2023年9月15日(金) インボイス制度
先日、当ブログに下記記事を投稿した。
横文字 2023/9/5) (P 34)
本稿は、横文字の繋がりから、上記記事とは、姉妹編と成っている。
○インボイス
最近のテレビは、この10月から始まるインボイスのことで賑やかである。
そもそも、インボイスという言葉だが、英語であり、手持ちの英和辞典には、以下のように出ている。
invoice 名詞 商業分野 送り状(商品発送の案内状)/仕切り状(送り荷に記された)
下図は、インボイスを解説したサイトにあったものだ。
(参照:インボイス制度とは わかりやすく説明します|サクサク経済Q&A|NHK.)
図では、消費者に300万の商品を販売すると、事業者Aは、10%の消費税(30万)を受け取るが、商品準備段階で、100万の商品を仕入れ、事業者Bに消費税10万を支払っているので、差し引き20万を納税するという説明だ。
図にある、A,Bの事業者間の取引を示す証票として必要となるものが、インボイスである。
○免税事業者
消費者は、現行10%の消費税を支払って買い物をするが、年間売上額が、1000万以下の小規模事業者の場合は、受け取った消費税を納税する必要がないようだ。
小売店は、消費税分を受け取れば、益税となる。
課税事業者にあるか、免税事業者になるかは、重要な選択だが、後者になるためには、売上額の時期など、細かい条件があるようだ。
このような扱いにしているのは、小規模事業者の、事務処理が煩雑にならないようにとの配慮と言われる。
一方、税の公平性に反する、消費者を騙す行為だなどとの批判もあるようだ。
○二大法改正
今年から来年いかけて、会計処理上の重要な制度が始まるようだ。
電子帳簿保存法は、所得税や法人税など、税制全般に関わるものだ。一方、インボイス制度は、消費税だけに関わるのだ。
両者の違いを説明したサイトがネットにあるので、以下の図を引用する。
(参照:電子帳簿保存法とインボイス制度の2大法改正 経理業務はどう変わるのか? _ 株式会社ナイスシステム.html)