本と旅とやきもの

内外の近代小説、個人海外旅行、陶磁器の鑑賞について触れていき、ブログ・コミュニティを広げたい。

字句の誤り

2017-11-17 09:05:11 | Weblog
 書き終わったあとは「iの点とtの横線を忘れないように注意する」という英語の表現があるそうだ。一字一句をおろそかにしないようにという意味のようだ。英語版の推敲ですね。

 日本流にいえば「画竜点睛を欠く」なということ。うっかりすると「弘法にも筆の誤り」がある。ゆめゆめ字句には留意しなければならないのだ。
 殊に漢字は字画数が多いので、点のひとつや横棒のひとつが足りなくなることがままある。それでも、その漢字を正しく識別できるからめくじらを立てない。

 話はちょっと違うけれど、JRにはブロックごとに旅客鉄道会社があるわけだが、鉄道の「鉄」を分割すると(カネを失う)となる。これでは企業としていささかまずい。
 そのためか、JR東海やJR九州などのHPをのぞくと、金の偏に矢の旁の字を「鉄」の代用代にしている。矢のように走るという二次効果もあるだろう。旁が「失」と「矢」では突端の棒があるかないかの違いだ。

 この字、漢和辞典に出ていない。やじり(鏃)の略字なのだろうか。
 ハイ、字句の話でした。