

恐らくカトはでチェックしたのだろう。ふと、精肉部門の江原オーラの泉チーフがいる方角へ目を向けると、あっちの方でも 今、点が入ったみたいだ、と盛り上がっている。本心は、俺も仲間に加わりたい。しかし、俺は あの日も我慢の副店長だった。それに、厳しい南副店長と部下達から言われながらも、こちらホークス情報交換部 については、実は黙って見逃していた優しい副店長なのだ。

 

翌日だって、そうだ。しかし、勤務時間が終了すれば、話は別だ。俺は、カトを誘い、自慢の とあるカーの中でホークス最終戦を観た。これに勝てば、ホークスがパリーグ優勝。負ければ・・・・負・け・た。あれは、誰がどう観ても、斉藤和己が打ち取った当たりじゃねぇかよおおおおおっ。しかも、大村も、ズレータもセーフなのにアウトの判定。審判、しっかりしてくれよ。頼む。カトは泣いていた・・・・。俺もこころで泣いた。

8ヶ月に及ぶ鈴木すず子を指導する日頃の業務は、あの日と同じ、涙なしには語れない・・・

そこで、今夜スタートした新連載。

俺、ミナミ@@; 

~副店長って 辛いのよぉ

この看板をみた瞬間、俺は気絶しそうになった。

今夜は悪酔いしそうだぜぇ。

 

 

 

ホークス惜しくも逆転サヨナラ負け。。。。

2日連続サヨナラ。(泣)

がんばれーホークス~!

 

(出版社サイトの掲載中の原稿です♪)

今日は朝8時から夜9時までの勤務。ロングディの始まり。。。すず

ロングディに頑張れクリックを~ 日記@BlogRanking

 

 

 

 

 

 

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出版社サイトにて連載2日目♪

2011-07-02 07:28:02 | とある街のとあるスーパー

「とあるスーパー」でお馴染、かとう綾子ちゃんのイラスト♪

 

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http://goodbook.jp/newpage128.html

 

★ディベート★(注意:このブログに今回掲載している記事は、出版社サイトには記載されていませ~ん)

2009-09-13 09:21:21 | Weblog(初出場日)

う~~ん・・・・。

大変、困ったことになった・・・・。

本社に入ったクレームの中に、

『朝、入荷された豆腐は 日付けが新しい物から、朝一番に手前に出すこと!』

という内容のものがあったそうだ。

これは 『先入れ先だし』の崩壊を意味する。

商品の棚に並んでいるものは、一番奥が新しい商品、手前が古い日付けとなっている筈。

お客さんが奥から商品を引っ張り出して、手前に放置したり、

交ぜたり・・・ということもあるため、一概には言えないが。

 

いつも、『先入れ、先出し』 の徹底を現場で部下たちに指示している俺、副店長的立場から言えば、これは非常に困った事態なのだ。

 

しかし、本社が こうすると決定したことは絶対なのだ。

とりあえず、日配商品の内、豆腐、牛乳、納豆の3点セットは、

その日の入荷商品を 朝一番に店頭に並べる。

古い在庫は 冷蔵庫に引っ込めてでも・・・・ということになった。

 

これは 現場としては困る。

入荷日に はけなかった生ものの在庫が 翌日にはバック在庫になれば、廃棄の運命・・・・

俺は、課長に申し立てをしたが、受け入れてはもらえず・・・。

 

たった一人のお客様の要望を受け入れることになった。

俺は、とても辛い指示を部下達に出すことになったのだが・・・。皆、素直に指示通り、動いてくれた。

そう・・・・ただ、一人を除いては・・・・

 

日曜日の朝。鈴木すず子が俺の元へやって来た。

内心、どきっ!

副店長、おかめ納豆ですが、夜間バイトくんが補充してくれたようで、3段重ねにいっぱい出してあるので、今日の入荷分の納豆はすべて冷蔵庫に引っ込めました。あと、数時間したら、売れて店頭に出してある納豆も減るでしょうから、そのとき今日の入荷分を補充します」

すず子は、俺が当然 Yes と答えると確信しているかのようだ。世間の常識、俺の常識、スーパーに勤める人間としての常識では、確かにそうだ。

だが・・・今日から方針が変わったのだ。

「駄目! 」

俺は、ひとまず、強い調子で返事をした。

「今、売場に並んでいる納豆を一旦、冷蔵庫に引っ込めて、今日の入荷分を出して下さい」

どうしてですか?」

 

ここから 俺と鈴木すず子との間で、

なが~い 欧米式ディベートごぉ~ん が始まったのだが、これが なかなか・・・・面白かった と、今なら言えよう。

 

本社の決定事項  中間管理職の俺  現場の部下

 

本社は俺にとって上司であり、

現場に居る俺は、現場のことを熟知しており、

中間に挟まれた俺は、一番辛い立場なのよぉ。

 

俺の本心は、大きな声では言えないが、これまで通り、「先入れ、先出し」を続行したい。

しかし、上の決定事項を現場へ下ろすことが副店長の役目である。

ここが辛いところだ。

 

皆さん・・・ディベートってご存知っすか?

