2011年2月7日(月) 色の世界―日の丸の旗
社会的に、色が決められているものの中で、代表的な例の一つとして、先のブログに、以下の記事を載せている。
色の世界―交差点の信号機の色は緑?(2011/2/1)
今回は、その続編として、同様に色を決めている、国旗について触れてみた。
○日本の国旗は、日の丸である。 この所、休日となる旗日は増えても、一般家庭では、日の丸を掲げる事は、少なくなった。残念ながら、我が家では、日の丸の旗は、持ち合わせていない。
この日の丸だが、なんと、平成になってから制定された、という法律(国旗国歌法 H 11/8/13 公布)によれば、日の丸(正式には日章旗)のデザインについても、縦横のサイズや、丸(正式には日章)の位置と色 等が、規定されている。その中で、色については、地の色は白で、太陽を象徴していると言われる、中心の丸の色は、単に、紅色 と規定されているようだ。
一言で、紅色と言っても、色見本の例は、以下のように、正に、色々ある。
JIS慣用色では、紅色の見本は以下で、カラーコードは、#d71345である。
和色大辞典では、紅色は、以下の様な見本になっている。#d7003a

日本の色辞典でも、カラーコードは同じになっている。 #d7003a

又、日の丸には、実際には、JIS慣用色の、金赤も、かなり使われているようで、色 見本は以下で、カラーコードは、#ea4e31である。
Wikipedia(タイトル 日本の国旗)にある日の丸は、紅色として、以下の見本が出ているが、カラーコードは表示されていない。(背景を着色)

又、ある団体のサイトでは、以下の様に、色んな色の日の丸を例示している。 下図にある、JIS慣用色のカラーコードを、前述の数字と比べると、金赤は同じだが、紅色は、異なっている。この団体では、#df0029の日の丸を扱っている、という。
#df0029 (Wikipedia)
又、関東と関西では、赤の色合いに、微妙な違いがある、とも言われるが、紅色と金赤との違い、かも知れない。
○赤系を使った国旗に、中国の、五星紅旗があり、名称に、日の丸の色でもある、紅という字が使われている。 Wikipediaの情報によれば、この旗の色については、織物生地の、合成繊維、絹、木綿 別に、赤色か金色で、色を付ける、ことと、しているようだ。 この場合、それぞれのケースの色について、万国共通の、XY表示の色座標と刺激値を、細かに、誤差の許容範囲まで、規定している、のには驚いた。 日本での、日の丸の色の規定の仕方との、大きな違いは、何なのだろうか。 残念ながら、カラーコードでの表示は見当たらない。
以下の旗は、同じ Wikipediaにある例である。
中国 五星紅旗
○平和な時代の中で、日頃、目にすることが少なくなった、日の丸だが、オリンピックやワールドカップ等の世界的なスポーツイベントでは、日本のシンボルとして、やはり、大切なものである。
一昨年、野球のWBCで、日本が優勝した時は、それを祝って、日の丸の色に因み、ニューヨークのエンパイアステートビルの照明を、白―赤―白 にしてくれた、という、嬉しいニュスもあった。
単一民族と言える日本に比べ、米国は、合衆国だけに、国旗を示しながら、国民のベクトルを合わせる必要がある、と言われ、日頃、街の中のあちこちに、星条旗が見られる。
望まないことだが、一旦、戦争となれば、戦争は国家間の争いだけに、国旗が、非常に大きな役割を担わされる、ことになるのは、歴史が物語るところである。
国旗がはためくのは、平和なスポーツの祭典だけであってほしい、ものである。
社会的に、色が決められているものの中で、代表的な例の一つとして、先のブログに、以下の記事を載せている。
色の世界―交差点の信号機の色は緑?(2011/2/1)
今回は、その続編として、同様に色を決めている、国旗について触れてみた。
○日本の国旗は、日の丸である。 この所、休日となる旗日は増えても、一般家庭では、日の丸を掲げる事は、少なくなった。残念ながら、我が家では、日の丸の旗は、持ち合わせていない。
この日の丸だが、なんと、平成になってから制定された、という法律(国旗国歌法 H 11/8/13 公布)によれば、日の丸(正式には日章旗)のデザインについても、縦横のサイズや、丸(正式には日章)の位置と色 等が、規定されている。その中で、色については、地の色は白で、太陽を象徴していると言われる、中心の丸の色は、単に、紅色 と規定されているようだ。
一言で、紅色と言っても、色見本の例は、以下のように、正に、色々ある。
JIS慣用色では、紅色の見本は以下で、カラーコードは、#d71345である。

和色大辞典では、紅色は、以下の様な見本になっている。#d7003a

日本の色辞典でも、カラーコードは同じになっている。 #d7003a

又、日の丸には、実際には、JIS慣用色の、金赤も、かなり使われているようで、色 見本は以下で、カラーコードは、#ea4e31である。

Wikipedia(タイトル 日本の国旗)にある日の丸は、紅色として、以下の見本が出ているが、カラーコードは表示されていない。(背景を着色)

又、ある団体のサイトでは、以下の様に、色んな色の日の丸を例示している。 下図にある、JIS慣用色のカラーコードを、前述の数字と比べると、金赤は同じだが、紅色は、異なっている。この団体では、#df0029の日の丸を扱っている、という。

又、関東と関西では、赤の色合いに、微妙な違いがある、とも言われるが、紅色と金赤との違い、かも知れない。
○赤系を使った国旗に、中国の、五星紅旗があり、名称に、日の丸の色でもある、紅という字が使われている。 Wikipediaの情報によれば、この旗の色については、織物生地の、合成繊維、絹、木綿 別に、赤色か金色で、色を付ける、ことと、しているようだ。 この場合、それぞれのケースの色について、万国共通の、XY表示の色座標と刺激値を、細かに、誤差の許容範囲まで、規定している、のには驚いた。 日本での、日の丸の色の規定の仕方との、大きな違いは、何なのだろうか。 残念ながら、カラーコードでの表示は見当たらない。
以下の旗は、同じ Wikipediaにある例である。

○平和な時代の中で、日頃、目にすることが少なくなった、日の丸だが、オリンピックやワールドカップ等の世界的なスポーツイベントでは、日本のシンボルとして、やはり、大切なものである。
一昨年、野球のWBCで、日本が優勝した時は、それを祝って、日の丸の色に因み、ニューヨークのエンパイアステートビルの照明を、白―赤―白 にしてくれた、という、嬉しいニュスもあった。
単一民族と言える日本に比べ、米国は、合衆国だけに、国旗を示しながら、国民のベクトルを合わせる必要がある、と言われ、日頃、街の中のあちこちに、星条旗が見られる。
望まないことだが、一旦、戦争となれば、戦争は国家間の争いだけに、国旗が、非常に大きな役割を担わされる、ことになるのは、歴史が物語るところである。
国旗がはためくのは、平和なスポーツの祭典だけであってほしい、ものである。