日々のあれこれ

現在は仕事に関わること以外の日々の「あれこれ」を綴っております♪
ここ数年は 主に楽器演奏🎹🎻🎸と読書📚

今日一日の流れ

2010-03-30 22:09:15 | Weblog

 朝、6時半に起床。 朝食は、トースト、バナナ、チーズと緑茶 (食べ物と飲み物の組み合わせが、いまいち? ですが、我が家は飲み物といえば緑茶ばっかり)

 父、いつものようにトーストと牛乳、バナナの朝食を済ませ、7時25分に家を出る。

 私は本日、朝、8時半から17時までの日勤務で、父に遅れること15分。7時40分に戸締りをしてバス停へ……。

 職場に到着後、着替えて入浴準備。 お風呂マットや、利用者様の着替え、バスタオル等を5人分準備。 追いだきが出来ない旧式のお風呂なので、(水道の蛇口でお湯と水を合わせるタイプ)湯加減を何度か見に行く。今日は5人の利用さまが入浴予定。

 お風呂の準備と併せて食事介助。お薬服薬、口腔ケア(歯磨き)トイレ介助、トレイを下げる、などで、行ったり来たり。

 「すずさん、Aさんと Bさんの居室の掃除をしてくれる? シーツは外してあるから」

と、ここで先輩からの指示。洗濯機へ向かい、洗濯物をセットする。朝、着替えたパジャマやシーツ、枕カバー、マット等、山もりの洗濯物。一日に何度も洗濯機を回すことになる。洗濯機と乾燥機はフル回転。

 2部屋の掃除機をかけ、床を雑巾がけする。ベットの下に潜り込むのは小柄なので頭をぶつけながらも得意かもしれない…?

 掃除の次は、トイレ掃除。 障害者施設でも、トイレ掃除は毎日の日課だったっけ…。利用者さんとのトイレ掃除。彼らが帰宅後の職員用? トイレ掃除。掃除と縁が深いから、ここを引退後は、いつでも さくらの「ビルサービスさん」になれるかも?

ここまでの業務で時刻は9時半。利用者さまに「入浴ですよ」と声かけをする。

「ワシはお茶を飲みよるんじゃ。自分の仕事をせい!」 

いつも素直に、「では、はいろう」とは いかないので、どう声かけをするか、毎回様子を見ながら迷うところである。

「Aさんをお風呂に入れるのが、すずさんの今の仕事なんよ」 と先輩スタッフの助け舟。

「じゃあ、そこにでも座っとれ!!!」

すわっとれ! と言われて、座れるわけがないので、他の利用者さんの様子も見に行く。

10時までに、上記の事を済ませ、正直、お風呂に入る前から いい汗をかいている。すでに…クタクタ。  ビルサービスさんや、ホテルのベットメイキングの仕事をしている人達、お疲れ様です。大変なお仕事ですよね。自宅の主婦なら、ここでお茶タイムでも出来るが、ここからが本番。

入浴介助!!!

入浴介助については、10ページ以上書かなきゃいけなくなるので、(一人ひとり、気を付けることや困難を極めることが、それぞれ違う)

個人の自宅用のような狭い風呂で入るのは、車椅子を使用していない(歩行はかなり困難な人も含め)4人。

残りの お一人は、いつもディの大浴場でリフトを使ってお風呂に入っている。午前中の入浴介助は、とりあえず、ここまで。

お風呂場の掃除をする。介助椅子も磨いて、さびないように、乾いたタオルで丁寧に拭き取る。すずの自宅の風呂掃除の3倍は丁寧だろう。

12時。昼食時間。勿論、食事介助。(朝と、ほぼ同じ事を繰り返す) 1時から休憩時間。入荷されたティッシュペーパーの補充。大きな段ボール箱を開けるのって、久しぶり~さくらでの仕事を思い出す、ちょっとだけね。

トイレ介助をし、利用者さんの記録を書き始めたところで、デイから内線で電話あり。

「お風呂の準備が出来ました」

「では、行ってきまーす!」

ひろ~いお風呂場で、車椅子から移乗。半袖は着れないので、夏でも長袖。理由は、障害者施設と同じ。力加減が分からないから。

入浴後は、一旦、利用者さまとグループホームへ戻る。再びディへ舞い戻り、大浴場のお風呂掃除。ディの利用者様達が入浴後にグループの方が呼ばれ、一番最後にお湯を使わせて頂いているから。最後のお掃除はグループホームスタッフのお仕事。

お風呂掃除から戻ると、3時過ぎ。おやつの時間。利用者さんは勢い良く食べている。幸せそう~

4時。パジャマを集め、各居室のカーテンを閉める。記録の続きを利用者様を見守り、トイレ誘導しながら書く。

5時のお茶の準備。 利用者さんとオセロをする。

今日の業務終了!!!

デパ地下へ買い物。

バスに揺られて帰宅後すぐに、洗濯物をたたむ。父は先に帰宅していた。

急いでお米をとぎ、仕込む。昨日のトリ鍋に野菜と うどんを追加。デパ地下で買った一品を加えて夕食準備終了。

明日早番で、洗濯を朝する時間がないので、洗濯機をセット。(夕食準備後)

夕食後、洗い物。 お風呂掃除。風呂掃除だけで、今日は3回目だよ…。手がふやけてしまった… お婆ちゃんの手。 洗濯物を干し、とりあえず、我が家の家事も終わったか…。今、父が風呂に入っている。 やれやれ。 毎日、こんな感じで過ぎて行く。帰りのバスの中が勉強時間。

今から私もお風呂でしょ~。そして眠くなかったら、勉強。朝が早いから、ちょっと しんどいかも。

今日も一日、皆さん、お疲れ様でした。

 

すず

 

 

 

 

 

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母上へ p(^-^)q

2010-03-29 11:01:41 | Weblog

  遠いところへ帰省中の母上へ

 おはようさんどす。 肥後もっこすのお婆ちゃん、元気にしてますぅ?

