体が異常に重い、気だるい、足がふらつく、
朝起きた時から、アンニュイな一日が始まっていたようだ
何をやっても上手くいかない、今日は正にそんな一日だったかもしれない。
4時半、現場到着。
「準備よ~し」
身繕いを済ませ、竿を手に取る。
「アッレ~?」
心なしか重たく、そして太く感じる。
「ダ~ッ、竿間違って持ってきちまったぜ!!」
7半と8m積んだと思っていたのに。
ハイパードリフトだと思って手に取ってみたら、何とファイヤ~ウルフでした
「まあいいや、せっかくシマノのスーパーゲームライトスペック持ってきたんだから使ってみるか。」
こうして、初使用から僅か5分で折ってしまってから一度も使ってなかった竿で、
今日の釣りが始まった。
朝一の2投目、アタリを捉えてしっかりと針掛りさせた。はずだった。
なかなか浮いてこない、結構いいサイズだと思われたが、しばしのやりとりの末、バラシ。
竿を間違った事と言い、1匹目をバラした事と言い、嫌~な展開。
そしてすぐ、ゴンッゴン、ゴンッと物凄く力強いアタリが出る。
「これは間違いなく大物だぜ」
アワセを入れると、ズンッという重量感を感じる。
が、それも束の間、フワリと糸が空を舞った。
まさかのアワセ切れ。
「何でだよっ」
結び方が拙かったのかな?
自分の責任ではあるが、今日は何かに足を引っ張られているような気がした。
でも、また直ぐにアタッた。
「お~、引く引く、結構強いぜ」
「竿もいいじゃん」
バネがあって、じっとタメているだけで自然に寄ってくる感じがする。
ただ、好みからすれば、もうちょっと胴まで入って欲しい。
それに、元竿のグリップ部が細すぎて握りづらい、これは疲れる。
竿に関してはともかく、この魚は無事に取り込めた。
「ちょっと足りないかな?」で、計測すると、いつもより細めの29センチ。
今日の1匹めにしては、上々のスタートだ(なのかな?)
唇から出た血が写ってしまいました。スイマセン。
この後、もっとスイマセン、な事件が。
この魚を、いつもの洗濯ネットに入れて活かしておいたのだが、
いつのまにか、腰に縛っていたロープが解けて流出。
こんな事なら、その場で放しておくんだった・・・。
これは本当に、魚に謝らなければならない。
そんな事をしてしまった報いかどうか?
その後、転倒転倒、また転倒と、一体何回転んだやら。
どうも朝から足がガクガクしてどうにもならない。
水中に沈、そして怪我こそ無かったが、せっかく今オフに修理したタモから、ミシッと音が。
「ア~アッ、また折っちゃった」
「もう、今日は何をやってもダメだ」
「水も多くてポイントも少ないことだし、ちょっと、新たなポイントでも開拓しておくか」
と、2か所ほど偵察。
勿論、竿を出さなければ何も分からないので、その後も竿は出しました。
昼ごろまで頑張ってしまって、何とか4匹を追加。
でも結局、千曲の尺上は今日も微笑んでくれませんでした。とさ・・・。
いつも、1センチ足りませんね。
色々とあったが、アンニュイな一日はこうして幕を閉じた・・・。
今日は水量が多く、写真の場所で50~60mの川幅があるかな。
川通しが出来なかったり、絶好のポイントを目の前にしながら、そこまで辿り着けなかったり、
ちょっと苦労しました。
こんな時は、こんな時なりに、絶好のポイントになる場所もあるとは思うのですが。
竿 シマノ スーパーゲームライトスペック80~85
道糸 0.5号
ハリス 0.5号
針 一刀ヤマメ王 7号
ガン玉 2B~3B×2
餌 黒川虫 ミミズ(スーパー太虫) 今日は、黒川虫の反応悪し
釣果は全てミミズによるものでした。
釣果 ヤマメ 29センチ 26センチ 23センチ 21センチ
アマゴ 25センチ