陸に上がったカッパの海無し県生活

潜りから漁師へ。身体を壊し船を下りた。
海の話、釣りの話。脳脊髄液減少症。

高級魚 イワシ

2006-07-15 00:37:33 | 海の話
イワシ(鰯)と言えば、ちょっと前までは庶民の魚、
そんなイメージがあったが、今では立派な高級魚。

でも、今時期のイワシはおいしいですね。
刺身で良し、焼いても良し、煮ても良し、干しても良し。

昨年まで、イワシ漁を中心とした漁船に乗っていた僕でさえ、
ここ数年は滅多に、お目にかかる事は無かった。
(自分たちのオカズにする位は、網の中から拾ってこれたが)
普通、イワシと言えば、マイワシ(体の側面に黒点がある)のことを指す事が
多いが、他にはウルメイワシ、カタクチイワシがいます。

本当に今はマイワシ(ウルメも)はいないですね。
それに最近の燃料費の高騰が重なって、イワシを獲る漁船は青息吐息、
倒産している船会社もかなり多いようです。
豊漁の時には、かなりあった魚粉(肥料や飼料)の製造工場なども、
殆ど潰れました。
イワシがいなくなったのは40~50年周期の不漁、
20~30年周期の豊漁の繰り返しがあるからだとか、
海水温が高くなったせいで、
マイワシ、ウルメイワシが育たなくなったせいだとも言われています。
(反面、カタクチイワシは増えている?)
今までの獲り過ぎも、もちろん大きな原因の一つでしょう。
漁師町はどこも寂しくなっていくばかりです。

魚は自然に海の底から湧いて出てくるものではありませんから・・・。
魚の獲り過ぎや、産卵場所の変化など、増える要素がないのではないでしょうか?

しかし、人間は勝手なものです。
いくらでも安く買えた時には見向きもしなかったイワシを、
最近のグルメブームのせいかどうか、今は、みんなが食べたがるのですから。
かく言う僕も、魚屋に並んでいるイワシでは食べる気にはなりませんが。

因みに、刺身で食べるのなら、お奨めはマイワシより、ウルメイワシ。
でもウルメは鮮度が落ちやすいので、流通段階に乗った時点で、刺身ではもう無理かも?
もし、水氷などに漬けてあった新鮮なウルメイワシが手に入った時には、
是非、刺身で食べてみて下さい。
鮮度の落ちやすいウルメイワシは殆どミリン干しになったり、目刺になることが多いですね。
煮たり焼いたりするのなら、ウルメイワシよりマイワシのほうが、おいしいですね。
カタクチイワシは殆ど加工用に回されるでしょう(水揚げしてもお金にならない)
これも新鮮なものなら、刺身でもいけます。あまり食べると食あたりの可能性も高いですが。
煮付け、唐揚げなどにすれば、おいしいですね。
それと、イワシは包丁を使わず、手で捌いたほうが簡単だし、旨さも違います。

今では海の無い県に住んでいる僕にはもう目刺くらいしか食べられないでしょうが

















診察行 後記(雑記)

2006-07-14 01:39:43 | 脳脊髄液減少症
電車内の冷房は何故、あんなに効いているのであろう。
僕は上着を用意していったが、それでも足元から太腿あたりから、
寒くて寒くて我慢できなかった。
病人には、はっきり言ってキツイ。

電車(新幹線)の切符を券売機で買うのは、なんて頻雑な作業なのであろう。
最初の画面の項目選択だけで10数項目もある。
僕の母親が買いに行ったが、全然分からないと言って帰ってきた為、僕が買った。
お年寄りや、電車に乗り慣れない人には難しすぎる。
だから、みんな緑の窓口に殺到するのですね。
夜は緑の窓口は閉まっています。
もう、これ以上の機械化はいいです。

そんなどうでもいいことも感じたりした。

診察の附録
  
もう皆さん試されているかもしれませんが、体のだるさを取るには、
コエンザイムQ10がいいと先生が言ってました。
飲み薬でも、だるさを取る薬はあるが、コエンザイムQ10の方がいいそうです。

目の症状ですが、これを無くすのは、一番やっかいかもしれないと言ってました。
治る人は一回のブラッドパッチで治るが、治らない人は、他の症状が消えても、
目の症状だけは残る人が多いそうです。

診察日、血圧が高かった。
下が101、上が168、脈も早し。
首を痛めた時点から、血圧が急上昇した過去がある。
頭の中の変な感じ(浮遊感の他に)、目の堅さ、霞は、血圧と関係しているかもしれない?
(推測ですが)
でもそれだけでは、霧視、光の調節力が無い、眩視、複視、
これらは、どう説明するのだろうか?