相変わらずの みっちゃん節で夜中までお喋りとかしているのでしょうか???

 ところで、母上から頼まれていたミッション シブル (なんのこっちゃ♪Mission Impossible、3  トムクルーズの映画、先日テレビで観てしまいました…。1と2も観てますが、結構、面白かったです)

今朝、ちゃんとやっておきましたから。

以下が、水やりした直後の証拠写真です↓↓↓

 

雨が続いていたので、母上が帰省してから今日で4日目ですが、初めての水やりです。本当は殆ど忘れかけていました…。切り花にして熊本へ持参したことは、正解だったと思います。

                                  

あ・・・・・。分かりずらい? ちゃんと、土も表玄関の階段も しめっているでしょ?

上から撮影したので、お花が良く見えないかもしれないけど。

水やりから約1時間が経過したのちの、パンジーです

これ↓ ↓ 

  気のせい? かもしれないけれど…

ちょっと生き生きしてきたような気がします。

つぼみだったチューリップも、花が開きそうです。

楽しみですね。

 

 ようやく一人っきりになれた休日。 お部屋に一人っきりというのは、快感~そのもの~です

いつも一人を満喫している専業主婦の母上には、「ひとりになりたい」気持ち、分からないだろうなぁ…。

息抜きには絶対必要不可欠な 「ひとり時間」

至福のとき。

冷蔵庫には たくさん食材があるので、今回は買い物はパスできそう。

ちょっと整理して、出かけるまでは4時間あるので、お昼の用意をしたら、掃除機かけて勉強するわ~。もう、分かっていることを本にまとめて下さっているって感じなんだけど、これがどんな試験問題になるのか、ちょっと興味ありです。過去問をチェックするにはまだ早いので、しばらく読書ーエッセイ方式で勉強を続けます。

桜も咲きましたね。寒いけれど春。

行楽にもってこいの4月は何処へ行こうかなぁ。

では、Have a nice afternoon

 

すず

追記: 帰国して初めて1カ月以上、留守をまかされたときは、植木鉢を1つ、枯らしてしまってねぇ。(枯らしたと思ったら、その後、母の手により根っこが枯れていなかったのか、見事に復活を遂げましたが)

軒下にあったから、「雨が降ってるし~」と安心していて水を上げてなかった…。

まだ、とあるスーパーで働いていたときでした。あの頃は ちゃんと夕方4時頃に帰宅する日が多かったのに。

趣味がクラシックを聴くことと、植木の世話の母。

「クラシック? 聴いていると眠くなる…」

「花は育てるより ちらっと眺めるだけでいい」

と、分かっちゃいない私。。。

心の教養がまだまだ足りないようです

 

花より団子の…

まだ若い? すずでした!

 

 

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嬉しかったこと

2010-03-28 08:15:43 | Weblog

 洗いもの、洗濯終了…、あ、まだ干しあがってはないか(汗)。

いつもなら、遅番のときは目は覚めても身体は活動開始しない時間帯(6時半から)に家事を済ませたので、ネットタイムです。…とはいえ、本来なら夕食の洗いものは昨日の内に済ませておくべきなんですよねぇ。でも、帰宅時間が遅く、夕食も遅く、(作ってから食べるから)、お風呂も遅く…すべてが遅くてネットもせずに寝ました。(5分だけ、コメントと、メールチェックはしましたが)

 昨夜、勤務時間終了まじか、夜勤さんに引き継ぎをしている最中のことです。

テーブルにいた利用者さんが、突然 私を見て手招きしました。

つい先日、お風呂のときに頬に「栄光の印」を頂いたばかり。最初は自分の顔を洗うとき ひりひりしましたが、今は「つ」が出来て大丈夫です。すべての業種に言えますが、生傷が絶えませんよね、働くって。特別ではなく、普通のことと認識しています。

その、いつもは「栄光の印」を下さる利用者さんが、ふっと我に返ったように、「本来の姿」に戻られた瞬間のようでした。

「姉ちゃん、好き!」

と、はっきりと発語があり、しかも、いつもなら掴んだ手は口元へ運ばれるのですが、昨夜は私の手をとてもソフトに、さすって下さったのです。

しかも、二度、呼ばれて、二度も! さすって下さった・・・・!

他の女性利用者さんも、昨日は歩行中、何度も立ち止まって、「じーーーーっ」と穴があくほど私の顔を見て、頬をすりすり…。

きゃ~

これまで、頬をすりすりは、何度も経験していますが、昨日は特に多かったです。

思わず抱きしめたくなる可愛いおばあちゃまたち。

もし、私が認知症になったら、どんなふうになるのかなぁと、考えることが多くなった今日この頃。

きっと、入浴などで脱衣されそうになると、抵抗して蹴とばしたり、パンチしたりしそう…。

嫌だぁ~助けて~って心境。

 

それにしても…。

恋人らしき恋人がいたのって、十年単位で「昔」のことになっている私にとっては、

利用者さんたちからの、「手をさすっていただいたり」 「頬をすりすり」 といった愛情いっぱいの行為に はまってしまいそうです。

本日も遅番。

頑張ります。

 

ところで…。

先日、スタッフが「結婚したら、夫と一緒に したいことは?」 と質問されたので、

「共同でやりたいこと」と捉えたので、「子育てと介護」と答えたら…それから数日経った昨日、

「子育てをしてくれる人と結婚したいんだよね?」

といわれて、え? って思っちゃったわ~。

違うわよ~。

どうも、母親である自分が子育てをメインでせずに、子育ては夫に任せたい、と理解したようです。

面と向かって会話をしていても、そのときは理解して頂いたようだったのに、数日経てば、意味合いがかなり違っている! 