欧米の高校などでよく行われるディスカッションの練習ですな。

クラスを2つのグループに分け、議題を決めて、議論を戦わせ、勝ち負けを決める。

まずは、今回の議題:

  フレッシュミルク、納豆、豆腐は 朝一番に新しい物を店に並べる。日付けの古い物が棚の奥。或いは冷蔵庫へ引っ込める。つまり、先入れ先だしの崩壊。

グループ分け: 賛成派 俺、ミナミ(内心は反対

          反対派 鈴木すず子、 途中参加のハマグリくん

 

 ぐお~~ん、試合開始のリングがなった。

鈴木 「あと数時間したら、今出してある納豆も売れて棚が空くから、その後今日の入荷分を出したら何故、いけないのですか? 日付けが古い方が残ってしまうのに・・・。」

俺ミナミ 「オープン前、わざわざ朝一番に お店へ来て並んでまで納豆を買おうとして下さっているお客様に、最も日付けが新しい、新鮮な商品を届けることが大切です」

鈴木 「でも、そんなのお客さんに黙っていたら分からないのに。」

俺ミナミ 「鈴木さんはお客様を騙すのですか?」

鈴木 「そっ・・・そんな・・・・騙すだなんて・・・・何も今、綺麗に並んでいる商品をバックへ引っ込めてまで・・・期限が切れているわけでもないのに、たった一日違いで・・・じゃあ、カップラーメンも今日の入荷分を前から並べた方がいいってことになりますよね??」

この辺りから、急にヒートアップしたと記憶している。本当は、もっとお互い色々意見を述べていたのだが、ここでは省略しよう。

俺ミナミ 「じゃぁ、鈴木さんは、とあるスーパーの制服を着ていながら、本社の決定に背くのですか

鈴木 「本社の方針は、分かりました。でも、副店長は本当はどう思っているのですか?」

痛いところを突かれ、一瞬、本心を口にした。

俺も課長に相当噛み付いたよ!」

俺が鈴木すず子を黙らせる、とどめの一言を発した直後、(秘密ね)

それまでポップの整理をしながら、黙って聞いていたハマグリが言った。

古い在庫を引っ込めて、新しい在庫を出せっていう、あれでしょう? 俺も納得してないっすよ!」

 

ここで、鈴子は言った・・・・。

副店長が一番辛い立場ですよね。本社と部下の間に挟まれて・・・」

すず子の台詞にハマグリも苦笑した。

とりあえず、こういう流れてやってみようってことになったから・・・」

 

こうして世紀のディベートは幕を閉じた・・・・。

鈴木すず子によると、俺は欧米人を相手にしても、立派にディベートで優勝できるディスカッション能力を身につけているらしい。何と言っても、本当は反対意見だが、トピックに賛成する意見を次々に述べることが出来るのだから。

頭の回転が速い、ということだ。

店長室の まん前で かなり静かに話し合っていた為 他の部門の従業員たちも、振り返りつつ、注目を浴びてしまった。

 

ディベート終了後、青果のチーフが俺に言った・・・・。

「すぐキレル男、副店長。最初はみんな、この笑顔に騙される!」

「・・・・・・・

 

おっ・・・俺は・・・キレタわけではない!

決してキレタわけでは・・・。

ただ、気が付けば本気モードで議論していただけなのだ。

 

欧米諸国では、ごくごく日常的な上司と部下がお互いの意見を交換しあうという光景も・・・

ここ日本では珍しいことかもしれない。

まっ・・・・まぁ、俺の立場は辛いのよ。

いわゆる板挟み状態でよぉ。

 

しかし、店をより良くするためには、色々な立場の人の意見に耳を傾けることは大切だと思っているから、これからも宜しく頼むよな。

ミナミ  それぞれの立場、それぞれに真剣だと思うよ、うん。

 

The supermarket さ・く・ら☆
ブログの開設から 1296 日

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俺、ミナミ@@; ~副店長って辛いのよぉ~ ブラックモンブラン編

2011-07-01 01:29:26 | とある街のとあるスーパー

俺、ミナミ@@;