残りの話しは、これ位でしょうか。

しかし、熱海まで新幹線、新幹線と乗り継ぐと、やはり料金が堪えます。
具合が悪いのに自由席になんか乗れないしね。



診察 2(診察結果)

2006-07-13 00:12:06 | 脳脊髄液減少症
喜ぶべきか、喜ばざるべきか

今は髄液の漏れは無いそうです。

全てが振り出しに戻ったようです。
MRIは、頚椎、胸椎、腰椎の3箇所を撮りました。
結果、髄液の漏れは、過去に、腰の上部から漏れていた形跡が確かにあるようです。
しかし現在は止まっているそうです。
次回ブラッドパッチはせず、あと3ヶ月の経過観察になりました。
(その後、もしかしたら手術?)

さあ、やっかいな顛末になりました
僕が一番頭を痛めていた問題が出てしまいました。

髄液の漏れは止まっているが、症状が消えない場合
結果から言えば、現代医療では治らない(あくまでも僕の解釈ですが)。
先生の言葉を借りるなら・・・
  「髄液が増産されるのを待つしかない」
  「もっと研究が進まないと・・・」
結論は、この二点です。
つまり、現段階では自然治癒力に委ねるしか道は無い、そうとも理解できます。
ですから、髄液の漏れが止まったからと言って、
「完治」「治癒した」という言葉は適当ではないでしょう。
あくまでも、「髄液の漏れは止まった」それだけに過ぎません。
脳脊髄液減少症は・・・どこ行った
そして、漏れが止まっている場合、経過を見ることしか出来ない、ということです。
この点については、同じ理由で苦しんでいる人には、残念な報告になってしまいました。
悲しいかな、これが現状です。

水曜日のNHKに出ておられた医師も、再三再四言ってましたね。
もっともっと解明されなければと・・・。

ただ、僕の場合は、もう一つ問題(或いは解決点かも)が出てきました。
首の下の筋肉ですが(名称は分かりませんが)
僧帽筋のすぐ下の背骨に沿った両側の筋肉ですが、
これが前回の手術によって外側に開いてしまっているようです。
過去に1例だけあったそうですが、手術により、この両側の筋肉を縫い合わせて
少し閉じる形にして、痛みやコリの症状が半減した人がいるそうです。
頚椎はいじらないにしろ、もう手術はコリゴリ。
結局、前回の手術が悪化を増幅させているわけですから。
半減にせよ、症状が改善されれば、かなり楽にはなると思いますが、
これも、やってみなければ分からないということでしょうし、
改善するにしろ、数多い症状の、ごく一部だけの話しでしょうから、
どうしましょうかと頭を悩ませます。

かなりの確率で治る見込みが無くなった
また数々の症状と闘っていかねばならない。
結局はまた「原因不明」「病気と付き合って下さい」
というところに戻ったことと大差はないかと思います。

僕の闘病は、まだまだ続きそうです。
このままでは、或いは一生かもしれません。
はっきり言って、もう疲れました。
でも、生きていかねばなりません。

どうしたものでしょうか

今現在、髄液の漏れが止まったとの所見があっても、
長きに渡って症状が治まらずに苦しんでいる人は相当数いると思います。

早く、早く、研究が進んで、治らないで苦しんでいる人たちを救ってあげてください






  






診察 1

2006-07-12 15:08:42 | 脳脊髄液減少症
今回の診察には、母親も同行しました。
「頼むから付いて来てくれるな」と言ったのですが、
どうしても先生の話しを一緒に聞きたいとのことで、
渋々ながら同行を承知せざるを得ませんでした。
この母親が予想通り?に事を運んでくれてしまうので、イヤハヤ困ったものであります。