夫にも妻まかせではなく、子育て介護は夫婦の「共同作業?」として一緒に楽しみたい、という意味でした。

夫の両親も実の親と全く同じに『介護が必要となれば』特に、全力投球で、関わりますよ、という意味。

スタッフとは眼と眼を合わせて会話しても、誤解が…。

ネットでの「言葉」のみの「やりとり」

果たして、理解しあえているのだろうか? とコミュニケーションの難しさを痛感した次第です。

 

ちなみに、聞かれたから答えただけで、この世で結婚することは恐らく無いだろうなとと思っている すず、でした。

結婚は二人だけの問題よ♪ と言えたのは20代までで、両親と自分の老いと向き合う年齢に近付くと、「結婚は親戚一同ひっくるめてサポート出来る強い意志で臨めるかどうか?」がポイントになるでしょう。

自分の両親を大切に出来ない人は、結婚相手の家族のことも 『面倒なこと』って認識しそう。そうでない方を求めていると、 いない…。

(一方的に頼ろうという人は いっぱいいるけれど…例えば、「嫁を貰わないで息子が一人で家にいるけれど、私たちの老後のこともあるから早く相手を見つけて欲しい」って私に語る人とか。だから、履歴書をくれ、とか。これって結婚用???)

何かズレているって思う、今日この頃。

結婚は相手に「何かしてもらう」為にするものじゃないのでは?

私一人で 4人の両親の介護と子育てがぶつかっても、こなせる技術と体力が備わったら、 お相手を募集します。(ちなみに自分で産まなくとも親にはなれますから。この点においても理解者であって欲しい。相手にとっては難しいかな。親子に血のつながりは関係ないからね。子育てを通して親になるって実感しているから)

お世話を焼いて下さる方には感謝して…。

子育てにはある程度、絶対感情的にならず、辛抱強く、すべてに置いて子供のやる気を引き出す子育てが出来るという自信がありますが、介護はまだまだです。

まだ、あらゆる分野において、「勉強の途中」でもあります。

もう少し、時間を下さいねぇ。

少なくとも あと、5年。そのタイミングで「縁」がなければ、生涯、独身ですので、申し訳ありません。 そのときは、予定通り、世間に貢献出来る自分でありたいです。

 

 

Have a nice day!

お世話をやいて下さる方が、複数いらっしゃることに感謝を込めて~

すず

 

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冬?

2010-03-26 07:48:45 | Weblog
 おはようございます。
 今朝の気温は4度!!! まるで冬ですよぉ。
天気予報では、最高気温も9度までしか上がらず、寒い一日となりそうです、(今日もっ!)
同じ福岡県でも内陸部より寒い日本海側。。。
今週はずっと寒いようだし、桜は咲いているのに空気が冷えているッて、不思議な春ですね。

 遅番なのに今朝も7時には起きてしまいました…。夜も本を読んだり課題をやったりしていて遅いので、ゆっくりしていようと思っても、目覚めてしまうんですよね。習慣になっているのかも。でも、身体はキツイ事が多いので、お布団へ再び戻ったり(苦笑)PCがノートになってからは、特にそうですな(爆)

 今日から主婦業が始まります。母は約一カ月の予定で熊本の実家へ行き、親孝行をしてくる予定です。私も更に忙しくなりますが、出勤前後のご飯作り屋お掃除洗濯、がんばりますわっ…。勉強出来るかなぁ。ブログも…???

 では、良い一日をお過ごしくださいね!

   すず長雨の後、、、やっと…晴れたね♪
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身体の不思議…

2010-03-24 08:47:02 | Weblog

 皆さん おはようございます。今日も雨ですね…。遅番だから、ゆっくりしている私です^^v

 昨日は今の入居施設勤務になって初日以来、初めての「日勤」でした。夕方5時上がり…って、いいですねぇ。何となく、普通の生活をしている人という感覚を覚えました(笑)いつも、朝、早かったり遅かったりなので^^;)

 夕方5時を回って勤務時間終了後、事務所に用事があって行った帰りのこと。1階のエレベーター前へ行くと、車椅子2台に積まれた たくさんの2Lペットボトルのドリング!

