昔、某社の情報システム部長が、システム開発に王道なしと話していた。「学問に王道なし」の格言に引っ掛けたわけだ。この格言にある王道とは安易な方法、近道のことと辞書にある。なるほど、システム開発も楽な道はないのだと納得したものだ。
しかし、「王道」そのものの意味は、帝王の行うべき道あるいは帝王が仁徳をもって人民を治める政道とある。つまり、堂々たる正しい道だろう。前述の格言にある「王道」の安易な方法の意味とは相反する。
ところで、「鬼神に横道なし」ということわざがある。この横道は道にはずれることだから、言わば邪道だ。鬼神は正道を歩むものだとなる。
となれば、本来「学問に横道なし」となるべきもののような気がする。そして、システム開発も「王道なし」ではなく、やはり「横道なし」ではないのか。同音異義の「王道」と「横道」が取り違えたように思える。
いや、学問やシステム開発には、堂々たる正しい道なんぞないということかもしれない。繰り返すと、「学問に王道なし」の意味するところは、安易な方法、近道がないのではなく、そもそも「王道」が存在しないのではないか。
しかし、「王道」そのものの意味は、帝王の行うべき道あるいは帝王が仁徳をもって人民を治める政道とある。つまり、堂々たる正しい道だろう。前述の格言にある「王道」の安易な方法の意味とは相反する。
ところで、「鬼神に横道なし」ということわざがある。この横道は道にはずれることだから、言わば邪道だ。鬼神は正道を歩むものだとなる。
となれば、本来「学問に横道なし」となるべきもののような気がする。そして、システム開発も「王道なし」ではなく、やはり「横道なし」ではないのか。同音異義の「王道」と「横道」が取り違えたように思える。
いや、学問やシステム開発には、堂々たる正しい道なんぞないということかもしれない。繰り返すと、「学問に王道なし」の意味するところは、安易な方法、近道がないのではなく、そもそも「王道」が存在しないのではないか。
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