MRIは、15時の予約でしたが、これは多少早めに検査を受けられました。
さあ、問題は診察が何時になるかです。
18時を過ぎ、さらに30分を過ぎても患者は僕を含めて5人待っていました。
(脳脊髄液減少症の患者は僕一人のようでした)
その時点で先生は急患の患者さんの手当てに下りていったようです。
受付の看護師?の方が、先生は20分位で上がってきますので、
もうしばらくお待ち下さいと伝えていました。


僕の順番は最後のようです。
一人平均30分以上の診察時間が割かれているようでした。
ということは、僕の診察は早くても21時過ぎか・・・。
電車の乗り継ぎを考えると・・・ハイ、帰るのは諦めましょうというわけで、
ホテル(かどうか分かりませんが、受付にパンフレットが置いてあった、何とかクラブ)
を予約し、待つ事にしました。
ハイ、そこで、そわそわしだした人がいます。
お分かりですね、僕の母親です。
ウロウロとしだしたと思っていたら、
ちょっと席の離れたところに座っていた方や受付の方と話しをしているようです。

そして、「電車の時間が、どうのこうの・・・」
時刻表は持ってきていたのですが、細かくて見づらく、
受付で大きな時刻表を借りてきました。
そこで一人の患者さんが
「お兄さん、泊まりになってもいいの?、私は地元だから順番代わってあげるわよ」
そう優しく声を掛けて下さいました。
僕は御礼を言って丁重に、お断りしたんですが、母親は、その気になってしまって・・・。
「みんな我慢して待ってるんだから、頼むから黙って座っててくれよ」
「まったく、今ホテルの予約入れたばかりなのに、ホント頼むよ」
母親を座らせ、順番を待つ事にしました。

そして、先ほど声を掛けてくれた女性が呼ばれたのですが、
先生に、僕と順番を代わってくれるように申し入れてくれたようです。
その女性が僕を呼ぶので、もう有り難く好意に甘えるしかありませんでした。
もういちど、この場を借りて「有難う御座いました」そう御礼を申し上げます。
他に2名の方がお待ちでしたが、気分を害されたに違いありません。
「本当に申し訳ありませんでした」
受付の方も、色々と心配して下さり、「有難う御座いました」
何とか電車は間に合いそう、ということでホテルはキャンセル。
遅い時間に予約を入れたり、キャンセルしたり、ご迷惑を、お掛けしました。
皆様のお陰で、最終の新幹線に乗れました。

僕のブログを見ている訳はありませんが、皆様、本当に有難う御座いました。

最後に、S先生、お疲れの所、「本当に有難う御座いました」
受付の方の話では、先生も御自身に点滴を打ちながら診察を続けているようです。
「本当に、お疲れ様です」

さて、困った母親ですが・・・
先生に聞きたかった事、何を言い出すかと思っていたら、
「この身体で働いても死ぬような事はないですよね?」だって。
(オイオイ、心配の種は結局それかよ!!)
あのさぁ、失業保険あと3ヶ月残ってるんだけど?
(もう本気で焦らなくてはいけないのですが)

怒る気力のカケラも残っていません。
一応は、心配?してくれている訳ですし・・・。
それにしても神経が磨り減りました。
本当に恥ずかしくも、お騒がせな一日でした。
そして、感謝です。

PS.
 途中で書いた、何とかクラブ?(印刷が悪く、その部分が読めません)ですが、
 遠方から来院の方、付き添いの方向けの宿泊施設のようです。
 病院と提携しているビジネスホテルだと思いますが、
 一泊素泊まり 2460円(確か?)朝食付きでも+1000円位だったと思います。
 温泉の大浴場(部屋の風呂も温泉)あり。
 各診療科の受付にパンフレットが置いてあります。
 会員制のようでしたが、熱海病院に来ていると言えばO.Kのようです。


附記
 やっと、NHKでやってくれましたね。
 ブラッドパッチを受けた患者さんの5ヵ月後の追跡調査と、
 事故後の裁判で損保会社と和解した人の事が放送されていました。
 これで認知度は相当アップしてくれるでしょう。
 事故後の係争で苦しんでいる方にも、光明が差したかもしれません。
 でも、やはり現状では、今後の課題は山積みですね・・・。
 
 

















