本と旅とやきもの

内外の近代小説、個人海外旅行、陶磁器の鑑賞について触れていき、ブログ・コミュニティを広げたい。

江戸時代の識字率

2011-08-09 12:08:58 | Weblog
 江戸時代には通信網は発達していたという。読み書きのできる民族だからという。お米をはじめ商品の物流の発達も識字率と通信で加速したのではないか。請書や送り状がなければ、物は流通しない。

 識字率アップの根底は仮名の発明だろうと思う。寺子屋の存在はむろんだが、和歌や俳句はもとより狂歌、川柳が押し上げたことが大きいのではないか。
 だから、瓦版や高札で情報は共有化していった。

 欧州では識字率が低かったという。それで、教会のステンドグラスに絵物語を描いて、大衆にキリスト教を普及させた。
 どうやら、歴史的に一神教(キリスト教にしろイスラム教にしろ)の国と識字率は関連がありそうだと思うのだが、これ、偏見か。