住まいは市街地から離れた周縁部にあるので、中心街に車で出かける。途中で山間部を通るのだが、道端の木立やブッシュでアケビが目に付く。今年は当たり年か。といっても、こちらは運転中だから見つけるのは助手席のかみさんである。
かみさんはアケビを見つけようとしているのではない。本命はサンキライを探しているのだ。が、それは見つからない。
ただ、アケビは手の届かない高いところにあるので、高枝切りバサミがないと採れない。また、採る気もない。転居してきた当時は、アケビ採りが初体験だから採りまくったものだが、そのうち飽きた。かくて、高枝切りバサミは小屋に入れっぱなしである。
いつの間にか秋が深まった。
かみさんはアケビを見つけようとしているのではない。本命はサンキライを探しているのだ。が、それは見つからない。
ただ、アケビは手の届かない高いところにあるので、高枝切りバサミがないと採れない。また、採る気もない。転居してきた当時は、アケビ採りが初体験だから採りまくったものだが、そのうち飽きた。かくて、高枝切りバサミは小屋に入れっぱなしである。
いつの間にか秋が深まった。