日々のあれこれ

現在は仕事に関わること以外の日々の「あれこれ」を綴っております♪
ここ数年は 主に楽器演奏🎹🎻🎸と読書📚

天災

2016-08-31 20:31:10 | Weblog

 帰宅後、夕刊を広げて見ただけですが、台風の被害が広がっているようで…グループホームで9名の方が亡くなられたとか…心からお悔やみ申し上げます。2010年頃、高齢者のグループホームに勤務していた事もあるため、もし、自分が勤務していたら…と、つい考えてしまいます。ちょうどGHの話を知り合いとしながら帰宅の途についたところでした。「夜勤は一人なので、何か起こった時が…」などなど。そんな時、台風による被害、GHのニュースが出ているではないですか… もし、自分が、その時、その場にいたら… そんなことを考えながらPCを開くと、突然、揺れだしました。地震…? テレビをつけると、やはり地震でした。震源地は熊本県。少し、落ち着いてきたかと思ったら…川内原発、いい加減、停止してほしいです!! 何かあってからでは遅いのに…。

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お気をつけて‼

2016-08-30 18:52:14 | Weblog

台風15号 昨年の今頃、九州を襲った台風15号。休めない職場で暴風雨の中、出勤し、帰りはすべての交通手段がストップし、タクシーで帰宅…という もう半分死ぬかも…と思うほど、怖い思いをしました。九州は毎年、台風の通り道で、子供の頃から 「やってくるもの」…多分、慣れているとは思うんですが、それでも怖いです。今年は九州ではなく関東、東北、北海度を通り路にしている台風… 日頃、九州ほどには台風が上陸せず、慣れていない地域なので、九州の人よりずっと怖い思いをされているのでは…と思います。上陸してしまったものは、早く海へと抜けてくれることを願うばかりです。どうか、お気を付け下さいませ。

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ヤマハ大人のコンサート♬

2016-08-29 19:08:32 | Electone & Piano

 先々週の日曜日、大人(中学生以上)コンサートがあり、今回、初参加しました♪ 多分、記事がなが~くなるだろう…と、まとまった時間が取れるときに…と思っていたら、今になってしまいました。2年前の6月に、お子さん対象のコンサート(コンクール)があり、見学者として見物させて頂いたことがありました。帰りは軍師官兵衛の講演会にも参加したので、多忙しの一日でしたっけ…。あの時は、気楽でしたが、今回は自分も演奏するとあって、ちょっと違いました。コンサートそのものは、午後からだったので、朝の内に、指馴らしをしてから自宅を出ました。自分も出演する発表会となると、ヤマハオルガン教室以来? かじった程度のピアノの発表会にも一度、出ましたっけ。子供だったからか、あの当時は緊張とは無縁でした。むしろ、「出番だぜ」くらいに得意になっていました。(?_?)何故でしょうね…昔は好きなことを人前でやることは、喜びだったのでしょうね。その一方で、自分が嫌いなこと、苦手なことに関しては、一切の努力もせず、ひたすら逃げまくっていました。勉強もそのうちの一つです。特に算数が嫌いだったなぁ…さんすう…が 英語も中学までは嫌いでした。高校で良い先生との出会いがあり、状況は一変しました アメリカ人とペラペラ~しゃべる先生をみて、「超カッコイイ!」突然、勉強を始めました。大人になって始めたエレクトーンも似たような理由です。2歳の時、鍵盤二段、足の鍵盤、合計3段の楽器を観て、「かっこいい~」と憧れました。自宅に届いたのは、オルガンでしたが…。

 あれから早45年の歳月が流れ、まさか~まさか、この歳になって、園児の時のように、発表会に出ることになりました。当時は母が付き添ってくれていましたが、父は無関心で、勿論、子供の発表会なんて、来たこともありません。ですが今回は…アッシーくんもかねて来てもらうことにしました。演奏前に疲れたくないし…