名前は、もうある。

そのまんまミナミちゃんだ。

愛読書は今も変わらず明治の文豪、

夏目漱石、著:『我輩はちょびである』

ちょび嬢

もとい、『我輩は猫である』 だ。

俺は今夜も徹夜で 『お客様の声』に名(迷)回答を書いていた。

これも副店長の大切な仕事の一部だ。

例のクレームについては、例のごとく、鈴木すず子が俺に代わり、

『とあるスーパー本社の裏側に牛舎を建てたら良いでしょう。そこでモーさんを飼育し、フレッシュミルクを朝一番でお届け♪』

と回答したため、更なるクレームが舞い込み、上司の俺はクレーム処理に追われた。副店長って辛いのよ。

今夜は今のところ、無理難題なお客様の『声』は、どうやらないようだ。

俺はスラスラ~と真摯に回答を書いていく・・・。

いやぁ、今夜は調子いいぜ。

これなら日付けが変わる前に仕事が終わりそうだ。

いつの間にやら俺は、シルバーウィークには娘と何処へ行こうか・・・と考え始めた。

秋の行楽かぁ。

夏なら水族館だが、秋なら動物園? いや、遊園地? 有給休暇が取れれば、スイスなんていいかも・・・いや、ちょっと遠いなぁ。日本アルプスなら可能か・・・。

アルプス山脈の山々の風景が、俺の目の前に広がった・・・。

そうだっ!

仕事帰りに ブラックモンブランを買って帰るとするか!

俺と娘の分、2個でよいだろう。(嫁にはもっと高級なアイスを・・・

俺は心の中で呟きつつ、手元に視線を落とした。

お客様の声は、あと数枚だけ残っている。

これらは自宅へ持ち帰り、娘が起きている時間内に帰宅するとしよう。

俺は2枚のお客様の声を内ポケットにしまい、従業員出入口から外に出ると、俺自慢の『とあるカー』で近くの24時間オープンしているスーパーに立ち寄った。

ところで、ブラックモンブランって、今、いくらだっけ?

俺が幼いガキの頃は、50円玉一つで買えたアイスだったのだが・・・?

そんなことを思いながらアイス売場を覗くと、超運が良いことに、週末は すべてのアイスは4割引きというポップが目に入った。

これなら50円でも、1個は買える!

いつだったか弁当を買おうとレジに並び、財布を開けると50円玉一個しか入っておらず、非常に恥ずかしい思いをしたことがあった。

さらに恥ずかしかったのは、俺がつい ぽろっと鈴木すず子に話してしまったことで、

副店長、小使い50円しか持たされていないんだ。せめて、職場では威張らせてあげよう~

などと言われたことだ。

今回は、そんなことはあるまいと、財布を開けた俺は、愕然とした。(ここからフィクションです?)

今夜も何かの手違いで、財布の中には50円玉が一個のみ・・・。

俺って辛いのよぉ。

もっ・・・モンブランが・・・50円では、一個しか、買えない!

俺は、アイス売場を行ったり来たりしながら、しばらく考えた。

俺は今夜、ど~してもブラックモンブランが食べたいっ!

食べたい、と思ったら、とにかく食べたいのだ。

だが、俺独りで食べるのは気が引ける。

何より娘と一緒に同じものを食べたい。

俺は再び売場のブラックモンブランを覗き込み、じ~~~と見つめた。

俺に透視能力でもあればなぁ。

どれが当たり! なのか、分かれば小使い50円でも、何も問題はないのだが・・・。

ここは、いっちょ~この俺が、見事!! 当たりを透視してやるかぁ。

と、意気込んではみたものの・・・

実際には無理だ。

俺は、ため息をつきつつ、何故か無意識の内に、退社前にポケットにしまった筈のまだ、目を通してはいなかった、最後の数枚のお客様の声を取り出した。

 

とあるスーパーさんへ
「ブラックモンブランの当たり☆を見つける方法を、こっそり教えて下さい」

こっ・・・これは・・・!

まさしく、今の俺の疑問ではないかいっ!

しかも、子供の字で書かれてある!!!

すべてのブラックモンブランを開封して食べてみるしか、ないですわ。

しかし、これでは予算オーバー。

50円じゃ、おさまりきれないですわぁ。

何方か、明案なかですかい?

