陸に上がったカッパの海無し県生活

潜りから漁師へ。身体を壊し船を下りた。
海の話、釣りの話。脳脊髄液減少症。

さるエピソード

2006-07-17 03:24:59 | 脳脊髄液減少症
数年前のある空手の大会で優勝した選手は、試合終了後、
足や手を3箇所も骨折していた。
その選手は試合終了後まで、それを口に出す事は無かったという。
彼は子供の頃から、父親に厳しく育てられたそうだ。
男は、「痛い」とか「辛い」とか「寒い」とか、
絶対に口に出すなと・・・。

また、ある選手は足に過大なダメージを受け、
試合終了後、自力で立つ事さえ困難な状況になった。
その選手は試合終了後、サポートの人間に肩を支えられ、試合会場を去った。
その姿を見ていたある師範が、痛烈に、その選手を叱責した。
「極真空手らしくない」「自分の足で去れ」と・・・。

この二つとも、「武士道」「武士道精神」に通じるエピソードだが・・・。

この話しを聞いた時、
そこまで強くなければならぬ必要があるものかと感じたものだが、
そこまで強くなければ、
決して勝ち抜くことの出来ない過酷なトーナメントだったとも言えるだろう。

自分はどうなのかと問えば?

脳脊髄液減少症から逃げ出したい自分がいる。
さらに情けない事、許せない事は、
脳脊髄液減少症を理由に、逃げる自分がいるという事。
それを逃げ道にしてしまう自分がいるという事。

勝ち抜かねばならない・・・。