 前置きが、超なが~くなってしまい、もうすでに退屈されているかと…(まぁ、殆どの方は斜め読み、或は読み飛ばしでしょうけど…かえってその方が有難いです、誤字脱字が多いので)では、いよいよ?本題に…

 今回は、私のように大人になってから新たな楽器を始めた方がメインで、ピアノ、エレクトーンといった鍵盤楽器に加え、アコギ、エレキギター、フルート、サックス、ベース、トランペット、ドラム、カホン、ボーカル、総勢30名の方が参加しました。2つの市の教室の合同演奏会です。ソロ(デュオもあり)の合間にアンサンブル演奏が入るというプログラムでした。そして私の演奏順ですが、プログラム29番。…ってことは、ラストのアンサンブルの1つ前。つまりは、ソロのラスト、 「紅白歌合戦なら、トリじゃーん!」と園児だったら、絶対、浮かれていたと思います。今は落ち着きはらった大人(うそうそ)なので、(え…っ。早目に演奏して、あとはリラックスして他の方の演奏を楽しもうと思ったのに… ずっと緊張した面持ちで演奏を聴いたあと、最後に自分の順番が回ってくるのかぁ~ 結構、きついかも…?)

 演奏を聴くのは、とても新鮮でした!今までデイサービス等のボランティアグループによる演奏等、結構、耳にしていたので、(中高年~ご高齢の方のグループ)そこを基準にし、初心者の大人の方ですもん… きっと、一生懸命に音を探しながら弾く…というレベルから、やっと一曲弾けるようになって、仕上げた…こんな風に想像していました。

 そしたら、とんでもなく上手な方が多く、参加者も10代(中学生‼)の元気いっぱい、振り付け付きボーカルや、アコギ&弾き語り(こちらも中学か高校の学生さん!)にこにこ笑顔でドラムソロをする、これまた若い(年齢は分からないけど、10代後半から20代前半)の女の子など等…。見事なピアノ演奏もありました。還暦前後かな? あと、私よりちょっと上くらいの女性のフルートも良かったです!すっごく上手なので、長いんだろうなぁと思ったら、2年でしたっけ・・・? 高校時代、ブラスバンド部で、他の管弦🎺経験者でした。曲目も、演歌からポップス、ジャズ、と様々。父は、演歌になると、目が光っていました。ノリノリの曲にはついていけなかったようです(爆) 会場も結構、人がいっぱいでしたね。知り合いに声かけようか、ちょっと迷ったものの、結局、やめました。私の順番が回ってくるまで、3時間かかったので、声かけなくて良かったです。

 会場には、大きなビデオカメラが設置されていたので、ヤマハの職員さんが動画でも取って、Youtubeにでもアップするのかなぁ…と思っていたら、途中でいなくなった(カメラも片付けて)。どうやら個人だったようです。ご家族の方の撮影を終え、安心して退散されたようです? 中には奥様の演奏が終わり、大きな花束を抱えて、「良かったよー!」と手渡すシーンもありましたっ! もう~ビックリ! 粋なことをなさる旦那様ですねー。小学生の見学者も見かけました。お母さんや祖父母の応援ですね。スマホやデジカメで動画を撮影していました。その一方で、私の母は、一応、頼みはしたのですが…写真撮影…一枚くらいは…と。でもダメでした。操作分からん! まぁ、そういう訳でして、演奏前のセッティング(誰も写っていない)写真を一枚、この日は自分で撮影しただけでした。 集合写真撮影でもあれば、良かったけど…と今になって思う・・・どんな方が演奏していたか、すぐ忘れてしまうから。

 会場をあとにしようとしていると、50歳くらいの女性が声をかけてくれました。

「エレクトーンって凄い楽器ですね! 一台で、あんな凄い演奏が出来るなんて!

