本と旅とやきもの

内外の近代小説、個人海外旅行、陶磁器の鑑賞について触れていき、ブログ・コミュニティを広げたい。

江田はこうだかえだか

2018-05-01 09:09:24 | Weblog
 苗字の「江田」の読みは、九州では「コウダ」になるようだ。これは知らなかった。
 「エダ」の読みは東日本では一般的だが、同音の江田憲司や江田五月は岡山出身、苗字ではないが広島の江田島も根拠に入れると、おそらく、広島から東方向はこの読み方ではないかと思う。つまり、「コウダ」は九州のみの読みではないか。

 「エダ」の発音はどちらも訓読みという字訓語になるが、「コウダ」は重箱読みになる。すなわち、音読み「コウ」+訓読み「ダ」の組合せのことだ。ちなみに、逆の組合せの訓読み+音読みを湯桶読みという。「エデン」がそれになるが、そんな読みの苗字はいないでしょう。重箱読みも湯桶読みも和漢混用語というわけだ。
 音読み+音読みという字音語なら「コウデン」となろう。こんな読みの人もいないでしょう。

 なお、重箱読みの例を少し挙げると、定宿、新手、頭取、相場、万年雪など。湯桶読みの例は、見本、夕刊、手本、雨具、甘党など。空に輝く金星は字音語だが、横綱に黒星をつけた金星(きんぼし)は重箱読みだ。

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