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つれづれの記

日々の生活での印象

ドイツ語の歌  

2023年09月20日 14時48分31秒 | 日記

  2023年9月20日(水)  ドイツ語の歌

 

 

この所気になっている、ドイツ語の歌を取り上げる。

 

◎ ムシデン

 ♪ムシデン ムシデン♪で始まる歌があり、筆者が、以下の原語の発音で、よく知っているものだ。

 

 

 ムシデン ムシデン ツムシュテッテレナウス シュテッテレナウス

                  ウント ドウマイシャッツ ブライディール

 ベニコンベニコン ベニビデュルムコン ビデュルムコンケリ 

                  アイマイシャツ バイディール

 カニグラーイミットアルバイ バイヅルザイン

                  ハリドッホマイフライトアンディール

ムシデンは、でんに聞こえ、ベニコンは、こんに聞こえて、そう覚えたことだ。

 

ネットの以下のサイトに、原語と日本語訳が出ているが、日本語訳は、後述の楽譜にある歌詞が一般的だ。

             (参照;別れの歌 ムシデン Muss i den ドイツ民謡.html   )

歌のタイトルは、「別れの歌」「別離の歌  

 

手持ちの、古い歌集には、この歌は、南ドイツ シュバーベン地方の民謡と出ている。

 

楽譜は以下である。(参照:別れの歌 ムシデン Muss i den ドイツ民謡.html)

日本語の歌詞では、楽譜にある、岡本敏郎訳がよく知られている。

 

 

 

◎菩提樹

 釈迦の木と言われる菩提樹は、ドイツ語では、Lindenbaumと呼ばれる。

著名な楽曲 「菩提樹」は、ミュラーの詞に、シューベルトが作曲し、歌集「冬の旅」で発表したようだ。

 

 筆者も、ほぼ、原語に近い発音で、次のように、今でも覚えていることだ。

  アンブルンネンホールデントーレ ダシュテート アインリンデンバーム

  イッヒトラウムト インザイネンシャッテン ゾマンヘスシーセントラウム

                              (以下 略)

原詞は以下である。

  

 

 

曲調は、2番で短調に転調し、3番の冒頭で、嵐の気配となるが、長調に復調後は、柔らかい雰囲気となり、全体として、ロマン的味わいがある曲となっている。

 

ネットには、著名なバリトン歌手のフィッシャー・ディスカウが歌っている動画もあり、久しぶりに聞いたことだ。

 

 

◎故郷を離るる歌

 

 この歌は、今は、ポーランド領になっている、旧ドイツ領シレジア地方の民謡で、旅立っていく者が、故郷に別れを告げる歌という。

 以下に、ネットにある楽譜を引用する。

(参照:故郷を離るる歌/うたごえサークルおけら.html)

 

 

 

この歌は、日本では、大正初期に、東京音楽学校関係の演奏会で、混声合唱曲として、紹介されて、大変、流行したようだ。日本では、吉丸一昌の訳詞で歌われていて、小百合や撫子や千草や、つくしの丘や柳の土手など、舞台装置が賑やかだ。

 

が、元歌の民謡の歌詞は、以下のサイトに拠れば、別れの歌であるのは同じだが、貧しさの中で、愛する人との、別れを惜しむ光景が描かれているようだ。

 

元歌の解説を、少々長いが、以下に引用する。

 (参照:故郷を離るる歌 歌詞の意味・和訳 ドイツ歌曲.html)

  

  

  

 

吉丸一昌訳詞では、故郷の風物全体を別れの対象として、汝(なれ)と呼び、別れを惜しんでいる。引用した上述の歌詞にある、若い男女は登場しない。風紀が乱れるとの配慮があったかも知れない。

どうして、このような訳詞になったのだろうか、信じられないことだ。

 

筆者の理解では、日本語の歌詞は、元歌のメローディを借用した“替え歌”とすればよいようで、吉丸一昌は、訳詞者でなく、作詞者となる。

スコットランド民謡の「麦畑」の、節だけを借用し、全く異なる、「故郷の空」(詞 大和田建樹)にしたのと、類似している。

 

 

◎学生時代とドイツ語

 筆者は、学生時代、第2外国語として、ドイツ語を選択したのだが、一寸した日常会話も出来ずに終わってしまっている。

今回、朧気な記憶を頼りに、ドイツ語の歌を取り上げたが、学校で、ドイツ語をまともに覚えなかった、罪滅ぼしのような感覚もあるだろうか。

3曲とも、手持ちの、古い歌集に出ているものだ。

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