私が生まれて初めて(園児の時)エレクトーンの演奏を目の前で見た時の感動と同じ…ですよね。エレクトーンって知らない人も多いでしょおうし、キーボードって言われたり、左足でベースを演奏って点がキーボードと違っているけれど、認知度は低いと思いますので…。

 数日前、ゴダイゴがNHKの懐かしのメロディーに出演し、モンキーマジックなど、演奏していましたね当時、小学生でしたが、横文字で歌うゴダイゴがすっごくカッコイイと思ったものです。今、聴いても全く古っぽくないどころか、やっぱりカッコいい、ゴダイゴの曲。確かエレクトーンの楽譜も出ている筈…いつか弾いてみたい曲目の1つです

 おっと、最後に自分の演奏ですが、弾き始めてから左手だけ、何故か震えました。これが年齢ってものなんでしょーか でも、いつも間違うとしたら、ココって箇所があったんですが、そこまで辿り着く前に急に開き直り、心臓パクパクも収まり(急に‼だよ!不思議だね~)、後半から調子でたんだけど、ちょっと遅かったわ…でも、いいや。大きなミスはなく、途中、止まることもなく、(日頃から、間違っても止まらないで最後まで弾く!をモットーにしていたので、その点は良かった…)何はともあれ、終了~ いい経験が出来ました。改めて思うことは、オリンピックの舞台で力を出し切る選手たちって、もう~ 尊敬の尊敬の尊敬…掛ける1000倍くらい、あげちゃっても足りないくらいですよ、ほんと! そんな 「40代おばちゃま」ひと夏の体験でした…とさ

 最後まで、読んで下さってありがとうございました~ ご近所であれば、(もちろん、ご希望があれば)ここ、自宅で演奏しますんで、仰って下さいね~ 両手、両足使って演奏します。 (CDではなく…)発表会は場所が遠すぎるので、何方にもお声をおかけしませんでしたので。では~

    

Liveで見た個人総合の際の内村航平選手。ほんと、尊敬です。勿論、他の選手のみなさんも!感動しつつもただ、オリンピックを観ていただけの私も、この夏、ちょっとは頑張りました…かな。

 

エレクトーン演奏 NHK大河ドラマ『花燃ゆ』

 

こちらは自宅にて、コンサートから約三週間後の2016年9月17日演奏&撮影。gooブログの追加機能により、FBから貼り付け出来るようになりましたので…(追記記録2018.2.1.)

 

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ホークスもファイターズも…

2016-08-28 22:34:41 | ホークス

ソフトB・内川、デスパイネと激突し負傷退場…ここから大逆転許す

今、ネット記事で読みましたが、日ハムもホークスと同じく逆転負けだったんですね。共に敗れてゲーム差変わらず。それより、元々腰を痛めていたウッチー…内川選手の状態が心配です。キャプテン負傷で途中交代…更には逆転負けって、他の選手もショックじゃ… せめてもの救いは明日、一日、お休みで試合がないこと。気持ちを切り替えるには、一日置いた方が…。

 球場内にて…工藤監督が火を噴いていましたっ!

 

先ほど、コメント欄で、 この子の名前は、「ふうちゃん」だと判明しましたっ!まりりんちゃん、情報提供ありがとう~

どうやら すでに著書もあるらしいです。なかなかやるなぁ。

球場でも ひろきわ目立つ存在で、球場での「かけっこ」でも子供たちに大人気

・・・というのも・・・・

「よーい、どん!」

…で、かけっこして。

一等賞の筈、だったんですが、ゴール間際で(意図的だろうけど)

転んでしまい・・・

得意の「ねちゃったポーズ:

そのまま、足を引っ張られて「退場」となり、子供たちの「笑い」を誘っていましたよ~

いやぁ…見ればみるほど、カワユイです

 

 

 

 

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福岡ドームにて(^^♪

2016-08-27 22:09:33 | ホークス

画像、取り込めましたっ!何故か分んないけど、もう一度トライしたら1700枚以上の画像をまとめて(要するに3月から今日までデジカメで撮影した写真)この間、貴方様の写真があれば、メール添付して送信しますね…いつになるか分からないけど。