俺は、数ある売り場のブラックモンブランの内、ひときわ『ワシを買って! ワシ、ワシ!』と、買って頂戴オーラを漂わせているブラックモンブランを透視能力により? 探り当てた。

可愛いおこちゃまの 『お客様の声』に、俺、ミナミちゃんも思わず微笑む。

こ~んなお客様の声なら、いつでも歓迎するぜぃ。

 

尚、この 『声』は、実際にエフコープ生協に寄せられたものだそうです。(ここから、すず) 生協の岳さまから過去記事のコメント欄に頂いた『声』を元に、このお話を書きました。 実際には、どのように回答されたのでしょうね?? 其処の貴方っ! 名案があれば、教えてねん。 By すず

追伸・・・ 2009年9月初登場記事より抜粋。いや~懐かしいねぇ。北部九州は昨日、午後から雨でしたが、梅雨明けすれば、夏本番☆ そして九州佐賀で生まれたアイス、ブラックモンブランの季節たい!

そして本日、2011年7月1日よりgoodbook出版社サイトにて、「とある街のとあるスーパー物語」の続編というよりは、姉妹編が遂にスタートしましたぁ パチパチパチッ

その名も「俺、ミナミ@@; ~副店長って辛いのよぉ~」です。

南副店長(当時)が大活躍する物語をお楽しみ下さいませ~

あ・・・それからね!

この連載は、この一カ月間、紙の本の書籍化が決定した場合の予約受付中です。 500冊を超えれば100%の確実で皆さんも手元に書籍として届きますのよ わくわくドキドキな企画でしょ? 是非、注文予約して、南副店長を貴方の手元に置いて下さい。 仕事って、色々あるけれど、愉快な職場の仲間がいて成り立つ楽しいもの。 それを思い起こさせてくれる本に仕上げたいと思っております。 南副店長(現在はスピード出世し、店長ですが)を応援してね

毎日更新される出版社の掲載サイトはこちら(ご予約も こちらから)

http://goodbook.jp/newpage128.html

 

すず

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ワシ、たぬき部長~坦々麺のファンなのよぉ~

2011-06-10 19:09:52 | とある街のとあるスーパー

 そろそろ昼どきだ。ワシはいそいそとマイワイフが作ってくれた愛の手作り弁当を広げた。 いつもなら、売り場へ出向き、日清食品の坦々麺をゲットするところだが、今日は違う。

 実はつい先日、いつもの様にマイワイフがNHKあさイチを見ていると、伊藤ハムのハム係長とやらが紹介されていたらしい。 ワイフが言うには、それはそれは大人気のゆるキャラというではないか! 会長でも社長でもなければ、部長でもない。 役付きとしては、下々に近い立場の係長・・・おっと失礼! 何でも近付き難さがなく、とっつきやすい係長というのも一般の主婦達の間で人気なのだという。 ワシの愛妻ですら、ワシを差し置いて「ハム係長」とやらに夢中になっている。 これから毎年 「歳暮は伊藤ハムの詰め合わせにするわ~ん」と今から決め込んでいるくらいだ。ハム係長と伊藤ハムの詰め合わせ。。。あの、ゆるきゃら人形の『かぶり物』をカト係長にかぶせ、売り込みをすれば中々絵になるかもしれない。 とあるスーパーでも今年は伊藤ハムの詰め合わせセットを3倍発注かけておくとしよう。 そして忘れてならぬのは、東北の酒やビールも歳暮用に発注することじゃな。 この二つの目玉商品で、今年の歳暮商戦、売上アップ、間違いなしじゃな。 東日本復興支援に とあるスーパーも一役かうことができれば、ワシとしてもこの上なく嬉しい。 下半期は益々忙しくなるわい!

 おお! ところで、読者の皆さん!  ここまでお読みになられた皆さんは、きっと、長年の読者の方を除き、ワシのことを御存知ではなかろうな。 では、ここで自己紹介をしておこう。 ワシは、とあるスーパーたぬき部長として絶大なる人気者であるからして、今でもワシの『特集をしてほしい』という読者さまからのリクエストを極秘に受け取ったりしていてだな・・・筆者の鈴木すず子くんは、すでに とあるスーパーを退職しているため、遠慮しているらしいのだが・・・今日はスペシャルバージョンとして、ワシを登場させてくれることにしたのだという。 すず子くん、忙しい中、すまぬなぁ。。。

 妻がハム係長ファンになったことで、ワシの弁当の中身に影響を及ぼしている。人気にあやかり、「ゾウさんウインナ」やら「ブタさんウインナ」やらが入っているのだ。 最近では、パンダちゃんウインナや、牛さんウインナ、はたまたウサギさんウインナは勿論のこと、トラさんウインナなんかにも挑戦しているのじゃよ。 皆さんにお見せしたいところじゃが、ワシのお腹に首尾よく収まったのじゃ。 すまぬのう。。。 お披露目は次の機会とさせていただくとするか。

  では、ワシは今から 「とある街のとあるスーパー 番外編 坦々麺をゲットせよ!」の試写会に参加することになっておるから、これにて失礼するとしよう。

  ハム係長か・・・・

  たぬき部長であるワシのライバルになるであろう予感が・・・・漂っておるわい・・・・・・

  こうしちゃ いられねぇ・・・・・

  久方ぶりのライバル出現に ワシも多少なりとも 燃えておるぞよ。

  では、今日のところは、これにて失敬いたす!