(飲料の荷出しも ときど~き、していたな、そういえば…春だから利用者さん達の遠足? でもあるのかなぁ)

…って思いました。これらはすべて、私がいるグループホームではなくて、お隣のデイサービスさんの「飲料」。そこへ、デイの男性職員が来たので、

「これ、(エレベーターの)中に入れてもいいですか?」

と、聞きました。だって私の方が扉の手前に居たから。

「車いす2台、入れますか?」

はい、と返事をするより前に、感覚的に絶対いける! と思い、エレベーターの奥に真横に付けたのですが、いつもは慎重派で車椅子をゆっくり移動させる私が、すすっと動かしたからでしょう。

「上手ですね」

と、思いもしなかった言葉を頂戴しました。続けて、

「頭、いいですね」とも。

これも普段は言われたことがない。バカとはよく言われますが(爆)

でも、ほらぁ…「予感」した通り、ほめられると、車椅子をおろすときは、逆にすんなりとはいかなかったデス。しっかり、「車いす」と認識してしまったからだわぁ~。

この時は、脳が「認識」→身体が「硬直状態」みたい。

その前は、「飲料が積んである!」 → 私の中では、カット台車の感覚 → これは行ける! と瞬時に判断 身体が勝手に動いた

最近、よく、こういうのを感じるんです。…っていうか、これまで「心(脳)」と「身体」の関係や仕組みなんて、全く意識したことすらなかったから。

前々回の記事に書いた、「お客様が転がしたお菓子を反射的に拾って、大丈夫ですよ、と答えていた私も、店員になってた!」ですもん。身体が(勝手に動いた例ですね)

 「もう、慣れましたか?」

と、この時、聞かれましたが、(元さくらの人事課の渡部課長、(今は店長)お元気かしら? 何度、慣れましたか?と聞かれたことでしょう~)

 「うーん、ボチボチですね…」

と、答えてしまいました。もし、車椅子に利用者さんが座っていたら、スイとは身体が動かなかったでしょう。

商品が積んであるカット台車と見たからこそ、スムーズだったんだわっ(汗)

障害者施設のスタッフが、車椅子二台を一人で移動させている姿を見て、

「おおおおっーーーー

と、驚いていたっけ。

考えてみれば、カット台車なら、私も片手で動かしていたし、同じようなこと、やってた…? (大きさは同じくらいだし)

さくらも、7か月目くらいから、やっと「自分の居場所を職場に見つけた」感覚でした。すなわち、職場にいて居心地良く、考えるより先に身体が動く?

その頃、上司二人が同時に異動することになってしまいましたが…。

そう思うと、今の職場に「本当に慣れて、居場所を見つけて」

更に、「身体が勝手に反応する」ようになるまでは、もっとかかるのかもしれませんが…今日も遅番、頑張りますね。昨日の入浴介助、うまくいったし。ずーっと、湯船から起こして出せない利用者さんが一人、いたのですが、(足をつっぱって、嫌だと意思表示するので…浸かっていたいって)

昨日は、「上がりましょうか?」 と聞いたら、「うん」 と頷いて、上がる気満々でしたから、上手くいったのでしょうね。体重は私の2倍近くですが、ご本人が「その気」になると、軽くなるものです。

…ということで、仕事へ行ってきます。まだ、時間はあるけれど。

皆さんも、良い一日をお過ごしくださいませ。

 

すず

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嫁だったり、娘だったり、母だったり…

2010-03-21 18:43:54 | Weblog

 ある日のグループホーム。。。(いわゆる病院や長い廊下で各部屋を仕切られた施設ではなく、家庭的な雰囲気で認知症の人達が暮らす、入居施設のこと)

 「けいちゃ~ん、(嫁の名前) けいちゃ~ん!」

朝の起床時、利用者さんが呼ぶ声がする。

けいちゃんとは、利用者さんの嫁の名前。

は~い♪」 と返事をし、駆け寄る職員。

おはようございます。どうか、しました?」

お茶ください」 (ここで、利用者さんは私を職員と認識してか、丁寧語)

はい、どうぞ!」

うん。。。。」

まだ、起きたくない、というので、では、朝食の準備が出来たら、呼びにきますね、と居室を去る。本当は朝食準備はとうに出来ているのだが、利用者さんの生活スタイルに、ある程度は合わせるので。

約、5分後。 再び、「けいちゃ~ん!」 と呼ぶ声。

「はい♪

と、けいちゃん、つまりは嫁になったつもりで返事をすると、私の顔を見て、ひとこと。

あんた・・・けいちゃん???」

いいえ、違います(汗)」

けいちゃ~ん」

どうしました?」

しっこに行きたい」

けいちゃ~ん!」

テレビ、つけて!」

けいちゃ~ん!」

まだ、ねとっても ええ?」

そろそろ、起きましょうか?」

まだ、おきん!」

 

そしてお昼。。。。

ね~ちゃん!」 と私の背後に声をかける利用者さん。

何ですか?」

何か、食べるもの、ない?」

もうすぐお昼ですから、待っていてくださいね」

ね~ちゃんは、大学生? 仕送りはだいぶ、かかるやろ? お母さんも大変やね」

そっ・・・そうですねぇ」

 

そして、夕方。。。

けいちゃん、背中、かいて!」

はい。どのあたりですか?」

もっと下! もっと こっち! もっと上! そうそう、そこ!」

背中をかいてあげた直後、今度はいつもより強気で

おいっ! お茶、持ってこい!」

はーい、お茶!」

何だか、今は、亭主関白ですねぇ。 すっかり奥さんと思い込んでいる時間帯なのかも。

一人の利用者さんでも、一日の流れの中で、スタッフを嫁と見たり、娘だったり、職員だったり、何故か学生に見えたり???

