陸に上がったカッパの海無し県生活

潜りから漁師へ。身体を壊し船を下りた。
海の話、釣りの話。脳脊髄液減少症。

フライ

2006-07-31 01:11:57 | 釣りの話
ウエットフライ3態

ウエットフライとは水の中に沈めて使うタイプ。
他には、ドライフライ(水面を流れる虫を模したもの)
ストリーマー(小魚を模したもの)などが、ある。

水棲昆虫が、蛹から成虫になる段階で水中を上っていく虫を模している。
水の中では、光や水泡などを含んで、かなり違った状態に見えるはずだ。
渓流魚は、これを本物の虫だと思って、これを咥える

これは僕が10数年前に巻いたフライ。
残っている物は僅か。
しかし、未だにデジカメを持たないので、携帯の写真をUPしているのだが、
やはり、綺麗に撮れないので、面白くないですね。
デジカメがあれば、本物の虫の写真も綺麗に撮れるのになぁ。

フライを巻く材料としては、鳥の羽根や獣毛、
他に、今では様々な人工的なマテリアルがある。

実は、10年余り、渓流の無い所(島)で暮らしていた。
その間、これらの材料はダンボールの中に仕舞いっぱなしだった。
防虫剤は入れてあったのだが、
久し振りに開けてみたら、殆どの物が虫に食われてボロボロ
金額にしたら恐らく、数十万円の量

今の僕には、余りにも高くて、これらの材料は買い揃えられないのだ。
まあ、巻く種類を絞って、安い材料で作れば、何本かは巻けるが。
しかし、魚は、かなりセレクティブに餌を食べている。
その時に魚が食べている虫に種類を合わせないと、なかなか喰ってくれない為、
あらゆる種類が必要となる。
ウエットフライでは、それほど顕著ではないが、
ドライフライとなると、本当にシビアなのだ(サイズ、色、シルエット・・・)

どうせ今は釣りに行く元気もないし、
フライを巻く根気、集中力もないし、諦めておきましょうか。
小さい物は、マッチ棒の頭より小さい針に巻く事もあるが、
今は目も見えないしね。

またの話しを出しちゃいましょうか。
夢枕 獏さんの、ある小説の中で、女性の陰毛で毛鉤を巻く話しのくだりが
ありましたが(幻の巨鮎が、それにしか食いつかない?)
実際に、そんな事をやっている人もいるんだろうなぁ、多分。
前にも書きましたが、釣り師は、スケベで短気と相場は決まっています。
えっ、僕はそんな事してませんからね

僕の話しの落ちは、いつもこんなんなっちゃうんです。