本来、泣き尺などという言葉は無い。
尺・・・つまり、約30センチ。
一尺は30センチ、二尺は60センチになる。
釣りや漁の世界では、未だにこのような尺貫法がよく使われる。
渓流釣りでは、山女魚(ヤマメ)や岩魚(イワナ)など、
一尺という大きさが、一つの大物の目安になっている。
つまり渓流釣り師は、尺物を求めて躍起になるのだ。
そんな魚を求めて、利根川の沼田地区に行ってきた。
沼田辺りではまだ渓流という雰囲気ではなく、
流れは広く激しい(藤原ダムの放水も加わって)。
実は今年の釣行は初めてと言っていい。
体が言う事を聞いてくれない。
釣りに行きたい欲求はあるのだが、それに相反するように体がイヤイヤをしてしまうのだ。
それを証明するかのように、ほんの僅かの時間の釣りでさえ辛いものだった。
まず目が見えない。
渓流釣りでは毛糸のような目印を付け、それを目で追い魚の当たりを取る。
通常二つか三つ付けるのだが、それを五つ、しかも大きく付ける。
それでも見えない。
そして普段どうりの全身の痛み、眩暈、吐き気・・・。
現場にいたのは実質2時間、その中で釣りをしていたのは正味30分位だろうか。
健康な時なら勿論、日が暮れるまでどっぷりと釣りをしていたであろうに。
正直滅茶苦茶イラついた。
糸を結ぶ、針を結ぶ、竿を振る、竿を構える、
そんな当たり前の作業が丸っきり当たり前で無くなってしまった。
話を元に戻そう。
泣き尺とは釣り師の造語。
30センチに5ミリとか1センチ、僅かに届かない魚が釣れた時にそう表現するものだ。
釣り師の粋と言おうか、それとも悪あがきか。
でも前述したように、釣りの世界では古き良き言葉が未だに多く残っている。
悔し涙を呑んで30センチ、それもまた良いではないか。
そんな訳で本日の釣果。
メッチャ綺麗な(釣った直後は)山女魚1匹。
大きさは29センチちょっと。
申し分のない体高と肉厚の素晴らしい魚体。
こんな魚が1匹釣れてくれれば満足ということにしよう。
と言う訳で、立派な泣き尺の山女魚でした・・・。
そしてこの魚は美味しく頂きました。
はあ~、それにしても、せめて半日くらいは釣りのできる身体になりたいものです![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/namida.gif)
って。。。泣くところが違ってますが。
なんたって余裕というものがありません。
景色を楽しむ、水の流れを楽しむ、鳥や虫などの鳴き声を楽しむ、
そんな余裕を持たなければいけません。
せっかくお出掛けしても、心の中では「早く帰りたい」と言っているのですから。
暗くなるまで夢中になって竿を振ったあの頃へ戻りたい・・・。
尺・・・つまり、約30センチ。
一尺は30センチ、二尺は60センチになる。
釣りや漁の世界では、未だにこのような尺貫法がよく使われる。
渓流釣りでは、山女魚(ヤマメ)や岩魚(イワナ)など、
一尺という大きさが、一つの大物の目安になっている。
つまり渓流釣り師は、尺物を求めて躍起になるのだ。
そんな魚を求めて、利根川の沼田地区に行ってきた。
沼田辺りではまだ渓流という雰囲気ではなく、
流れは広く激しい(藤原ダムの放水も加わって)。
実は今年の釣行は初めてと言っていい。
体が言う事を聞いてくれない。
釣りに行きたい欲求はあるのだが、それに相反するように体がイヤイヤをしてしまうのだ。
それを証明するかのように、ほんの僅かの時間の釣りでさえ辛いものだった。
まず目が見えない。
渓流釣りでは毛糸のような目印を付け、それを目で追い魚の当たりを取る。
通常二つか三つ付けるのだが、それを五つ、しかも大きく付ける。
それでも見えない。
そして普段どうりの全身の痛み、眩暈、吐き気・・・。
現場にいたのは実質2時間、その中で釣りをしていたのは正味30分位だろうか。
健康な時なら勿論、日が暮れるまでどっぷりと釣りをしていたであろうに。
正直滅茶苦茶イラついた。
糸を結ぶ、針を結ぶ、竿を振る、竿を構える、
そんな当たり前の作業が丸っきり当たり前で無くなってしまった。
話を元に戻そう。
泣き尺とは釣り師の造語。
30センチに5ミリとか1センチ、僅かに届かない魚が釣れた時にそう表現するものだ。
釣り師の粋と言おうか、それとも悪あがきか。
でも前述したように、釣りの世界では古き良き言葉が未だに多く残っている。
悔し涙を呑んで30センチ、それもまた良いではないか。
そんな訳で本日の釣果。
メッチャ綺麗な(釣った直後は)山女魚1匹。
大きさは29センチちょっと。
申し分のない体高と肉厚の素晴らしい魚体。
こんな魚が1匹釣れてくれれば満足ということにしよう。
と言う訳で、立派な泣き尺の山女魚でした・・・。
そしてこの魚は美味しく頂きました。
はあ~、それにしても、せめて半日くらいは釣りのできる身体になりたいものです
![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/namida.gif)
って。。。泣くところが違ってますが。
なんたって余裕というものがありません。
景色を楽しむ、水の流れを楽しむ、鳥や虫などの鳴き声を楽しむ、
そんな余裕を持たなければいけません。
せっかくお出掛けしても、心の中では「早く帰りたい」と言っているのですから。
暗くなるまで夢中になって竿を振ったあの頃へ戻りたい・・・。