 最初に行ったのは、こちらです。福岡市博物館。

エミール・アントワーヌ・プールテル「自由」という作品です。

 The Great Amazon アマゾン展 9月4日まで。

夏休みなので、お子さんたちでいっぱいでした。

 

 上の景色を見て、「凱旋門だ~」と思わず叫んだ私。

実際は全く違うんだろうけど、何となく…古代ローマみたいな…(すぐ影響受ける人だな…)

このあと、福岡ドームへ向かいました。

  

ボウリングのピンのような、この子は何だろう…? ニューキャラだ~ 首がなが~くなるかと思ったら

 あれ? 寝てる…

 逆立ちまでしてる! お見事ですね~

1つ前の記事で、簡単に説明しましたが… 試合開始前の「夏休みスペシャル」

 正義の味方、ゴレンジャー(ごめん、私の世代は…本当は何戦隊なのか不明)

 一応、悪役? 何気にロッテの選手が写っていますが、試合前のキャッチボール中…

 

そして こちらにも… 子供たちが悪と戦っている間中、この方は横になっていて一番存在感ありました。キャッチボール中のロッテの選手共々!!!です!!! このワンシーンが一番ウケました(笑)

 そして早くもロッテの選手たちが投手を囲んでいます!

初回、2回と大量得点のホークス!

 長谷川選手会長、この日のヒットで1000本安打!

おめでとうございます🎊

1塁上で、花束を受け取っていたのですが、写真撮影…間に合わなかったわ~ ちょっと残念。

 

それにしても、ロッテファンの応援はリーグで一番まとまってるかも。福岡ドームの、あの一角だけで、これだけのまとまった合唱団!斜め前に座っていた小学生の男の子は、フライドポテトを食べながら、ロッテの応援に合わせて歌っていました。手振りまで交えて「いーぐーち! いーぐーち!」みたいに…。ホークスユニを着ていた頃の井口選手はスリムだったけど、今は若かりし頃の千代の富士関に似ている気が…

何はともあれ、ホークス勝って、首位を守りました☆

古賀ドライブインにて「あんかけ焼きそば(皿うどん)」(私と母)「ちゃんぽん」(父)を食したあと、帰宅の途に着きました~

久々の画像入りドーム観戦レポ終わり!

 

 

 

 

 

 

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福岡ドームへ行ってきました♪(#^^#)

2016-08-27 20:01:39 | ホークス

ソフトB連日の圧勝劇!柳田3戦連発 先発全員16安打で首位キープ

My family & I went to the Fukuoka Dome today, and our team won!!! 14-3  We didn't go there last year,so we thought we should not have missed the chance to support our team today! We believe Hawks can make V3

昨年はチャンスを逃してしまいましたけど、今年はやっと福岡ドーム観戦できました☆ 本当は甥っ子が夏休みの内に一緒に…と今月6日を予定していたのですが、部活が忙しいようで来福叶わず、我々も予定を変更。チケットは7月下旬~9月まで土日曜日の主催ゲームの中から選べる引き換えチケットだったので、この日を選びました。

午前中は、福岡市博物館にてThe Great Amazon アマゾン特別展を観賞、午後2時から野球…といっても試合開始30分前にドーム入り。夏休みなので、ゲーム開始前に5レンジャーのような5色のお兄さんたちと、怪獣2体が登場! 多くの子供たちも参加し、退治するみたいなショーをやっていました。最後はダンス。写真も撮影したのですが、今年3月から「画像を取り込めなくなった!」ので、画像無しです。…残念ですけど…。「新しい写真は見つかりません」ってなるんですよね…Windows 10になっても、それは変わらず。SDカードの方に問題があるのか分からないけど…。

試合は、初回からホークスが得点をあげ、ギータ、ウッチーの2打席連続アーチ

今月に入って、ホークスは元気がなかったので、「こんな時こそ、応援せんばね~!」(熊本弁)で応援してきました?

