本と旅とやきもの

内外の近代小説、個人海外旅行、陶磁器の鑑賞について触れていき、ブログ・コミュニティを広げたい。

同性の集落

2013-04-09 09:44:01 | Weblog
 日本中の田舎ではどこもそうだろうが、地区によっては同じ苗字ばかりの世帯があるものだ。この地域でも集落単位によっては同姓ばかりの地区がいくつもある。なかには22世帯の地区の全部が同姓という例もある。
 
 私が県都で学んだ高校の同級生に阿部が3人、中村が3人いた。ひょうきんな数学教師は、出席をとるとき「あべ、あべ、あべ」とひっくるめて言う。また「中村三兄弟」と言う。「はい、はい、はい」と返事すると「代返していないか」と教師はまぜっかえした。実際、代返していたものだ。

 閑話休題 阿部や中村あるいは佐藤、鈴木は全国的に多い姓なので1クラスに複数の同姓者がいても不思議ないが、そんなに多くもない姓が地区全体の世帯の姓であるとなるといささか奇異に感じる。多様な姓の人がいる東京勤務が長かったせいか。
 人口流入のない同姓地区が過疎化、限界集落の予備軍ですな。