 

         たぬき部長より

 

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5月9日(月)のつぶやき

2011-05-10 01:16:09 | とある街のとあるスーパー
06:59 from web
おはようございます! よい目覚め♪
07:00 from web
RT @itoi_shigesato: 「人のため」とか「社会のため」とか言わないで、「じぶんの勝手」としてやってるんだと思えるかどうか? そこが大事だという気がしてます。「じぶんはいやなんだけど、人のためにやってる」なんてことには、人間は向いてないもの。
07:01 from web
RT @itoi_shigesato: なんにつけても「じぶんの勝手」としてやってるんだと思ってる人なら、同じことをしてない人を責めたりもしない。‥‥なんてことを、ぼくが言ってるのも、ぼくを生きやすくするために言ってるわけで。それが、他の人のよろこびと重なるところが多けれ ...
07:04 from web (Re: @itoi_shigesato
@itoi_shigesato 糸井さんがおっしゃっていること…凄く良く分かる! だって自分が何かに取り組むとき(世間では時としてボランティアというけれど)と同じだもの。仕事も結局、同じだよね。
08:35 from goo
ブログ更新☆ 点字図書に触れて #goo_goodbook_2007 http://goo.gl/784GO
09:50 from web
では、行って参ります~今日も皆さんにとって素敵な一日となります様に・・・!
by suzumayou on Twitter
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魔法の電話

2011-03-08 01:22:05 | とある街のとあるスーパー

  私が小学生の頃、週末にデパートへ行くことは、特別な行事だった。

屋上にはメリーゴーランド☆がある。

着せ替え人形のように 扱われることは嫌だったが、「デパートへ行くよ」と聞けば、お出かけ気分になったものだ。

 5歳になると、毎週、ヤマハオルガン教室に近所の幼馴染3人と親達と共に通っていたので、当然 グループレッスン後はデパートに立ち寄ることになる。

親たちが食料品を選んでいるあいだ、私達3人は、ベンチに腰掛けて、ソフトクリームを食べながら、お喋り。

年長の女の子3人。 一年後には、小学校1年生の3人。

それでも危険を感じたことはなかったし、親達も、「誘拐される」なんて、思ってもいなかっただろう。

子供たちだけで公園で遊ぼうが、デパートにいようが、安全な世の中だったということだ。少なくとも、今よりはずっと!

 熊本で起こった事件には心が痛む。社会福祉学科の学生だと聴き、余計に唖然となった。「人のためになる仕事をしたい」と言っていたらしいが、それが、どうして、このような事件を起こすことになるのか。人の命を何だと思っているのか。身体中が凍りつく。

 話を元に戻し…デパート!

私が小学校6年生の冬、従妹と叔母が遊びに来た。 一緒に出かけた場所は、あの・・・憧れのデパート、そごう! (おさむちゃん店長、懐かしいでしょ? もしかしたら、さくらで出逢う以前に、そごう ですれ違っていたかもね

当時は、「S O G O そごう へ 行こう~♪ 」と皆が口ずさんでいた。

「素晴らしい~ Y M C A 」 …のようにね♪

私達は、ごくごく自然に 「子供3人組」 と 「大人の二人」に分かれて行動していた。いや、店内を見て回っていたのだ。

だって、大人がみたいもの、子供がみたいものって、異なる。

私達3人、小6、小3、小1は、当時、流行していた(今もかな?) Hello, Kitty や キキララ、つまりはファンシーショップを見ていた。

そのとき、店内放送が流れた…

「迷子のお子さん… 北九州市、どこどこから お越しの 鈴木すず子さま、お母さまがお待ちです。サービスカウンターまで・・・」

私は、その時、思った

迷子・・・? 小6の私が・・・?