御報告

2006-07-12 02:15:43 | 脳脊髄液減少症
昨夜は、日付変更ギリギリに帰ってまいりました。
皆様には、御心配して頂きまして有難う御座いました。

さて診察の結果を第一に気になっている方もいると思うのですが、
(僕の事はさておき、自分の症状と照らし合わせたい方もいると思いますので)
今回は、ちょっとばかり、お騒がせしてしまった事実があり、
様々な方に、御礼の言葉と謝罪の言葉を言わなければなりません。

診察を待ち合わせた患者さん、先生、受付の看護師?さん、ホテルの方・・・。

診察結果は、良く考えて、頭をまとめてから書きます。
そんな訳で、2回位に分けて今回の顛末及び、診察結果を報告したいと思います。

取り敢えずは、御報告まで・・・。
疲れた~、おやすみなさい




症状

2006-07-10 00:26:49 | 脳脊髄液減少症
起床時、いつもの事だが、体全体がガチガチに固まっているよう。
首の付け根から、その下にかけて、痛み及び、だるさが酷い。
左首筋から、左目の上にかけ、周期的に痛みが走る。
体勢により、肩の痛み、肩甲骨周辺の痛み有り。
両腕の肘から下が、思うように動かず、痛み、痺れ、麻痺、指の痙攣有り。
両足の膝から下も似たような症状に加え、脱力感強い。
頭の中に、悪寒が走る(理解不能ですよね?)、浮遊感。
頭を動かすと、耳鳴りに加え、耳から空気が抜ける?
目の霞、霧視、ゴリゴリ感(硬い)、焦点合わない。
気になって何度も目を洗うが、変わるわけも無い。

昨日の主な症状です。
ほぼ一日変化無し。
これも、殆ど横になっているから、変わっていないだけで、
起立、座位の時間が長くなれば、当然もっと悪い方に向かうわけです。
それに、冬から比較したら痛みの度合いが数段マシかも・・・。

明日は熱海。
MRIミエロの検査と診察に行ってきます。
検査の時間が遅い為、当然の事ながら、診察時間は未定。
初診の時とは違って、相当の待ち時間を覚悟しないとならないでしょう。
本は辛くて読めないし、どうやって時間を、やり過ごしましょうか?
ポケッと待って、じっとしているのが一番苦手なんですが・・・。

さてさて、どんな結果が出るでしょうか?









コンクリートジャングル日本

2006-07-08 00:08:53 | Weblog
しかし、日本民族は、よほどコンクリートというものが好きらしい。
何処へ行っても目に入ってくるのはコンクリートの景色ばかり。

それは都会に限らず、海、川なども・・・。
川は護岸工事(二面コンクリ、三面コンクリ)に、
堰堤、砂防ダム、河床にもブロックを入れ、下流部はテトラポット。
海も護岸工事にテトラポット、埋め立て工事。
工業地帯などは、企業に占有され海岸に出ることさえ不可能。

都会では、文字どうりの水増しコンクリート。
川の砂防ダム、堰堤なども、海岸の砂の浸食などに大きな影響を与える。
砂防ダムには排砂機能も無い為、
数ヶ月、数年で満砂状態になり、その意味さえ無くしていく。
山からの供給が無い海の砂浜は年々無くなっていき、
そこには当然、テトラポットが増えていく。
無用な防波堤などもそうだ。
潮の流れを変えてしまい、砂浜などの侵食を招く

この時期になると必ずおきる河川の氾濫や土砂災害なども
コンクリート護岸などにより浸水機能を無くした結果だったり、
砂防堰堤なども二次災害に繋がる原因になっていたり、
杉の植林などで崩れやすくなった山ばかりになった結果だったり、
不必要な工事などが引き起こしている二次災害、人的災害が多いのではないだろうか?
巨大なダムなどでは、
黒部ダムのように廃砂により死んでしまったダム下流部の黒部川。
その結果河口の富山湾でも魚が獲れなくなったり。
サツキ鱒や鮎の遡上が極端に減ってしまった長良川河口堰などなど・・・。
有明海でもありましたね。
最近では、日本海で大発生しているエチゼンクラゲなども、
中国に出来た巨大ダムが川を堰き止めたことが原因ではないかと疑問視されている。

