図書館本延長ならず

　ある本に「平成の時代小説ブームを牽引する実力者たち」というリストがあった。松井今朝子の場合は直木賞受賞の『吉原手引草』がリストに載っていた。

　読んでいないので図書館で借りてきた。なるほど、読んでみると面白い。ただし、いろんな書物と並行して読んでいるのでなかなか進まない。それで、中途のまま２週間の期限が到来してしまった。
　このため、延長しようとしたのだが、この本に予約がはいっていた。こんなこと初めてだ。とにかく、延長より予約が優先されるようだ。

　それにしても10年前の刊行物である。私のようにリストを見て読んでみようと思った市民がいたか。