本と旅とやきもの

内外の近代小説、個人海外旅行、陶磁器の鑑賞について触れていき、ブログ・コミュニティを広げたい。

美術品の盗難

2013-04-12 11:39:38 | Weblog
 新聞の新刊紹介に『美術品はなぜ盗まれるのか』があった。
 読んでいないが紹介記事によると、人質同様に身代金(と言い難いが)の要求のためらしい。コロンブスの卵の思いだった。

 というのは、映画では美術愛好の蒐集家に売りさばくか、依頼を受けて盗み出す話が多いからだ。なかには、収蔵者が盗難にあったと偽装し保険金詐欺をたくらむストーリーもあったけれど、美術館や個人所有者に身代金を要求する話は知らなかった。

 人質ならば、殺害しない限り面は割れるし、食い物にも生理現象にも対応しなければなるまい。その点、美術品であればそのわずらわしさがない。別に推奨していませんよ。

 それに、美術品が無事に戻って、支払った金銭の損失分は保険会社が補填するのではないか。いや、これは盗難保険の約款を読まねばなんともいえませんが。