親達も、機転が利かないなぁ。

週末の行先って、そごう くらいなんだよ。 どんだけ同級生がきているか、分からないのに。模試、誰かに聞かれていたら、学校へ行って、笑いものじゃ~ 

「6年生が迷子になったん?」って。

ど~せなら、名古屋からきてる、従妹の名前で呼び出せばいいものを・・・この土地で従妹を知っている人は、誰もいないんだからっ。

アホだなぁ…大人のくせに。 (言葉は悪いけれど、当時の私は、心の中で、そう思った、ほんとうに)

サービスカウンターに到着し、「なんで私の名前なんねぇ~?」と母に文句を言うと、

いいやないね! 3人の中では、すずが一番大きいんだから」

と、まだ、分かっていない。 

大きいからこそ、迷子で呼び出されるのは 超恥ずかしい!!!という 心境を…。

歳をとって、大人になれば、繊細さも消え失せて こんな風に ずうずうしくなるのだろう、、、と生意気にも12歳で悟ってしまっていた・・・

あ~こんなに早く、大人にならなくてもいいのになー、私・・・って。

女の子って12歳にもなると、結構、周囲を見る目も冷めてくる。 かえって さくらで働いていた頃の方が 私って熱かったくらいだわ・・・キャハハッ 

 あれから何年も経過し、「ちびまるこちゃん」の放送が始まった。

妹と二人でみていた私は、あまりにも驚き、一瞬、言葉を失った

デパートで迷子になった まるこ。 お姉ちゃんの名前を告げたのだ。学校へ行った姉は、「6年生が迷子になるなんてさ~」と男子にからかわれることになる・・・・

似ている! まるこ&姉の関係は、私達姉妹の関係と そっくり~で。妹の結婚式で行ったグァムでは現地ガイドさんから、「ちびまるこの お姉さん」と呼びかけられた。 「はぁ・・・わたしが姉って分かるんですねぇ

 

更に…更に! ときは流れ~~~トキは平成。

現在小学校2年生の甥っ子、ゆうちゃんから聴いた話だが・・・。

ゆうちゃんと両親、つまりは私の妹と旦那の3人で、家電を見に電気店へ出かけたときのこと。

ゆうちゃんの 「両親が迷子」になったらしいのだ。

仕方なく、甥っ子は、迷子になった両親を店内放送で、呼び出して貰うことにしたらしい。

そこで、サービスカウンターへ向かった。

すみません! ボクのパパとママは、迷子になりました。 野下 武雄と タケコといいます」

これを聞いた店員さん。

さぞかし、可笑しかったことだろう。

「迷子のご両親のお呼び出しです。 京都府からお越しの・・・」ってさぁ。

実際には、放送される前に妹が 駆け付け、止めたらしいんだけど。

傑作じゃ~~~

 

28年後・・・ひよこ町のひよこスーパー:魔法の電話

 

では、昨日の童話の続きです 上記をクリック

 

すず

 

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「行かれますか?」

2010-12-21 16:31:27 | とある街のとあるスーパー

 もうすぐクリスマス。

そして忘年会の季節ですねぇ。

先日、新聞に「日本の忘年会は上司が喋り、部下はあいづちを打つ場であり、コミュニケーションとはいえない」っていうアメリカ滞在中の精神科医の先生のエッセイが掲載されていました。

成程~そういう面も大いにあり。私は普通のOLというか、会社勤めをしたことがないので、忘年会とは殆ど縁がない方だといえます。でも、ブログを通じて「会社の忘年会」の様子を読ませて頂いたり、毎年、この時期、楽しませて頂いております。(AKさんのブログの『御ねえ様とか』)

中には年頃の女性が少ない部署もあるでしょうけど、会社の忘年会は、「気になるあの子と話すきっかけになるかもっ♪」という要素も男性にとってはあるんだなぁとか(笑)

「とあるスーパー」では忘年会は一度もなかったし、今の職場の忘年会は先月、少し早目にすでに終わりました。 そんな「忘年会と縁が無い」私ですが、ちょっと想像を膨らませて、ショートショートを書かせていただきま~す。ただし、何か「きっかけ」が欲しい男性の立場からではなく、何も知らない女性の立場から。単純明快に。

 皆さん、楽しいクリスマス、そして「わいわいと忘年会」をエンジョイしてね♪

 

 『行かれますか?』 (タイトル)

 ポットにお湯があることを確認してから、部屋の電気を消す。もう、ほとんどの人がこの時間帯にはお昼休憩を終えている筈だ。でも、もしかしたら、誰かが遅れて階段を駆け上がってくるかもしれない。そんな「誰か」の為に、お湯がなくなりかけたポットに水を注ぐと、私はキッチンを出て、休憩室の扉を閉めようとした、その時だった。

 「あっ!」

 「えっ?」

誰かとぶつかりそうになって、慌てて一歩、後ろへ下がる。ほら、やっぱり。もう時刻は3時を過ぎているけれど、きっといると思ったんだ。仕事が忙しくて休憩時間が遅れる人が。良かった、お湯、、、と思いながらあらためて相手の顔を見た時、私は心臓が止まりそうになった。

