陸に上がったカッパの海無し県生活

潜りから漁師へ。身体を壊し船を下りた。
海の話、釣りの話。脳脊髄液減少症。

移植作業

2009-11-14 21:02:20 | 渓流タモ


今シーズンの釣り中、前のめりにコケてタモの上から圧し掛かった結果、
真っ二つになってしまった。

手間隙掛けて作ったタモなので、このまま捨ててしまうのは忍びない。
何とか復活させようと、外科的移植治療を施しました。


塗装の無い部分が、新たな枝を継ぎ足した部分です。



根元、力が一番掛かる所ですが、削ぎ合わせの出来る部分が2センチほどしか残っていない為、
接着後に2本の竹ひごを差込み補強。
この時に大事なのが、上から真っ直ぐに差し込むのではなく、
2本とも角度を変えて斜めに差し込むことです。
こうすることで、より一層の強度を確保します。
塗装を重ねていけば、接いでいない部分との強度差は変わらなくなるでしょう。

単純な作業に見えますが、枠と柄の角度が大きい為、
削ぎ合わせの部分もその点を考慮して、45度ほどの角度を付けて削らないと、
上の接合箇所が全く合わなくなってしまうので難しく、
また、継ぐ部分も長い為、左右のRバランスを合わせるのに苦労しました。
5センチとか10センチといった移植ならば、大した手間でもないのですが。

さて、問題は塗装です。
継ぎ足した部分だけを塗装したのでは、枠の左右、柄とも色違いになってしまうでしょう。
古い塗装は全部落として塗り直すしかないでしょうね。
ペーパー掛けだけでも、かなりの大仕事になりそうです。
こういった作業(姿勢)は首に堪えるので、尚更です。
苦痛を伴った作業を覚悟して、コツコツとやっていこうと思います。

ハッキリ言って、新たな素材を見つけて一から作ったほうが、作業は楽です。
まあしかし、壊れたからといってすぐに捨ててしまうよりはいいでしょう。
愛情掛けて、手間隙掛けて、復活が見えてきました。


中止・・・

2009-11-01 20:10:51 | 釣りの話
火、水と、仕事が休みとなりましたので、
糸魚川から親不知方面に、久し振りに黒鯛でも狙いに行こうと思っていました。
仕舞いっ放しだった黒鯛釣りの竿や仕掛け類なども出して、準備を整えていたのですが。

残念ながら天気図は真冬の様相を呈してきています。
この分では、日本海は間違いなく大時化、行きの道中も下手をすれば雪の可能性があります。

久し振りの海釣りだと気合を入れていましたが、中止せざるを得ないようです。
かつては散々、時化男、雨男と異名を取りましたが、
こんな時に本領を発揮しなくてもいいのになぁ。

そんな訳で、久し振りの海釣り計画も没になりました。
今年の竿納めも、9月の魚野川で済んだようです。