それが9人、集まれば、時には母親だったり、娘だったり。ちゃんと職員だと認識出来ているときもあり、

「もう時間がきたんじゃない? 帰らんと?」

と、いってくれたりする。

グループホームの名前の通り、『生活の場』だから、24時間体制。 スタッフは、早番、日勤、遅番、夜勤の4交代制。

食事の準備、洗濯、居室の掃除は毎日欠かさない訳で、職員は、ある意味、主婦のよう。

これに、身体介護(トイレ誘導、歩行誘導、入浴介助、レクリエーション=運動や散歩、リハビリなど)を行う。

行ったり来たりと、仕事内容は、とってもハード。 でも、やりがいはある。

 

「認知症になったら、、、(省略)」

…という店長の質問に答えてみました。 軽度から重度まで、それぞれ違いがありますが、私自身、認知症の人と関わったこと自体、初めての経験。まだまだ、分からないことだらけですが、記憶と身体能力の衰えをわずか4カ月の間に感じます。例えば、「段々、歩行が(或いはお風呂が)厳しくなっていくなぁ」 等。逆に、病院を退院し、ホームにきてから、徐々に元気になっていく…ことも。

   最近は、骨折しても、すぐにリハビリを開始するそうです。じっとしていると、高齢者の場合は、そのまま寝たきりになってしまうのだとか・・・それは、訪問介護士(ヘルパー2級)講座を4年以上前に受講していたとき、講師から聞いたことでしたが、そうなんだろうな…と、今、身を持って感じます。 介護する側も、つい、「楽したい」と、車椅子やリフト(入浴のときに使用)を利用すればいいのに…と思うのですが。 

 ただ、オーストラリアでは、「職員が、かかえない介護。コミュニケーションをとりながら(声かけしながら) リフトを有効活用し、長く介護業務に携わる!」 という方針なのだとか…。 介護職の人手不足は、オーストラリアも同じのようです。

 

 まさか、一年半ぶりにお会いした店長と、老人介護について、お話できるなんて、思いもしませんでした。

 もうひとつ、店長からの質問。。。 ECCなど、英会話を習うと、それなりの効果が上がっているのか? って。 英検などの目に見える効果を期待してしまうのは、親であれば、きっと誰でも同じなんでしょう。

 「英語が好きって気持ち。幼児期から、英語が好きで教えている講師と関わって、講師の体験談などから、外国を身近に感じてもらう。

英語の絵本の読み聞かせに熱心に聴きいったりしながら、他の学力…例えば、国語等…(本を読む力は、どの教科にも必要ですし、すべての教科の基礎になりますものね)も伸びていけば、いいのかなって」 

 私が本気で英語を勉強し始めたのが高校2年生だったことを思い出すと、幼児期からお金をかけて英語を習わなくても、よいことにもなります(笑)

 でも、わずか2歳の女の子が、「英語のせんせい~♪」 と膝に座ろうとしたり、お兄ちゃんが勉強している間中、隣の部屋で、「みちこも英語に行く~」 と泣いていたり…。 

 「絵本の読み聞かせの時間だから、みちちゃんも呼んできていいよ!」 というと、

 「うん! みち、お出で!」 と大喜びでお兄ちゃんが呼びに行ったり。 そういう体験、そのものこそが、「英語を学ぶ体験」 から得られる 「目に見える数値的評価以上の「よい体験♪」 なのではないかと…思うのです。

…、と店長にお話ししたつもりですが、上手く言えなかったので、ここに書いちゃった。 きっと、似たような質問を抱いていらっしゃる方も、世の中、大勢、いらっしゃるのではないか…と、思ったので。

 縁があって、私の生徒さんになった子供たちへ。 いつも手作りのプレゼントやお手紙、ありがとう。

 「先生に、お土産、あげて~」 と、自分のおやつの一部まで、食べるのを我慢して、私に持って帰るように勧めるお兄ちゃん。 そのお兄ちゃんのお勧め以上に 美味しいものを下さるお母さま。 私は何も大したことをしてはいないのに、いつもありがとうございます。

 一度も結婚したことがない私が、甥っ子のお陰で子育てを経験できたり、こうして2歳から小学校4年生までのお子さん達と接したりしているお陰で、すでに母になったみたい。

 「すずちゃんも、若いんだから、頑張らんね~」 と結婚を勧められて初めて、

「あ、そうか。私、独身だったんだわ」 って思う、ちょっと普通じゃない人生。これもまた、楽し、かな。

 

すず

 

追伸: 「今も、ブログ、書いてるの?」 と店長に笑顔で聞かれ、「はい。最新記事には、店長が出てきます」 とは、御本人を目の前にして、流石に言えなかったでしゅ。 「店長…聖子ファンですか?」とも聞けなかったわん。 今日は、単なるお休みでしたが、そちらで研修があるときには、また、お店に寄りますねぇ。お元気で~♪

西村店長、おめでとう!!! 

もうひとつ、追伸…こちらは、岸辺さんへ:

店長ね、時々、さくらの前を(表玄関の裏、従業員出入り口)車で通るとき、出勤途中の岸辺さんの姿を見かけるそうですよ! 店長は44歳になるそですが、相変わらずダンディで、かっこよかったです。 明日からまた、忙しい~仕事が待っているけれど、店長達に会って、栄養剤を頂いたようなものなので、また、頑張るね~ 皆さんも、お元気で♪♪

 

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西村チーフへ… (イラスト:ことめさん)

2010-03-19 22:10:41 | Weblog

お別れの時。。。西村チーフ(涙。。。) (1)← 更に詳しくお知りになりたい方は…下線部分をクリック いずれもオリジナルブログ「とある街のとあるスーパー」から約一年後に転写したものですので、リアルタイムで頂いた皆さまからのコメントは含まれておりません。

ブログの存在 (2)

さくら通り店より愛を込めて (3)

毎年、3月下旬になると、これら↑↑↑の記事を読み返してしまう、自分がいる。

3月は これまでの人間関係を更に深め、出逢えたことに感謝し、新たな出逢いに期待感を抱く『門出』の時期。。。皆さまにとっても素敵な時期でありますように。 すず

親愛なる私達の…(すずにとっては元・)上司、西村チーフへ

 西村チーフ、お元気ですか?