 「なっ、何なの、その顔!」

 最初は薄明かりの中で、はっきりと相手の顔も見えなかったが、段々と目も慣れてくる。男性は確か、総務課の…名前は出てこない。でも、顔見知りではある。ただ、私が驚いたのは、彼の顔が平安時代の美女のようにメイクアップされていたことだった。頬紅がなんて、赤いこと! まるでリンゴみたい。

 「あ~ぁ、とんでもない顔、みられたなぁ。俺、こういう趣味がある訳じゃないですから。出し物なんですよ、忘年会」

 「あ、あぁ、そうなんですね」

答えながら相手の顔をまじまじと見る。普段は稀に廊下で会って、会釈する程度。こんなに相手の顔をじーーっと見られるのも、平安美女に大変身しているからこそ、なのよね。何だか、可笑しくて、お互い顔を見合せながらケラケラ笑い転げた。

 「鈴木さんも着てみませんか? このミニスカ」

言われてみて、初めて相手の顔ではなく、下半身に視線がいった。

ミニスカ…。確かに短い。でも、これって、元々ミニスカートってデザインじゃない。体格がいい男性が着ると、こうなっちゃうんだろうなぁ。

 「俺が着るとレスラーみたいですよねぇ。鈴木さんが着た方が…」

独り言のように休憩室の出入り口に設置されている等身大の鏡に向かって喋る男性を はっとしたように私は観た。

私の名字、知ってるんだ。あ、ネームプレート見たのかなぁ。私も慌てて相手のネームプレートを確認しようと、鏡の中の相手の胸元を見る。あ、駄目だ。ミニスカ衣装に合わせてか、いつものワイシャツじゃなかった。

 「俺、ハマグリっていうんですよ、名前。30超えた今は、俺も真面目に会社員してますが、学生時代は都会で年上の女性や上司にもタメ口で話しかけてましたよ。あ、そうだ。イベントなんて、俺のお家芸って感じで、節分の日には、鬼の衣装を着て海苔巻き巻いたりしてましたっけ」

 面白そうな人だな。普段の『総務課』っていう、上層部で、近寄りがたい部署の人だと思っていただけに、いつも廊下で見かける人の印象がかなり違ってみえた。鬼の衣装だって。きゃはは。彼なら案外、似合うかもしれない。それに昔はタメ口? 信じられない。だって、綺麗な丁寧語で話すんだもん。私のような入社1年目の社員にまで、こんなに親切に。そんな印象を正直に伝えると、彼は笑いながら言った。

 「俺がバイトしていたとき。30半ばで学生にしかみえないパートさんがいたんですよ。俺、てっきり俺と同い年くらいだって信じ込んで、タメ口きいてたら、タメ口って何? って意味まで聞かれましたよ」

話を聞けば聞くほど愉快な人。時間を忘れて彼の話に聞き入っていると、急に彼が数回 瞬きした後、声を顰め、ちょっと遠慮がちに言った。

 「ところで、あの・・・。行かれます・・・か? 忘年会」

忘年会。実は欠席にしていた。その日の深夜までに仕上げなきゃいけない仕事があったからだ。

 「いいえ、あの…。仕事があって…」

口ごもりながら答えると、彼は小さく肩で息をして、「そっか…」といい、力なく笑った。

鏡の中の彼の背中と目が合う。

 「あ、でも。今日から仕事、2倍速で進めます☆ ハマグリさんの出し物、なんだか見なきゃ損っていうか、年を越せない感じ」

そういった瞬間、気のせいか、彼の背中がシュンと伸びた気がした。

 

おしまい

 

 

 みなしゃん、忘年会の出し物でお忙しい方、頑張って~ね☆ 恋は突然やってくるかも~です。現在、恋してない「すず」がいうので、何の保証もありましぇんが。

すず

 

 

 

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俺が持っているもの

2010-11-08 17:17:23 | とある街のとあるスーパー

 今年も衛生週間が終わり、「標語」「ポスター」「チームワーク賞」その他の入賞作品及びに受賞者の発表祝賀会が本社で行われた。
店長の俺も勿論、このう店代表として参列していた。
 毎年、この時期になると、検索ワードNO1となるのが、『衛生週間の標語』だ。
人気記事ランキングの入れ替えは多少、あるものの、秋には再びトップに躍り出る。
そのくらい世の人々は『衛生週間の標語作り』に頭を抱えているのだろう。

