つれづれの記

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佐渡の金山が世界遺産に

2024年08月02日 18時58分46秒 | 日記

 2024年8月2日(金)  佐渡の金山が世界遺産に

 

 

この7月21~31日に、インドのニューデリーで開催された、第46回世界遺産委員会で、7月28日、佐渡の金山が、世界文化遺産として登録することが決定されたようだ。

 

数年前だが、佐渡金山に関し、当ブログで、以下の記事を投稿している。

  佐渡金山 世界文化遺産推薦へ   (2022/2/1)    (T44)

 

この時は、推薦に沿って、すんなり登録されると期待していたのだが、理由は不明だが、実現せず、今回、再チャレンジする事態になっている。

 

 

その後、佐渡金山の世界遺産への登録に関して、イコモスから情報照会があり、関係筋が対応している。この時の経過を、下記記事に纏めているが、

  佐渡島の金山  (2024/6/10)     (Q15)

記事でも予測しているように、今回の登録と、なったものだ。

 

 

 

 

 

◎つい先日、佐渡島の金山の世界遺産登録に関し、イコモスから、「情報照会」について連絡があったと報道された。

イコモスからの情報連絡に関しては、以下の4つの区分があるようだ。

  「勧告」 「情報照会」 「登録延期」 「不登録」

この中で、「勧告」は、提出した推薦書通り、そのまま登録されるが、「情報照会」では、指摘された事項を修正し、イコモスの意向に添えれば、登録の方向となるようだ。

 今年、7月にインドのニューデリーで開催される予定の、第46回世界遺産委員会で審議されたようだ。

 

佐渡金山の開発では、朝鮮出身者が、強制的に働かされたと、韓国代表が苦言を呈し、反対した経緯がある。

佐渡金山の開発では、朝鮮出身者が、強制的に働かされたと、韓国代表が苦言を呈し、反対した経緯がある。

 

 

◎佐渡金山の構成資産の概要 

日本から提出した推薦書では、「佐渡島の金山」は、以下の、2つの構成資産からなってい

る。 (参照:世界文化遺産目指す「佐渡島の金山」イコモス 情報照会の勧告 _ NHK )

 ・西三川砂金山(にしみかわさきんざん)

 ・相川鶴子金銀山(あいかわつるしきんぎんざん)

 

佐渡島の鉱山の歴史は下表のようで、これらの位置を、佐渡が島の地図で示す。

  

 鶴子銀山と新穂銀山はかなり古く、今回の構成遺産は、西三川砂金山と、相川金銀山となっている。

 

 

相川金銀山のシンボル的な景観が、下図の、道遊の割戸(どうゆうのわりと)である。競って手掘りで進めた結果、山頂から、図のような大きな隙間ができたようだ。

 

    

イコモスは、「完成された手工業で、採鉱と製錬技術を継続した、アジアで例を見ない事例として、世界遺産への登録を、考慮するに値する」としている。

 

一方、指摘された事項は、以下の3点という。

 ・完全性、真実性を満たすため、江戸期より後の証拠が大部分を占める一部の地区を除く

  こと

 ・相川鶴子金銀山の資産を保護するための地域を沖合に拡張すること

 ・鉱業権の所有者が商業採掘を再開しないという明確な約束を示すこと

 

指摘事項の具体的内容は手許に無いので不明だが、これらについて関係者が、真摯に取り組んで来たようだ。

 

一方、「鮮半島出身の労働者が。強制的に働かされた場所だ」として、韓国が反発した経緯があり、これについても、政府が丁寧に対応してきたようだ。

 

◎我が国の世界遺産

           (参照:日本の世界遺産一覧 _ 文化庁.html)

 

  

 

  

 

我が国の世界遺産は、現在、4件の自然遺産と、21件の文化遺産があり、今回登録された佐渡金山が、26件目の世界遺産、22件目の文化遺産となった訳だ。

 

 

 

 

 

 

 

 

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