昔はさくらを異動した西村チーフ宛てに、こうしてブログ上でお手紙を書いたものですよね。覚えていらっしゃいますか? (忘れる訳がないかぁ・・・)

いつもカト吉からはブログの感想を、、、、或いは顔が広いハマグリくん経由で西村チーフのお噂をうかがっておりました。

最初にカト吉から聞いた感想は、「さっき、西村さんとブログの話をしたけど…ブログ、面白いって西村さん、絶賛してましたよ!!! いやあ、ほんとに面白いんですって! 結局、南副店長にはブログのこと、教えなかったんですか? 南さんも、これ読んだら、絶対笑うって!」…でしたね。 まるで昨日のことのように鮮明に思いだします。カト吉の声も、あのときのまま、まるでテープレコーダーに録音したかのように耳に残っています、そう、カト吉の声。そのまま音声が耳に残っているって感じ。古い人間なので、ちょっとハスキーボイスになって、テープに録音されてるって感覚。さすが、カラオケで鍛えただけあって、よく通る声です。カト吉は、カト裕次郎の芸名で、ほんとに演歌歌手になればいいのにって今でも思います。そしたら私、「昔、あの男の子と一緒に働いていたんだよぉ~」って近所の浦島さんに自慢できるのに。(爆) あ…、カト吉にサイン、貰うの、忘れてたです。 じゃんねんでしゅね。

そういえば、3日ほど前、「カトちゃんの かつら」 で検索し、このブログに辿りついている人がいました。一瞬、「カトちゃんって、いつから カツラになったん??」って思いました。もしかしたら、元、ドリフの、あのカトちゃんののんべぇオヤジのカツラのことかもしれないけれど…。 

「誰よ!? こんなワードで検索する人?」 って目が点になったものです。

話がズレてしまいました…。 それはまるで、カトちゃんのズラのように…。

話を元に戻しますね。ここからは、真面目路線で行きまっす!

私が 『西村チーフ宛て』に手紙を書くのは、今回が最後です。 これまでに、カト吉同様、数々の思い出を下さった西村チーフ。西村チーフには、細やかな点をさりげな~くサポートして頂き、まるでお兄ちゃんが出来たかのようでした。実年齢は西村チーフの方が年下なんですけど、実際には頼れるお兄ちゃんって感じで…。日配のデザートをめぐっては、岸辺さん共々大変お世話になりました。私達、とってもお店の売り上げに貢献してきましたよね。 以前、「勉強熱心な…」っていうタイトルの記事をアップし、修ちゃん店長と西村チーフを登場させて、実例を挙げた際、遠くに住む友人知人、それに読者さまからたくさんの反響があったことを覚えています。私がさくらを辞める前、乾物担当を引き継いて下さった岸辺さんに渡したファイルにも使わせて頂きました。あの頃って、仕事に充実感があって、楽しかった~です。毎日が勉強で、よいお手本である上司たちが目の前にいらっしゃって、次の上司、部下達へと引き継がれていく…。上司、部下、スタッフ同士の信頼関係が理想の職場を作っていく…当たり前のことが、当たり前ではないことも多い、この世の中にあって、西村チーフと一緒に仕事が出来て、本当に多くを学ばせて頂き、感謝でいっぱいです。 私はこれまで とあるスーパーさくらで一緒に仕事をしてきた上司、みなさんの、それぞれの良さを知っていますし、尊敬しています。今日も、さくらの副店長に話したけれど…、「とあるスーパーで働けて、本当に楽しかったし、いい思い出がたくさんできて良かった。最後だけ、ちょっとバタ付いたけれど…」って。さくらで、私にとって、最後の副店長になった副店長(ごめんなさい、本名、書けないから。今更、南チャン、桃ちゃん、みたいにニックネームで呼べないものねぇ)とは、ほんとは もっと長く働けたら良かったですが、このう店で、顔なじみだったからか、ずーーーっと前から知ってるって感じですしねぇ。 さくらの副店長もお元気そうで、安心しました。 丁度、副店長とエンドで話していたとき、お客さんがお菓子を…(コアラのマーチだったかしらん?) 2つ、転がしちゃったんです。 私ったら、ほぼ反射的に、その内、ひとつを拾いあげて、「あら、すみません」とおっしゃるお客様に、

「大丈夫ですよ!」 と、言っていました…。 言いながら、気が付いたんです。 

あたしったら、店員になってるぅ~!!!

お礼を述べながら振り返ったら、そこには制服を着た店員の代わりに、私服の私がいたから、お客様も、ちょっと驚いたでしょうけれど…。

「店員のつもりで、拾ってました」って副店長に話したら、

「うん、そうだろうね」 って。

なんか、お馴染の慣れ親しんだ売り場だから、突発的なことにも身体が自然と反応してしまう。 面白い体験でした♪♪ 

そして思ったの。 さくら大好き♪

 西村チーフがさくらを去った日から、早くも3年が経とうとしています。

実はほんの数日前、修ちゃん店長のことをふっと思い出しました。何故だろうって、そのとき、不思議だったんですけど、今日、分かりました。良いお知らせだったんだな~って。

西村チーフ、、、、いえいえ、西村副店長♪

南店長と同じくスピード出世、及びに昇級、おめでとございます!!!

