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ウクライナのこと  その14

2022年05月27日 14時57分21秒 | 日記

 

  2022年5月27日(金) ウクライナのこと  その14

 

 

ウクライナに関する、緊迫したニュースが続いているが、最近の話題を取り上げる。

 

◇退役将校が政権批判

ロシアの退役将校がプーチン政権を痛烈に批判し、話題になっているようで、下記の2サイトの記事と写真を参照した。

(ロシア退役将校 プーチン政権を痛烈に批判 「賢人の声に耳を」 _ NHK _)

(「プーチン大統領は謝罪すべき」 ロシアの大物退役軍人がウクライナ侵攻で異例の批判(テレビ朝日系(ANN))

この軍人は、レオニード・イワショフ氏で、ロシア国防省で、国際局長も務めた、以前の重鎮で、ウクライナ侵攻前に、「誰も必要としない戦争は止めるべきだ」と反対を訴えていたようだ。

   

ロシアの、この退役軍人が、ロシアのウクライナ侵攻について、“作戦は、戦略面でも情報戦でも、敗北している上、歴史的な孤立を招いている” などと、プーチン政権を、痛烈に批判しているが、これに対して、“時代遅れで滑稽な主張だ” という意見もあり、ウエブ上で話題になっているようだ。

 

◇モルドバの前大統領が拘束される

*ニュースによれば、ウクライナに隣接する、モルドバ国の当局が、新ロシア派の前大統領、イゴル・ドドン氏を、国家反逆や汚職の容疑で、拘束したようだ。下記サイトを参照。

(モルドバ、親ロシア派前大統領を拘束 国家反逆などの容疑 写真3枚 国際ニュース:AFPBB News.html)

記事によれば、氏は、2016~2020に大統領を務め、公然と、ロシアから支援を受けていたと言う。また、ロシアの新興財閥(オリガルヒ)である盟友から、収賄の疑いが持たれているという。 

*下図は、モルドバ国(首都 キシナウ)の地図だ。モルドバは、岩手県より少し大きく、人口は400万人弱の小さな国だが、一時、ウクライナからの避難民が押し寄せて、人口の1/10程迄に増えたことがある。

 

モルドバの東部のウクライナ国境近くを流れる、ドニエステル川の東岸沿いの細長い地域が、反政府勢力の支配下にあり、モルドバから独立し、沿ドニエステル・モルドバ共和国(首都 チラスポリ----図では不鮮明)の建国を宣言しているようだが、国際的には未承認の国である。この共和国を、ロシア政府が支援しているようだ。

   

      モルドバの位置(ルーマニアの東 ウクライナの西)           ドニエストル川と東沿岸地域



*ソ連邦の時代、連邦内にGUAMという連合体があったが、これは、Georgia、Ukuraine、Azerbaijan、Mordovaの4か国の頭文字をとったものだ。それぞれの国内に、ロシアの息のかかった、独立指向の反政府運動をかかえていて、ウクライナには、ルガンスク人民共和国、ドネツク人民共和国があった。ウクライナ侵攻後の今も、大きな存在になっている。GUAMについては、当ブログの下記記事で触れている。

  ウクライナのこと  その6  (2022/4/5)

 

 

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