お蔭で大勝☆ バンザーイです

日ハムはナイターなので、今日の結果はまだですが、取りあえず首位キープ決定です。

明日も頑張って~

 

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ヤッタ!

2016-08-26 23:26:04 | ホークス

ソフトB圧勝、1日で首位奪回 和田が国内復帰初年度最多14勝目

今夜は仕事もなく、自宅にて最初から最後までCM無し!のホークス観戦☆ 

運よくNHK総合(サブチャンネル含む)にて放送があったので、ワッチの投球も じ~っくり見ました。

前日は、ラン二ングホームランなんて、珍しい負け方したらしいから、(ニュースにて帰宅後、知った!)引きずっているんじゃ…と心配しましたが、そんな必要なかったみたい。ギータも名誉挽回?な活躍で、ヒーローインタビューも「昨日、やっちゃったんで…」「いつも気持ちを込めて打席に立つが、今日もいつも通り…」そうしたら、入ったんですね、HR

ワッチ14勝目でトップ。彼が大リーグから帰ってきてくれて、ほんと良かったですわ~ お蔭で一日で首位奪還 好調西武と多くの試合数が残ってる…っていうのが、ちょっと気になるけど…

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塩野七生:著 『ローマ人の物語』 ~迷走する帝国~ (32)(33)(34)巻

2016-08-26 18:29:58 | 読書

 5月下旬から読み始めた「ローマ人の物語」。全43巻まであるので、一年くらいかけて ゆっくり古代ローマを旅する気分で読もうかなぁと第一巻を手にした時は思っていた。なにせ壮大な古代ローマの歴史。元々学生時代に興味があったギリシア哲学と堅実的なローマ人の考え方や生き方を比較するところから始まり、ハラハラドキドキしたハンニバル戦記、カエサルの活躍、その後のローマを堅実に平和共栄圏へと築き上げた各々の皇帝たちのストーリー。気がつけば、34巻(数日前に読了)を読み終え、一息ついていた。本という活字を通して古代ローマ建国から2000年以上も後の世界、しかも、ローマが繁栄した頃は弥生時代でしかなかった東洋の島国に生きる私が、彼らが生きた時代を追体験したかのような気分にさせられるって事実。記述好きなローマ人に感謝し、同時代を生きた歴史家や弁護士であったキケロ、統治者であると同時に文芸家でもあったカエサル、そして印刷技術を発明したドイツ人(一時期はローマに侵入しようと結構苦しめた部族でもあったんだ~と思ったりもして…)あらゆる人達のおかげで、特に著者である塩野さんのお蔭で、わくわく感や滅びゆくローマを目前にして哀愁の街を想像し、すごい体験をさせて頂いている。普段であれば、読書はしても、なかなか感想文を書くところまでは行きつかないのだけれど、折角だから数冊の本ごとに、要約を記しておこうと思ってしまった。子供の頃は、決して夏休みの「読書感想文」の宿題が大好き☆だったわけではないのだけれど…。読書は好きでしたよ。心の親友のような位置。そしてそれは今も変わらず。

