今から・・・

バレーボールが終わって、

映画、クライマーズハイが始まるので観てみようと思います。

もう、始まっているけど。

ホークスはボロ負けしちゃった・・・。

3位西武に。

 

最近、映画館は勿論、テレビでも「映画」ってハリポタしか観ていない私。

クライマーズハイは、映画館で観たいと思いながら見逃してしまった映画です。

アマルフィも、そうなりそうな予感が・・・！

では、またね～。

たまには、こんな短いブログもいいでしょう。

 

すず

日本一熱い男、俺ミナミ

乾物の定番商品の発注日は、週に三日。月、水、金曜日だ。（当時）　

これに　「生活良好」シリーズの発注月、木曜日（当時）が加わる。

本日は月曜日であるからにして、俺は早速鈴木すず子と一緒に売場を回りながら、乾物の商品説明、及び発注を行う事にした。

スーパーによっては、発注日と入荷日が異なっていることも多い。月曜日が発注日で、入荷日は水曜日、というように。この場合、商品はすべて棚に並んだ状態で発注をかけるので、非常にやりやすい。

とあるスーパー系列では、定番商品の発注日と入荷日が同じであるため、荷出しが追いつかず、或いはメーカーによっては届いていない状態で発注をしなければならず、この点が難しいところだ。慣れればなんとかなるだろう。しかし、最初の頃は、空っぽの棚を見て、

「これって、前回の発注日に注文した筈だけど・・・。プラットホーム（入荷商品を届けるトラックが横付けされる場所）には届いているのかなぁ。それともメーカー欠品で未入荷なのだろーか？」

と、大いに迷うところである。

スーパーの仕事は単純そうで、実は奥が深いのだ。なめてはあかん！何事も！

以上のことをざっと説明した後、いよいよ乾物の棚の第一群の前へ来た。

「俺はいつも、この順番で発注をしているんですよ。この順序が一番やりやすく、発注漏れも置きにくいから。鈴木さんもこの順序にそって、発注をかけてもらえますか？　では、最初はここから」

俺は、竹の子の時期になると、大繁盛する売場の前で発注機の使い方の説明をしたあと、「ぬか」や「漬物の元」を見た。ゴールデンウィークの時期がくれば、「ぬか爺」がやってくる。新人には手厳しい顧客として有名で、その名を「黄金のぬか爺」として天下まで轟かせているのだ。

きっと、竹の子の季節が来れば、すず子も・・・・。これは、今からびびらせてはまずいだろうと思い、言葉を飲み込んだ。

「では、次の商品群へ行きましょう。醤油などは調味なので矢木さん担当です。乾物、調味は商品が入れ交じっている場所がいくつもあるので、間違えて発注をしないように気をつけてください」

すず子は、分かりました、と言いつつ、キョロキョロしている。何処が乾物、何処が調味・・・こういうことも、まだ、お客様に商品の場所を聞かれたとき、売場で迷子になる新人くんにとっては、ハードだろう。かの有名な修ちゃん店長ですら、新店舗立ち上げのとき、言っていたのだ。

「うまかっちゃんは、らーめんだってことは分かるけど・・・・（汗）　お客さんに聞かれても、何処に何があるか、まだ自分が把握してない内は・・・・ねぇ」

慣れると初心を忘れがちだ。新人くんを指導することは、初心を思い出すきっかけになる。俺にとっても勉強だぜ！

「ここは、海苔とお茶漬け、それにふりかけ類の棚です。その先には米がありますが、今は小物の米だけ発注して下さい。大きな袋入りの米は俺が発注します」

米も乾物に分類されている。されてはいるが、発注も米の荷出しも無理だろう、と俺がぎっくり腰になった事実を思い出しつつ、すず子に言った。基本は担当者が発注は勿論、荷出しも主になってやらなければならないからなぁ。つい先日も、

「カトくん。米の荷出し、頼んでもいい？　俺、ぎっくり腰やけ・・・」

と中腰になったまま、お頼みした。ズキズキとうずきだした為、思わず顔をしかめたその瞬間、すれ違ったすず子と目が合ってしまった。う～ん。君たちもぎっくり腰には気をつけてくれぇ！（泣）

「次は、あちらの棚です」

俺は鈴子を引率し、乾物メインストリートに到着！　向かい合わせの両方の棚は主な乾物商品が、ずらっと並んでいる。

向かって左は、年末に特に動く、椎茸、かんぴょう、胡麻、でんぷん、寒天など。

向かって右は、小麦粉、パスタ類だ。

年間を通して動きが激しく、「発注日は沢山棚にあるから・・・」と全く発注を取らずにいると、すっからかんになりやすいのも、ここ！

小麦粉、胡麻、スパゲティなど麺類は、特に要注意だ！　俺も胡麻は何度も欠品させている。すず子は、そのことに気が付いていた。

「これ、いつも一日で　すっからかんになるのなら、もっと頼めばいいのに」

と、すず子が呟いている心の声が聞こえてきたことがある。あれは、生活良好商品だから、週に二日しか発注及び、入荷されないのだよぉ・・・。完璧主義の俺だって、欠品させることは、あるのだよぉ・・・・。君も実際にやってみれば、分かることさぁ・・・・。と心の中で返事を返しておいた。

本人に届くのは、完全に引継ぎが終わった8月中旬になってからのことだが。お盆前に一人で発注を開始する！　という難しい時期に当たったことも、今後のことを考えれば良き勉強となるだろう、と判断した俺。　スーパーが繁盛するのはお盆前と年末だ。　これをクリアすることが売場担当者道　初段に認定される条件となる！　そのために、欠品リストと反省文を書かせていた俺だった。担当者が認識する、という点で大いに役に立つのだ、これが・・・多分・・・。

（今となっては、反省文を書かせる効果の程は、ちと微妙である。　特に鈴木すず子に関しては・・・）

この乾物メインストリートのところで、すず子は必死になってメモを取っていたが、俺が熱が入りすぎていたのだろう。

「副店長、あの・・・。書くスピードが追いつけないので、もっと　ゆっくりと・・・」

はっ！　とした俺は、ようやく人の気配に気が付いた。

振り向くと、業者さんが　にやにやしながら俺の真後ろに立っている。

「ミナミくん！　熱心だねえ！」

しまった！

説明に熱が入りすぎてしまった。

これだから俺は、末永さんから　熱血教師タイプの南副店長～！　と絶賛されるのだろう。

日本一暑い九州で、

日本一熱い男、　俺、ミナミ。

そして俺から仕事を教わる部下は、日本一運がいい！

 

ミナミ   灼熱の太陽が似合う男だぜ！　ハワイへ行かずに日焼けしたい人はグロッサリーに加入して下さいっ。プラットホームで　じりじりと日焼けできるぜぇ～