本と旅とやきもの

内外の近代小説、個人海外旅行、陶磁器の鑑賞について触れていき、ブログ・コミュニティを広げたい。

世界遺産

2011-03-06 11:38:40 | Weblog
 世界遺産暫定リストに「金を中心とする佐渡鉱山の遺産群」がある。すでに「石見銀山遺跡とその文化的景観」は世界遺産に登録されている。
 話によると、石見銀山が登録される前に、佐渡鉱山から一緒の登録を働きかけたらしいが、拒否されたという。単独で行政事務を着々と進めているところに、尻馬に乗られるのはかなわんということのようだ。その気持ちはわかるが、惜しいことをしたものだ。

 姫路城は登録されたが、彦根城は暫定に残された。松本城も登録を望むだろうが、まずムリだろう。日本の城は大小に差があっても基本的に相似上にある。大同小異の城が個々に登録できるはずはない。文化遺産の城を一括するべきだった。

 さて、まったく離れた場所の世界遺産の対象がトータルで登録できるものなのか。
 調べてみると、「ベルギーとフランスの鐘楼群」なる世界遺産の登録がある。地続きとはいえ国が違うのに包括されている。

 もっとすごい例があった。世界遺産暫定リストにフランスの「ル・コルビュジェの建築と都市計画」がある。この建築家の関与した建築作品はあちこちにあるようで、ドイツやスイスにある作品も包含するらしい。まァ、これらの国も地続きだが、なんとル・コルビュジェが基本設計をした東京国立西洋美術館も加えるとか。
 勉強になりました。