 迷走する帝国。そう、前書ですでに『終わりの始まり』が始まっていて、天災や経済破綻、ゲルマン族の侵入、など前兆は見えてはいた。その後、皇帝になった息子のガラガラは、寒い地域でガリア人好んだ長袖を着用していたことから、ガラガラというニックネームで呼ばれたらしい。彼はやる気満々20代の若さで皇帝になっている。彼がやったことで、「ほお~っ! この時代に、すでに」と感嘆の声を上げてしまったことの一つに、「希望すれば、だれでもローマ人!」という法律を作って実行したことだ。2000年近くも昔のことですよー。日本に定住したい、市民権を得たい、と希望したからといって、「はい、どうぞ~」なんて現代でもありえないこと! 勿論、これをやると、特に「誰でもOK」となれば、移民国家で数年暮らしたからわかるけど、ここには書けない不都合が生じることも稀にあるからで、ガラガラ帝がやったことは、人類皆兄弟姉妹、共生協和の時代だ~というのは簡単だけれども、なかなかミサイルが飛んできたり、世界中皆が同じ方向を向いて平和を望んでいるわけではないので、「良いこと」と信じて導入した素晴らしい法も、結果的にはローマが衰退していく要因の一つになってしまった…と、あとの時代を生きる私達に結論付けられてしまうのだけれど…。古代ローマの時代、ローマ市民権を得ることは、特別だった。特別だからこそ、ローマ市民は自分たちが帝国を…運営でも防衛面でもやる気があったし、特別感があった、だろうと思う。でも、それが 誰でも!となると、塩野さんがいうように、何も苦労して得るものでも、特権でもなくなってしまう。リレーもかけっこも勉強も競争があって初めて頑張った際、特別感や達成感が生まれる訳で、何の努力もなしに、与えられるものになったとしたら…? 女性に選挙権が無かった時代は、特別だったから、勝ち取ったからこそ皆、選挙に参加しただろうけど、現代の日本では生まれたときから与えられている。何の苦労もなしに、手にしたものじゃ、選挙に足が向かない人が居たとしても不思議なことではないのかもしれない。え…これって、日本も衰退、滅亡へ進む前兆ってこと?全くありえないこともない…かもしれない…歴史から学ぶことがある限り。

 いずれにせよ24歳の若者、カラカラ皇帝は、善意によって始めたのだと思う。ただ、それは不幸なことに、塩野さんの言葉を借りれば、「ローマ社会の特質でもあった流動性を失わせてしまった」かつては教師か医者を志せば、解放奴隷でも市民権を得ることができた。(多くはギリシア出身でローマで家庭教師をしていた)「そして最後、ローマ市民と属州民の差別がなくなった代わりに、この二つが一緒になった一般市民階級の中で、二分化が起こったのだから絶望的だ。「ホネスタス」と「ウミウウス」の二分化である。直訳すれば、「名誉ある者」と「卑しき者」になる」(「ローマ人の物語 低迷する帝国 上巻」47ページ 14-17行目)

悲しきかな、人間は誰かを見下さなければ生きてはいけない生き物で、かつては出世の道が開かれたローマの奴隷たちも、(実際、皇帝の右腕となった実力者もいたっけ…今でいう官僚組織のさきがけ!)出世の道を絶たれてしまったことになる。著者の塩野さんも述べている。「そのような人々(奴隷に生まれた者)には、一生、うだつがあがらない社会にローマもなってしまったということであった」(同48ページ6行目)

  最後にユリウス・カエサルが残した言葉を・・・・

「どんなに悪い結果に終わったことでも、それが始められたそもそもの動機は、善意によるものであった」

深いわ…ユリウス・カエサル…そして塩野さん…。その後のローマは73年間に22人の皇帝が立ち、時代を映し出すかのように、軍人出身の皇帝が生まれては殺され、消され、、、、といった「三世紀の危機」と呼ばれる時代となる。ペルシアが勢力を伸ばし、ローマ始まって以来、「敵国ペルシアにヴァレリアヌス皇帝が生きたまま捕らえられる!」という前代未聞の不祥事が勃発! のちに騎兵段出身の実力者皇帝、アウレリアヌスはパルミラ、ガリアの独立で3つに別れていた地域を再びローマ領土に!…と喜んだのもつかの間、突然の暗殺。せっかくまとまりかけたローマ帝国が再び混乱の中へ… そしてローマ人としてのアイデンティティーや多数の神、守護神として寄りそう神よりも、絶対的な神にすがるローマ人も出始めて… 不安な時代にこそ一神教であるキリスト教が勢力を拡大することになったんだ… 現代の世界情勢と重なる部分も多すぎて、しばらくじっくり考えたい。

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I can't believe it!