 ちょっと待て! お手ては意外と バイバイき~ん♪

俺が「さくら」の副店長時代に書いた標語が今年も読まれ、お茶の間では、こう言われているのだろう。

ゆうちゃん、おやつの前に石鹸を付けて、きれ~に丁寧に手を洗いましょうね。
ほら、正義の味方、南副店長も、そういっていたでしょ?」

「は~い

「いい子、いい子ね、ゆうちゃんは

俺が物思いにふけっていると、たぬき部長の声が俺の頭上をコダマした。
 では、このう店、店長からひとこと、お言葉を頂戴しましょう」

いつの間にやら受賞者に表彰状が与えられ、ときは祝賀会へと移行していたのだ。
目の前のテーブルに並べられたビール にちらっと視線を落としながら、俺は しずしずと…歩行を進めた。

俺が一歩、また一歩と進むたびに、皆の視線を釘付けにしていく。

(あの、ユニークな標語を書いた南さんだよね? どんな面白い挨拶をして下さるのかしら?

女子社員達の熱い期待に答えるべくして俺は遂に壇上に登りつめた。

おっほん

(ごくん

ピーンと張りつめた空気。

女性社員を中心とした俺の取り巻き。

度胸が据わった筈の俺の鼓動がにわかに早くなりだした。

ドクンドクンドクンドクン、、、、、

元ひよこ組の親愛なる娘よ!

実は小心者「かもしれない」パパに勇気をおくれ

タヌキ部長と目が合う。
その瞬間、緊張感も最高潮に達した。

俺は冷や汗を拭おうとポケットに手を入れた。
スーツのポケットをまさぐるが、ハンカチは…何処だ、何処なんだ!?
世の中、ハンカチ王子の時代が来たと言われている。
それなのに俺は、こんな大事な壇上で 肝心のハンカチを忘れてくるとは(汗

あれ、南さん、なんだか様子がおかしいわね? いつもなら、こういう盛り上げの場は得意な筈なのに。
そんなざわめきの中、俺は遂に腹をくくった。

俺はハンカチを探しつつ、落ち着け、落ち着け、こんな時こそ、ハンカチ王子を見習わなければ! と自分に言い聞かせる。

「俺は…
今日まで、
南は何か持っている! と言われ続けてきました。

そして、今日、それが何なのか、遂に分かりました」

ピーンと張りつめた空気が俺の額の汗を拭う。
かつての俺の直属の上司だった、チキンラーメンに凝っている店長も、ニッシー&ミナミとして、かつてはコンビを組んだ西村も新店舗から駆けつけてくれていた。
彼らも見守る中、俺が言うべきことはー

「すばらしい仲間、つまりは上司、部下、同僚の皆様と、、、ごくん」

その時だ。
さくらを去った筈の鈴木すず子が呟く声が聴こえたのだ。
なんと!
奴は、俺の目の前のテーブル席から俺を見上げていたのだ。

「そうなのよねぇ。南店長、いつもポケットの奥に何か隠し持ってるんだもん」

ハンカチを探していたポケットの奥で、その時 俺の手は何かを探り当て、カサッと音がした。
ここでやらねば、男じゃない!
そう決意を固めた俺。
腹をくくった俺。

秘密を暴露することは不本意だが、やるしかない。
「これです!」

俺はポケットの奥に忍ばせておいた例の物を握り締め、高々と皆の衆にお披露目したのだ。

しーーーーーん。。。。

一瞬の静けさの後には爆笑の渦が待っていた。

「ちっ・・・チロルチョコ、1個



一度は禁煙に失敗した俺が、煙草の値上げで再びトライした末に、常時肌身離さず持参しているもの、それはハンカチではなく。

口寂しくなったら、チロルチョコをそっとポケットから取り出す。

南さん、常に何か持っているのよねぇ。。。。と不思議がっていた俺のファン達よ。
俺が肌身離さず持参しているものとは。
胸ポケットに忍ばせた娘と嫁の写真。
そして、ポケットの奥にはチロルチョコ。

あ~ここで白状してすっきりしたぜ。

「では、ちょっこし悔しい気もするが、ロッテの日本一おめでとう。
西岡も俺と同じくポケットには常に何かを持っているそうだ。

ロッテのガムだそうだ。

これには無条件納得!! の俺。

俺も ちょっこし西岡の『洒落』を拝借した。


来年はホークスが完全優勝および、日本一を頂く。
では、かんぱ~い

みなみ

鈴木すず子の著書、「とある街のとあるスーパー」も宜しく。http://goodbook.shop-pro.jp/?pid=22661041


今月中に新刊も遂に登場。

↓ ↓

http://goodbook.shop-pro.jp/?pid=22667740


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