羽田に増設される新空港、
橋の建設も多摩川河口にある干潟への影響を懸念されている。

千葉にある三番瀬、谷津干潟などの浅瀬も話しが収まったころにはすぐ
埋め立ての話題が持ち上がるし・・・。
干潟は多くの生命の源、海の浄化にも非常に重要な役割を担っているんですよ。

もちろん、景観的にも非常に良くないですね。
日本人が景観に気を使わなくなったのは
戦後の日本経済の発展に大きな原因があるとか・・・。
その理由は良く分かりませんが。
コンクリートが大きなお金を生む利権になっていることは間違いない
事実ではありましょうね。

悪い事ばかりでないのは分かっているが、もういい加減に、
何でもかんでもコンクリートで固める事は止めて欲しいものだが・・・。






七夕

2006-07-07 01:29:55 | Weblog
七夕ですね


そうは言っても、僕にはそんな感傷に浸っている余裕もありませんし、
七夕にまつわるロマンチックな想い出もありませんが・・・。

夜空を見上げてみたところで、余程の山奥にでも行かなければ、
天の川にも、お目にかかれませんし。

でも、天の川で、いつだったかの獅子座流星群を思い出しました。
最近、数多く見られたのは3~4年前でしょうか?
まだそんなには経ってないでしょうか。

僕は船の上で仕事の合間に見ていました。
漁場に着くまでの間、甲板上に寝転がって見ていたんですが、
凄かったですよ。
真っ暗な海の上で、満点の星空の中、それこそ至る所から、
流星が落ちて消えて行く様は、圧巻でした。
まるで、打ち上げ花火の残像を見ているようでした。

仕事が始まれば、そこは戦場になるし、灯りを煌々と焚くので、
見ている暇もありませんし、見えなくなりますが、網を揚げ終わって、
夜が明けるまで、ずっと沢山の星が流れては消え、流れては消え、
それはそれは感動的でした

自然の中での仕事は厳しいものがありますが、
時には普通の人では出来ない経験をする事も多いので、
やはり、いいものです。

僕の、織姫さまは、何処にいるのでしょうか
ケッ!なぁ~んて似合わないセリフだろう、俺には。
自分で笑ってしまいました フッ
でも、一年に一度じゃ、嫌だな、やっぱし・・・
それでも、ずっといないよりはまだ、マ・シ・か







フワフワ

2006-07-06 02:15:38 | 脳脊髄液減少症
フワフワフワフワ、いい気持ち~。
ならいいのですが・・・。

最近、以前からの浮遊感がすごく強くなってきました。
(そればかりではなく、痛み、他の症状もですが)
眩暈と表現するよりは、頭の中がグルグル回る、フワフワする。
そのように言った方がピッタリと当てはまると思います。
しかし、脳脊髄液減少症の症状を口で、言葉で表現しろと言われたら、
本当に、表現の仕様の無い症状ばかりです。

頭の中が滅茶苦茶な状態であります。
それに伴い、思考能力も

違った意味で、回ってほしいものであります。

はあぁ~・・・



個性

2006-07-05 01:37:52 | Weblog
つい最近ある人から、
ちょっとしたプレゼントを戴き、久し振りに人の親切に触れたような気がします。

その戴き物の中に一冊の詩画集が入っていて、今日は、その本を読んでいたのですが、
その中に、個性の事を書かれていた短い詩がありました。

それを読んで、僕は、ある遠い日のことを思い出しました。
あれは僕がまだ小学生だった頃の国語の授業中のことだったと思います。
その日は、絵を描かされました。
何故、国語の授業で絵なんでしょう?
確か、ある一編の詩を読んで、感じた気持ちを絵で表現してみなさい。
そんな授業だったと思います。
国語の授業で、そんなことをさせる教師の発想も面白いものです。
僕の子供の頃は、そんな型破りの教師が多くいたものです。

そして、その絵の発表の時、ある女子生徒の順番が回ってきて、
一枚の画用紙を見せました。
その瞬間、周りの生徒達からは失笑とも取れる笑い声や、
「ふざけてる」とか、「バカじゃね~の」そんな言葉が飛びました。
その絵は、一枚の画用紙一面を鮮やかな黄色一色で塗り潰しただけでした。
先生は、その事には触れず、あなたが選んだ詩を読んでみなさいと言いました。
僕には、その詩が誰の詩だったかは思い出せません。
確か、菜の花が野原一面に咲く光景を書いた詩だったと思います。
こんな書き出しではなかったでしょうか、「あたり一面に広がる黄色、黄色、黄色・・・」

