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メガソーラー発電所  a

2012年02月20日 14時25分17秒 | 日記

2012年2月20日(月) メガソーラー発電所  a

 

 

この所、電力会社等によって建設された、大規模な太陽光発電プラントの、新規稼働が相次いでいる。最大出力が1000kw、即ち、10w=Mw(M メガ)以上の、メガソーラー発電所が多い。東日本大震災後の中で、希望が広がる、明るいニュースでもある。 

 

東電管内について、公表されたものは、以下である。   

○浮島太陽光発電所 11年8月稼働  川崎市臨海部 東電・川崎市共同

約11ha 

パネル約38000枚 最大出力7000kw CO削減効果年3100t

年間発電量 740万kwh(一般家庭2100世帯分)

年間最大発電量  

  7000kw×8760h=6132万kwh  

有効発電比率  年間発電量/年間最大発電量 

=740万kwh/6132万kwh=0.12

 

 

○扇島太陽光発電所 11年12月稼働  川崎市臨海部 東電・川崎市共同

約23ha

 パネル約64000枚 最大出力13000kw 

年間発電量1370万kwh(一般家庭3800世帯分)  

年間最大発電量  

  13000kw×8760h=11388万kwh  

有効発電比率  年間発電量/年間最大発電量 

        =1370万kwh/11388万kwh=0.12 

 

○米倉山太陽光発電所 12年1月稼働  甲府市米倉山 東電・山梨県共同

約12.5ha(サッカー場17面相当)     

  パネル約79000枚 最大出力10000kw CO削減効果年5100t

年間発電量1200万kwh(一般家庭3400世帯分)

年間最大発電量  

  10000kw×8760h=8760万kwh  

有効発電比率  年間発電量/年間最大発電電力量 

        =1200万kwh/8760万kwh=0.137

 

 

 

全国的には、各電力会社も、ソーラー発電事業を展開しているようで、稼働している主なものは以下の通り。

 ○関電 堺太陽光発電所  11年9月稼働  堺市埋立地  関電・堺市共同

   約21ha(甲子園球場の約5倍)  第1区画~第3区画

   パネル約74000枚  最大出力10000kw 

   年間発電量 1100万kwh(一般家庭3000件分 )

年間最大発電量  

  10000kw×8760h=8760万kwh  

有効発電比率  年間発電量/年間最大発電量 

        =1100万kwh/8760万kwh=0.137

 

 ○中部電 メガソーラーたけとよ 11年10月稼働  愛知武豊火力構内

   開発敷地 14ha(名古屋ドーム 3個分)

   パネル約39000枚  最大出力 7500kw 

   年間発電量 750万kwh (一般家庭 2000世帯分)

年間最大発電電力量  

  10000kw×8760h=8760万kwh  

有効発電比率  年間発電量/年間最大発電量 

        =1200万kwh/8760万kwh=0.125

 

 

 ○中国電 福山太陽光発電所  11年12月稼働  福山市

   4.5ha

   16544枚のパネル 最大出力 3000kwCO削減効果 年2100t

   年間発電量 368万kwh(一般家庭 1000世帯分

年間最大発電量  

  3000kw×8760h=2628万kwh  

有効発電比率  年間発電量/年間最大発電電力量 

        =368kwh/2628万kwh=0.14 

 

北海道電、東北電、北陸電、四国電、九州電、沖縄電については、煩雑になるので省略。

 

上記にある、有効発電比率とは、自分で、便宜上、仮に作ったパラメータだが、公表されている、実際の年間発電量と、年間最大発電量(1日24時間、年間365日、通しで最大出力の発電を行ったと仮定した時の発電量)との比で

有効発電比率=年間発電量/年間最大発電量

となる。

各、太陽光発電所での、この有効発電比率を見ると、0.12~0.14の範囲であり、思ったよりも数字が小さいようだ。

 発電量は、日照によって決まるが、日照時間や日差しの強さは、下の様な、色んな要因で変化する訳だが、

   ・地球の自転による変化 平均的には 半日は太陽が現れない夜で発電は不可

               →発電比率は、0.5よりは大きくはならない。

・気象条件の変化    晴れだけでなく、雨や曇りの時もある           

   ・太陽の高度の変化   一日の時間変化  日の出~南中~日の入り

               季節による変化  夏至が最大、冬至が最少

               緯度による変化  沖縄が入射角大  発電大

                        北海道が入射角少 発電小

など、バラツキ要因は多いのだが、平均的には、余り差は無い、と言うことだろうか。

又、発電所間のバラツキが少ないことは、地域による日照の差はない、ということだろうか。稼働開始後の、実際の発電量はどうなのか、1年間のデータ等を見たいものだ。

 


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