「いつか必ず さくらへ戻るから…」 と、異動の日におっしゃっていた西村(元)チーフ。

西村副店長となって、岸辺さんや矢木さんが待つ、さくらへも いつか戻られるんだぁ~って感慨深いものがあります。(あるいは店長かも)

南チャン&西村チーフの名コンビも、さくらの顔として素敵でしたけど、修ちゃん店長&西村副店長コンビも、絶対、いいっ! 南チャンは寂しがっているだろうなって思いますが、(南チャン、泣いた? それとも 笑って頑張れよって送り出せた?) 私がお世話になった上司の皆さんが、それぞれにご活躍中で、嬉しい限りです。

社員、アルバイト、共に減って、仕事が増えて大変そうですが、身体を壊さない程度にお仕事に励んで下さいねっ!

西村副店長、新店舗で頑張って下さいね。店長に宜しくお伝え下さい。 今もチキンラーメンに、凝っていますか?って聞いておいてネ。(爆)

あっ…。それから、学生時代、聖子ファンで、下敷きに聖子命って書いていたかどうかも、ついでに聞いておいてね~

 

すずより    

 

タイトル 『あなたへの手紙』 F4キャンバス By ことめ



 「しあわせの入り口」by虹河ことめ (ブログはこちら)

今回、ブログを通じて知り会った、ことめさんとのコラボが実現いたしました!

学生時代の私は、手書きの手紙を書かない日は無かったほど、手紙好きでした…。毎日、数通のエアメールが自宅に届いたものです。郵便屋さんが自宅の郵便受けまで届けてくれる手紙が 「ストン!」と落ちる音。。。

封を切ると、海を越えて運ばれてくる独特の海外の香り。。。

どれもこれも懐かしい…。

メールも便利です。でも、時には手紙で、温かさも一緒に伝えると、いいものすね。

ことめさん、ありがとうございました!

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行きたいっ!

2010-03-16 21:00:38 | Weblog

 本日は、こちらのブログではなく…

「とある街のとあるスーパー」の方に2度もっ!

「単なる日常日記」をアップしてしまいました。

休日をのほほんと過ごしたこと。

グループホームの火災について、思うこと、などなど。

来月のシフトが出来上がったのですが、カレンダーとにらめっこ。

…というのも、休日がいつになるか、決定したからです。

春は旅行の季節。 どうにか、日程を調整して行けないかなーと思う場所があります。

ぴのこちゃんの原画展!!!

場所は東京、中野。

ちと、遠い。

でも、原画展の最終日、4月6日はお休みだ! しかも、翌日も休みだ!

…ということは連休だ!

行けないことはないかも。

原画展でGoodbook出版社のオフ会っていうのは、どう?

~なんて考えちゃうのでした。

作家さんも関東、関西周辺が多いのよね。

一番、集まりやすい場所が東京かもしれません。

あ、そうだ!

大人の絵本、『月の丘』を出版されたばかりの 絵本作家であり、画廊の 伊藤晴美さん、こと ぴのこちゃん。

これまでにも何度も原画展等を開催しています。

今回の原画展のご案内について、詳しくは ぴのこちゃんのブログをご覧ください。

 くれよんクラブ  ←クリックしてね!

それでは、また、明日から仕事、頑張ります!

 

すず

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幸せの基準・・・

2010-03-15 18:57:22 | Weblog

 あなたが幸せを感じる瞬間って、どんなとき? あなたにとって、幸せって何ですか? (編集長の今日のお題)

 

有る女性がいう。うん。幸せだよ。だって。寝袋一つ、抱えて世界中を旅している自分。

さて・・・・今日も寝床が見つかった。今夜はここで寝よう・・・・

寝袋から顔だけ出して、目を開けると、そこには満点の星空。

天然のダイヤモンド。

自分は今、こうして生きている。

今日も無事に過ごせた。

お寺の片隅に、こうして寝袋を広げて眠ることを許してもらえた。

公共のトイレだって、近くにある。

安泰、安泰・・・・・

 

何もない旅人の手ぶらの旅。

こうして旅していると、幸せの基準って、どんどん低くなるよね。

 

例えば、震災を経験した人。4日ぶりに入るお風呂がどれだけ有りがたいか…うん、それは体験したことがない私も想像はできる。

 

今日もよく頑張ったよね。

今朝、認知症の利用者さんに

 「すずさん! 今日は早朝から仕事にきてたんやね。良かったぁ」って言ってもらえた瞬間に 『幸せ』を感じた。

日常に転がっている幸せ♪

湯加減? 丁度いいみたいよ」

と、私の生き届かないであろう入浴介助中、うっとりと目を閉じた他の女性利用者さん。

きっと、今夜のお風呂は最高だぁ~♪

そうだよね、すずちゃん?

今日もお疲れ様、自分。

英語講師を挟んで8連勤の最終日。

無事に終わって良かったよね。

そんな自分へのご褒美は、今夜、入る ちょっと熱めのお湯のお風呂と…

それから何にしよう?

明日の朝は、ちょっと遅めに起きて、読みかけの本でも読もうかな?