そして、その詩を読み終わって、先生は静かに口を開きました。
「あなたの感性は素晴らしい。普通の人には、あなたのような発想は出来ない」
こう言ったのです。
その一言で、最初はバカにしていた生徒達も、シーンとしました。
こういうことが、個性を伸ばしてくれるのではないでしょうか?
でも、他の教師だったら、その生徒は叱責されていたかもしれません。
そして、その人の才能を潰していたかも知れません。

小学校の頃の授業風景など、他には何一つ思い出せない僕ですが、
その日のことだけは、今でも鮮明に思い出すことがあります。




















自転車おじさん 川に転落の巻

2006-07-03 06:14:00 | Weblog
もう先月の話になるが、僕が住む県で、酒を飲んで自転車に乗っていた
60何歳かのオジサンが書類送検されたそうだ。

何でも、道路脇の川に自転車ごと転落し、警察に救助されたらしいのだが、
その際、飲酒が発覚し県内初の自転車による飲酒運転として書類送検されたそうだ。
ホロ酔い気分で自転車を漕いでいて気が付いたら川の中、オジサン驚いたでしょうね。
まあでも、こんな事例だったら何となく哀れささえ感じてしまいますよね。
車にでも轢かれなかっただけまだ良かったのではないでしょうか。
いい薬になったことでしょう。

ハイ、ワタシもありますよ。岸壁を歩いていて海に転落、二度ほど・・・。
でも飲酒ではありません。ふらつき、眩暈、意識が飛ぶ、眠気。

それにしても最近は自転車に乗っている人のマナーが悪くなっています。
自転車だからといって、死亡轢き逃げまで発生しているのですから、
軽く見てはいけません。

商店街や歩道などでスピードを出して乗っていたり、
漫画を読みながら、メールを打ちながらの、ながら運転、無灯火、二人乗り・・・。
昔は自転車は歩道は通行してはいけなかったんですよね(道交法上は今でも)
そんな交通事情の変化もありますが、いかにも歩行者が邪魔だと言わんばかりの
傍若無人な態度も見受けられたりします。

重症事故もかなりの件数発生しているようです。
中には、脳脊髄液減少症になった後遺事故の話しなども聞きます。
自転車に傷害保険など掛けている人は殆どいないのですから、
ひとたび重大事故が起こってしまえば、事は車の事故より重大になります。
気をつけて欲しいですね。

でも僕が一番気になるのは・・・
自転車に小さな子供を乗せている若いお母さん達です。
中には前と後ろ両方に乗せている人も多く見ます。
時にはそれでスーパーの買い物袋を両手にぶら下げて運転している人もいます。
子供を乗せたまま携帯で話しをしながらの人もいます。
立っている自転車に子供を乗せたまま、ほったらかしにして買い物をしていたり、
ホント、転んだらどうなると思っているのでしょうか。

見ているだけで冷や汗が出ます・・・
その時、たまたま無事だっただけです。











眠気

2006-07-02 08:56:22 | 脳脊髄液減少症
ここのところ、自分の意思ではどうにもならない症状が出ている。
皆さんは、脳脊髄液減少症になってから、おかしな眠気は出てこないだろうか?

健康だった時に眠らなかった時のような眠気、疲れている時の眠気とは明らかに違う。
眠気というより、意識が遠ざかって行くような、朦朧として行くような・・・。
我慢の出来ない眠気。
時も場所も選んでくれない。
睡眠時間の長さも関係ない。
ちょっと、この眠気は怖い・・・。

そういえば2年前にも駐車場から車を出してすぐ意識が飛び、
2メートルほどの壁から真横に転落させ廃車にしたこともあったっけ。
お陰で車の借金が・・・。でも事故相手がいないだけ良かったか。
(ただこの時はデパスを通常の2倍処方されていたが)