2016-08-26 00:45:57 | ホークス

「福岡ソフトバンクホークス」のニュース

信じられん。一時は3位の日ハムに11ゲーム以上、差をつけていたのに。

今日のゲームは全く観ていないんだけど、まさかの2位転落…

何処のチームもホークスが相手となると、200パーセントの力で向かってくるような気が…

そりゃ、V3阻止したいよねぇ。(もし、ホークスファンじゃなかったら)

スポーツニュースを伝えるキャスター(NHK9時のニュース)も嬉しそうで… まあ、一般的には混戦になった方が面白いですものね。

多数派の期待を裏切る活躍をして下さいっ! ホークスナインの皆さんっ!

福岡は37度だったそうで、ほんと蒸し暑かった…今も深夜なのにムシムシ

いつになったら涼しくなるのか…

 

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ローマ人の物語 終わりの始まり29~31巻

2016-08-25 16:35:45 | 読書

 五賢帝時代の最後を飾るのは、哲学者としても知られていたマルクス・アウレリウス。弟、ルキウスとの共同皇帝だった。先の皇帝たちによって築きあげられた帝国の繁栄を維持するには、あまりにも多くの難題が起こった時期でもあったようで、悪天候による飢餓やテヴェレ河の大氾濫など天災に見舞われた時期でもあった。東方パルティア戦役でローマに持ち込まれた疫病も流行し、戦役には勝利したが、多大なる土産(疫病)をもらってしまったことになる。そうかと思うとドナウ河の防衛線ではゲルマン部族による侵略が始まり、二人の皇帝はドナウ河へ向けてローマを出発している。その1年後、弟、ルキウスが39歳で病死。ゲルマン2部族が防衛線を超えて、ローマ領内に侵入、なんと270年ぶりに破られるという事態になるのだった。それまでもガリアやゲルマン部族がドナウやラインを超えて侵入しようと試みていたが、強固なローマの防衛部隊によってリメス(防衛線)は守られ、破られることはなくパスク・ロマーナは守られていた。ゲルマン族のクワディ族と講和を結び、一旦は落ち着くも翌年、再び戦役開始、172年に勝利するも、今度はエジプトで暴動勃発、アルメニアでクーデター、etc....と目まぐるしく…。マルクスの後を継いだ息子のコモドゥスは失政を重ねたことで暗殺され、この後、ローマは皇帝の座を巡って5人が争う内乱となってしまうのだった。

 皇帝の座を勝ち取ったのは、なんと北アフリカ出身のセプティミウス・セヴェルス。北アフリカと聞いて驚くのは、私がそうそう簡単には国籍も市民権も与えない現代の日本に生まれ、暮らしているからだろうが、古代ローマ帝国では、これまで何度も述べてきたように、属州出身者もローマ市民権が与えられ、疑うこともなく「自分はローマ人だ」と思っていたようである。これまでローマの歴史を見てきても、身体に流れる血によってではなく、考え方というか、多神教でいかなる文化にも柔軟であったローマ的であるかどうかが問われていたように思う。すでにスペイン属州出身の皇帝も数人誕生し、アフリカ出身の皇帝が誕生しても不思議ではない状況だった。軍人皇帝は、ローマ軍の強化を図ろうとする。その一環として、満期除隊までの期間、20年間を終身制とし、除隊するまでは未婚であることが義務付けられていたが、婚姻もよし!とした。実際には いつでも結婚できるとなると、除隊までの20年間を待ちわびることもなくなり、しかも20年経過後も軍人でいれば給料は支払われ、軍事費の増大、財政の圧迫、軍の高齢化となり先々ではローマ軍の弱体化とつながっていくのだが…

 

 イタリアで起こった大規模な地震…この著書のシリーズを読んでいる中でも、幾度か地震等、天災に見舞われ都市そのものが沈没してしまった歴史もあり、改めてイタリア半島は地震が多いところなのだと感じました。テルマエ、温泉を愛し、本来、多神教であり、私達日本人と共通点が実に多いローマ、イタリア。心からお見舞い申し上げます。

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