どれも奥が深くて、隣の部屋に山積みされた専門書も読みこなせないくらい。

小説だって、いっぱい読みたい。

でも、欲張らないでね…。欲は出さずに、自分を満足させるだけの気力はいつだって充分。

私だから、分かってあげられる事がある。

「いつも初対面の人とは すごく緊張するのに、すずさんとは最初から緊張しなかった。普通に話が出来た」

…と、書かれた手紙。

「これ、他の人には秘密ね・・・」と、はにかみながら手紙を手渡ししてくれる知的障害の利用者さんが居る…。ずっと私が彼女を支えてきたようで、自分の方が、彼女のような存在に実は支えられている。自分の存在価値を彼女が認めてくれているようで。彼女からの手紙は宝物。いつもバックに忍ばせている。クリスマスコンサートで再会したとき、帰りのバス停で、そっと彼女に耳打ちした。

「ほら! いつも持ち歩いているの。お守り」

彼女はちょっと驚いて、それからにっこり笑った。

「私も子供の頃、引っ込み思案で、他人になかなか打ち解けられなくて。だから、気持ち、分かるよ。でも、独りで外国まで平気で行けるようにもなったもの。きっと、大丈夫♪」

もっと積極的に発言して!なんて決して言わない。「もっと発表しなさい、大きな声で!」と、いわれると、自分だって貝のように黙り込んだものだ。だから大人しい人には、自然体で自分が主になって話す。話題を見つけながら、何に興味がありそうか、表情を見ながら探る。大人しい人は会話が途切れた時の気まずさを辛く感じるもの。自分が悪いようで…。だから、ゆっくりと、今日は寒いね…みたいな会話から入る。時々、YES,NOで答えられる質問を投げかける。それから徐々に、、、、分かるよね。自分が心を裸にすれば、大人しい子は安心する。きっと心を開いてくれる…。一緒に歩いて、話をして、彼女が話しだしたとき、しっかり聴いてあげたらいい。

毎朝、彼女と会っていたバス停から施設までの歩いて10分間の距離。

「今週は、5日間、一度も休まずに通えました!」

出席カードを嬉しそうに見せる彼女の笑顔。「よく頑張ったね!凄いじゃない」、と私。更に笑顔が輝いていたっけ。最初は何も知らずにいた。彼女がそれまで休みがちだったことは、職員から後になって聞いた。

障害者施設での半年間の研修も、残り一カ月を切った頃…。一緒にチョコレートの箱作りをしている最中、彼女の両手がガタガタと震えだしたときがあった。

「ちょっと横になる? 大丈夫? 歩けそう?」

職員を呼んでくるように他の利用者さんに頼み、付き添っているだけの私だったっけ。それでも翌朝、バス停で、彼女が飛びついて来た。

「昨日は!」

私の手を取り、昨日は! だけ、元気よく言う。後の言葉を続けられないほどの勢い。昨日、なんだっけ? と思ったくらいの私に、「心配してくれて、ありがとう。病院へ行ったら、てんかん、って言われました!」

仮病、いつものこと…と、他の病院の医師に言われ、深く傷ついたこともあったらしい。繊細な彼女は本気で心配しているのか、いないのか、(自分もそうだけど)感覚的に分かる、そう、、、、分かっている。真似しようとして出来ることじゃない。世の中には接する相手の感情を常に察知する人だっている。ごく自然に…。

研修終了前日に彼女がくれた手紙のお返事を書いて、終礼後に渡すと、

「家に帰ってから、楽しみに読みます!」 とても喜んでくれたっけ。「旅行のとき、同じ部屋、同じグループになれなくて、残念でした」などなど、私をうるっとさせた彼女の手紙ほどには、伝えたいことがいっぱいありすぎて、上手く書けなかったけれど…。住所を聞かれたとき、本当は、このまま文通してもいいなって正直、思った。でも、クライアントと支援員的立場では、難しいらしい。(正職員にも相談) それでも私は覚えている。今も気にかけているから。どうか、離れていても、伝わりますように。

 

私だからこそ、出来る仕事がある。(勿論、プライベートな付き合いでも)

そう思えること。

自分を信じられることが、幸せの秘訣かな…。

 

みんな、元気? 写真を眺めていると、会いたくなっちゃった。

いつか、こっそり会いに行こうかな~って思う、今日この頃です…。

幸せをくれた貴方へ。 あのときは、ありがとう。

そして今日も ありがとう。

 

すず

 

 

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10年の歩み…

2010-03-13 21:48:33 | Weblog

  こんばんは、みなさん。

本日、遅番で、30分ほど前に帰宅した…すず、です。

今日も自宅のポストに大きな封筒が一つ。

何だろう…? 裏返すと、「手をつなぐ育成会」とあります。

親の会が作った全国規模の障害者施設なんです。

昨年、10周年を迎えたのは、私が半年間お世話になった施設です。

記念式典は、昨年の冬に、「冬の小さなコンサート♪♪」として開催され、私も皆に会いに行きました。

ブログでもご紹介しましたっけ。

「ひとあし先にメリークリスマス♪」というタイトルだったかな…?

今回、届いたのは、10周年を記念して作られた本だったのです。

『複写はご遠慮下さい』とあるので、写真を撮って、ここに掲載することはしませんね。

(前の記事には本の写真を撮って、掲載していますが、これは販売用なので、いいでしょう…)

今回、自宅に届いた冊子は、非売品です。

最初のページから順に捲っていくと、なーんと、利用者さん達と一泊二日の旅行をした際、大相撲を観戦したときの集合写真が載っている!

当然 私も載っている!

これは びっくり。

福祉就労プログラムの利用者さんの内、ほとんどが、この旅行に参加したので、懐かしい~みんなの顔を一人、ひとり眺めました。

正規の職員でもなかったのに、冊子を送って下さってありがとうございました。

この場を借りて御礼申し上げます。

また、いつか、何処かでお会いしましょう~♪

 

すず

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