僕は鼾をかかない(多分)
最近、誰かと寝ている訳ではないので分からないが・・・。
だから、睡眠時無呼吸症候群とは違うようだし。
でも考えてみれば、理屈としては同じ理屈かもしれませんね。
痛みのせいで、眠っていても半分は意識があるし、半分は夢の世界。
そんな状態がずっと続いている。
ということは、レム睡眠、レム睡眠・・・。
でもレム睡眠の時に目覚めた方が頭はスッキリしているというし・・・。
これはちゃんとした繰り返しがあるから?
頭がスッキリしていることなんて、ここ数年は一分一秒としてありませんから。

薬のせいかとも思ったが、服用を止めても変わらない。
睡眠薬を飲んで、ぐっすりと眠ればこの症状も出なくなるのだろうか?
しかし睡眠薬も残るし、そんなことはありませんよね。

僕の知っている脳脊髄液減少症の患者さんは、
抗鬱剤、睡眠薬とともに、朝、強制的に目覚めさせる薬というのも一緒に飲んでいたっけ。
そこまで行くと、そんな処方自体信じていいのかさえ分からなくなります。
彼の言動も・・・?彼は自覚していましたが。
連絡もプッツリと途絶え、今頃どうしているのやら、心配です。

脳脊髄液減少症とは・・・。
連鎖反応が連鎖反応を呼び、新たな症状を呼び起こす。
やっかいな病気です。





釣りの言葉 

2006-07-01 02:02:39 | 釣りの話
今日は、病気の話しからは、ちょっと離れましょう。
お決まりの、釣りの話しになってしまいますが。
「お前は釣りしか脳がないのか」
そんなことを言われてしまいそうですが、そうです、僕は釣りしか脳がないのです。

釣りで使われる言葉などにも面白い言葉が色々とあるのだが、
良く使われる言葉をほんの少しだけ、ご紹介しよう。

「坊主」・・・一匹も釣れない事。
      百人一首の「坊主めくり」で僧の札をめくった者は持ち札を
      全部場に出して全て無くしてしまうことからする説。
      「オデコ」とも言う。これは、毛が無い事からの喩え?

「外道」・・・狙い以外の魚全てを指す。
       仏教用語で、真理に背く邪説、異端。或いはそれを説く人。

「お祭り」・・・仕掛けや糸が絡む(他の人と)事。
       グチャグチャになって、お祭り騒ぎになるからではないでしょうか。

「ツ抜け」・・・何だと思います?釣れた魚の数え方です。
        一つ、二つ、三つ・・・九つ、十。で「つ」が付かなくなります。
        つまり、10匹を越える事を「ツ抜け」と言います。

釣りをする人は当たり前のように使っている言葉ですが、
語源を探っていくとなかなか面白いですね。

釣りの言葉ではありませんが、
「亀の甲より年の功」・・・他に、「烏賊の甲より年の功」「蟹の甲より年の功」
             こんな語源(使われ方)もあるそうですよ。
             
魚が元になっている言葉はその他にも沢山有ります。
 「鯔背(イナセ)」 「鯔(トド)のつまり」イナはボラの幼魚、トドはボラの  老成魚。
 「鱈腹(タラフク)」 「蒲魚(カマトト)」 「はみ出す」などなど・・・

他にも数多くの言葉がありますが、また機会があれば御紹介したいと思います。

中国の古い諺にこんなのがあります。

 一日幸せになりたければ酒を飲みなさい
 
 三日幸せになりたければ結婚しなさい
 
 七日幸せになりたければ豚を殺して食べなさい
 
 一生幸せになりたければ釣りを覚えなさい


最後に、「釣りの醍醐味」とは・・・

  醍醐味は道楽と同様、仏典の用語からの言葉で
  「涅槃経」の中に牛乳を精製する五つの過程が書かれていて
  そのうちの最終過程を醍醐味と言う。
  「乳味ー酪味ー生酢味ー熟酢味ー醍醐味」

つまり、最上の物や味わい深い物を指す意味合いを持つが、
釣りをする人間も、そこまで達観した気持ちが無ければ味わえない物なんでしょうね。

子供の頃は例え10cmの魚を釣っても感動を覚えたものですが、
今はそんな気持ち、これっぽっちも有りません。
そんな気持ちを取り戻さないといけませんね・・・。

それから、外道だからと言って、堤防上などに捨てないで逃がしてあげて下さい。