陸に上がったカッパの海無し県生活

潜りから漁師へ。身体を壊し船を下りた。
海の話、釣りの話。脳脊髄液減少症。

続き・・・

2006-03-19 00:18:08 | 釣り場であったホントに怖い話
続き・・・
橋の上から女性が・・・「ハイ?」僕は返事を返した。
「ボートに乗せて~」こ・この展開は~。
今で言う逆ナンかっ。
もちろんボートを全力で岸につけたのは間違いありません。
胸の鼓動はバクバク
さあ、それから頭の中は妄想で一杯です
どういう展開にもっていこうか、女性を乗せボートは湖面に滑り出しました。
ただ、薄いサングラスの奥の目を見た僕は背筋にゾ~ッとするものを
感じたのです。表情に感情がないというのか、なんとも言えない顔で彼女は
色々と質問してきました。今となっては何を話したのか定かではありません。
たった一言を除いては。

「死ににきたんだ~」
僕のスケベ心は一気に吹き飛び、髪の毛が総毛立ちました。

場所は冷たい湖の上。も、もしかして道連れに
後になって考えてみれば、橋から覗き込んでいたのも飛び降りるつもりだったのか?
「死にたくない~」彼女のことよりも、真っ先にその気持ちが頭の中をよぎりました。それからというもの、時間にして数十分でしょうか、彼女をなだめすかし
「そんなこと考えちゃダメだよ」そう繰り返していたような記憶があります。
何とか思いを踏みとどまったのか彼女を無事、湖岸に降ろすことが出来ました。
その間の僕の心の中が一体どういう状態だったか、ホントに生きた心地が
しませんでした。
「ちゃんと家に帰ってね~」もう釣りどころではありません。
一目散にボート屋さんに帰り、家路に着きました。
その日一日、僕は落ち着きを取り戻せないまま過ごすことになりました。
彼女が、どういう人生を送ってきたのか?
無事に帰っただろうか?
僕の対応は、あれで良かったのだろうか?
まんじりとした夜を向かえ眠りにつくことが出来ませんでした。
その後の彼女のことは、もちろん知りえません。
ただ、彼女が幸せに過ごしていることを願うばかりです・・・・・・

釣り場であったホントに怖い話 序章

2006-03-19 00:09:34 | 釣り場であったホントに怖い話
釣り場であったホントに怖い話ギャ~ッ
釣り人の間では良くある話ですね。
実は僕もあるんです。もしかしたら一番怖いかも・・・
あれはもう大分前になりますが、当時お気に入りのサニトラを駆って
河口湖にバス釣りに行った時の事です。因みに当時はまだトラッキンの、
はしりの頃で、トラックやバンを改造して乗ってる人は、滅多にいませんでした。
この車は可愛くて女の子にも人気がありました。
当時は東京に住んでいましたが、まだ首都高と中央道は繋がっていなかった記憶が
あります。(歳がバレますね)それでもアクセルベタ踏みのドライブで2時間ほどで到着したのではないでしょうか。と、ここまでは何もないですね。
ボートに乗り,40cmクラスを1匹釣り上げ、河口湖大橋の下を通過しようとした
時から僕の怖い話が始まります・・・
橋の上から「お兄さ~ん」と声が聞こえました。
ふと、上を見ると、ちょっと年上の、うら若き女性が僕を呼んでいるではありませんか
スケベ心満載の僕は・・・次回に続く

釣り場であったホントに怖い話

2006-03-19 00:08:56 | 釣り場であったホントに怖い話
釣り人、海岸で漂流死体を発見。
良く聞く話ですね。

これは僕が釣りに行った時の話ではないのですが・・・
仕事で潜りをやっていた時がありました。
潜り、あるいは水中土方、この仕事をしている人は誇りをもって
そう言います。
決してダイバーとは言いません。それは次の機会に譲るとして・・・

東京湾のある岸壁、投げ釣りの人や、スズキ狙いのルアーマンが多い
場所での話しです。
大型船の着く岸壁では時々、海底に障害物など無いか調査をします。
ソナー(魚探と同じ様なもの)で海底を調べると、何かしら突起状の物が
画面に写る事があるんですね。
そこからは潜りの仕事です。
潜って調べてほしいと依頼があります。
そこに何があるか?皆さん分かりますか?

車なんです
さあ、そこから警察に連絡し、クレーンを手配し、
いよいよ引き揚げ作業にかかります。
その日は大漁?で、数時間の間に3台もの車を発見しました。
3台とも無事に引き揚げ、そこから警察の現場検証です。
その時、僕は見てしまいました。
1台目の車のドアを警察官が開けた瞬間、そこから出てきたものは・・・

ゴロン、と音がした方を見るとそこにはなんと頭骸骨が転がっていました。
もちろん他の車にもちゃんと白骨体と化したドライバーが眠っていました。
3台ともフロントガラスが割れています。
警察官の話では猛スピードで海に突っ込む時、岸壁にある車止めに当たった瞬間
ハンドルに胸を強打し、さらに頭からフロントガラスに突っ込むのではないか、
だから、おそらくその時点で気を失っているか、死んでいるのではないか、
という事でした。
車の状態や遺体の状態から、おそらく数年は海底に沈んでいた様です。
何故、この時に限って3台もの車が見つかったのでしょう?
何か寂しいものを感じながら、僕らは車を走らせました。

釣り人の皆さん・・・あなたの根掛かりした糸の先には
時に針に、まるで髪の毛の様な物が絡んでくる事がありますが、
それは、あなたへの何かのメッセージかも知れません。
夜の単独行は控えたほうがいいかも。
くれぐれも注意を