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フランスの総選挙 その後

2024年08月05日 15時32分04秒 | 日記

 

  2024年8月5日(月)  フランスの総選挙 その後

 

 

◎世界の総選挙

本ブログでは、先だって、世界の総選挙として、シリーズもので記事を投稿している。

  この7月4日のイギリス  世界の総選挙 1 (2024/6/2) (Q12)

  この5月末の南アフリカ  世界の総選挙 2 (2024/6/4) (Q13) 

  この6月1日のインド   世界の総選挙 3 (2024/6/8) (Q14)

               インドのこと   (2024/6/14)(Q17)

 

これらの記事を投稿した時点では想定されていなかったのが、今回のフランスの総選挙である。

フランスのマクロン大統領が、総選挙を行うと決断し、実行したのである。

          (参照:マクロン氏の与党連合が大敗の危機 フランス総選挙、あす初回投票.html)

マクロン大統領の決断は、やや、唐突に見える。6月6日~9日に行われた,EU議会議員選挙で、極右政党の野党の国民連合が大勝し、与党連合が大きく後退したことを受け、与党の求心力を高め、決戦投票にも期待して、総選挙に打って出たようだ。

        

                  仏  マクロン大統領

 

 総選挙の1回目の投票は6月30日に行われ、決戦投票は、7月7日に行われたようだ。

前回の総選挙では、下院577議席(全て小選挙区)の内、1回目で当選が決まったのは、5人だけで、残る99%の議席は、決戦投票で決まったようだ。

フランスでは、選挙は一回で結果が出ず、決戦投票がお馴染みのようで、議会選挙だけでなく、大統領選挙でも行われている。

 

フランスの存在は、EUだけでなく、G7など、国際的にも大きなものがあるだけに、総選挙の行方が注目されたことだ。

 

 

◎決戦投票結果

フランスの政治では、大統領の権限がどうなっているのか、筆者には、やや不明確だが、大統領が、行政実務を担当する首相を任命し、組閣を指示できるようで、マクロン大統領は、オリンピック終了後に首相を指名すると表明しているようだ。

因みに、パリオリンピックは、7/26~8/11となっている。

下図は、マクロン大統領とIOCバッハ会長。 

  

 

 

総選挙の決戦投票の結果は以下のようだ。

 (参照:フランス議会下院選挙で左派連合「新人民戦線」が最大勢力 議会の多数派形成は難航も _ NHK _ フランス.html)

  

  

 

 総選挙結果について、上記とは、多少数字は異なるが、下図のサイトもある。

     (参照:フランス議会下院選、左派連合が最大勢力に 極右は予想外の失速 - BBCニュース.html

 

  

  

今回の総選挙は、第1勢力となった左派連合は、過半数には達しないため、連立が必要となり、一方、マクロン政権の与党連合は第2勢力のため、難しい舵取りが要求される。

第1回の投票で首位となった極右政党が、決戦投票で第3勢力に後退したことで、フランス国民の良識が反映され、一安心だが、極右には、間違いなく追い風が吹いているようだ。

今後のフランスの政治は、流動化が予想される。

 

◎フランス国内の緊張

パリオリンピックが終了すると、パリパラリンピックが引き続き開催されるが(8/28~9/8)、一方、オリンピック直前に、フランス国鉄TGVの破壊行為が勃発しているなど、フランス国内の緊張は続くようだ。

 

 

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