陸に上がったカッパの海無し県生活

潜りから漁師へ。身体を壊し船を下りた。
海の話、釣りの話。脳脊髄液減少症。

伊豆ヒラスズキ  痛恨のバラシ

2011-10-28 12:42:38 | 釣行記 海編

土肥の港で車中泊をし、翌朝4時に起床。

風は、前日とは打って変わり東寄りの強風に。

勿論、東伊豆へ。

伊豆へ出発する前、自宅でのシミュレーションでは、河津から稲取、熱川までの磯場、ゴロタ場を数か所釣り歩く姿を頭に浮かべていました。

まずは、河津近辺の磯場に。

到着してはみたものの、前日頑張り過ぎたこともあって体が言う事を聞かずに、釣り支度を整えるのも億劫で。

車の中で30分ほども海を観察し、気合いを入れてから鮎タイツを履き込み、磯へ降りたのは6時頃になってしまいました。

伊豆大島

写真では分かり辛いですが、左から利島、鵜渡根、式根、新島、神津、三宅の各島までが肉眼で見えます。

2時間程掛けて、写真の場所まで釣り歩きましたが反応は無し。

ここは本命と目していたポイント、サラシの状態バッチリです。

そして、ルアーを引いてくると。

ナミノハナがパチャパチャと沢山跳び回ります。

「良いんじゃない~」

数投後、ルアーが足元まで来た時に、いきなり来ちゃいました。

ゴンッ、と手応えがあり、竿が一気に絞り込まれました。

待望のヒラスズキ、それも、かなりの良型。

頭の中では既に、「どこで取り込もうか?」なんて・・・。

そんな事を考えた瞬間、フッと穂先が跳ね上がってしまいました。

痛恨の針外れ。

「ア~ッ」と、思わず天を仰ぎますが、悔しがっていても仕方ありません。

あと何匹かいないかなと思いつつ、再びルアーを投げ続けます。

10分くらい後、かなり沖目でヒット。

だけど、何となく違う?

ビビビビッと尻尾を振る気配は?

姿を見るまでもなく、イナダだなと判ってしまい、ガッカリ。

もちろん、何にも釣れないよりは良いんですが。

その場で続けていれば、再びヒラスズキがヒットしてきそうな気配はあるものの、イナダを釣り上げた直後から、海は大荒れの様相に。

磯の先端に立つ事が出来なくなり、残念ですが撤収です。

車までは、健脚なら10分ほどで戻れる距離なんですが・・・。

足の状態があまりにも思わしくなく、30分以上も掛けて、休み休みじゃないと戻れない始末。

「も、ダメッ」

他の場所へ移動すれば、まだまだ竿を振れる所はありますが、体が釣り続行を不可能と判断し、竿を納めました。

自分の体の状態が悔しくて仕方ありません。

その後、堤防のアオリ狙いならと、西伊豆は松崎に回りましたが、竿を振る元気は無く、そのまま帰路に着く事にしました。

松崎にいたのが、14時半頃。

21時には、無事に自宅に到着。

結局、今回の釣行も、予定より1日早く切り上げることになってしまいましたが、

狩野川でスズキは釣れたし、東伊豆ではヒラスズキとのファイトも楽しめました(バラシたが)。

何よりも、青く広大な海を見れたこと、潮の香りを嗅ぎ波の音を聞けたことが、一番の喜びです。

ちょっとばかり、遠過ぎますけどね・・・。

 

この日のタックル

竿     グランビューS 1304TMHRS

リール  セルテート3012H

ライン  バリバス16ポンド

リーダー シーガー8号

ヒットルアー  ショアラインシャイナーR50  レーザーイワシ

 

釣果  イナダ 40センチ

バラシ ヒラスズキ×1

 

走行距離  729キロ

 


伊豆への前哨戦 狩野川シーバス

2011-10-27 18:00:44 | 釣行記 海編

え~と、もう一昨日になりますが、狩野川河口で釣りをしました。

まあこれは、翌日、ヒラスズキを狙う前の軽い前哨戦、肩慣らしのつもりでの釣りです。

朝、のんびりと家を出たのは、9時半頃だったでしょうか。

この日は、韮崎から先のルートを変更、52号線から県道?10号線に入り、富士川沿いを延々と河口付近まで走るルートを取りました。

今回は昼間の走行だったこともあって、豪快に、そして滔々と流れる富士川の景色を堪能。

ただ、水の色が生コンを流したような、真っ白に白濁した流れだったのが残念でした。

沼津港着は、14時を少し回った頃。

昼の混雑する時間帯のドライブだった割には、早かったかな?

そして、沼津港の市場街で食事。

こちらは、沼津内港(ないこう)入り口にある、「びゅーお」という展望台

いつもなら、夜間は派手なブルーでライトアップされるのですが、この日は暗いままでした。

節電かな?

 

新鮮な魚に舌鼓を打ちました。

ま、味は極々普通ですが、普段中々口にすることの出来ない魚が食べられるのは嬉しいですね。

ロングドライブで疲れたので、暫しの間、食事休憩を取ったり市場内を散策。

釣りを開始する前に、車は念の為に有料駐車場に入れます。

外でも駐車出来る場所はあるのですが、観光客が大勢いる前でズボンを下し、ウェーダーに履き替える勇気はありませんしね。

 

 

河口部は、風が強く大荒れ。

釣り開始は16時頃、満潮の頃だったでしょうか。

市場前は南西の風がまともに吹き付け、ルアーは飛ばないし釣り辛い事この上無かったのですが、意外と早く答えが出ました。

竿を振り始めてから30分くらい、足元から洗われた砂の濁りが消える辺りで、ゴゴンッと来てくれました。

61センチ

小さいけど、ウロコにもヒレにも傷一つ無い、すごく綺麗なスズキ。

そ、タイトルには一応、シーバスという言葉を使いましたが、シーバスという言葉は嫌いなので、あくまでもスズキです、スズキ。

でも、ちょっと微妙なサイズで、フッコといった方がいいでしょうかね。

何と言っても、明るい内のヒットだったのが嬉しかった。

撮影後、速やかにリリース。

その後、18時頃から北寄りの風に変わり、河口内の流れは穏やかに。

そして、潮が引くに合せて徐々にウエーディング態勢に。

最終的には腰まで浸かり、川の中ほどまで入って竿を振ります。

「河口部での回遊待ちの釣りは好きではない」などと言いながらも、20時前まで頑張ってしまいました。

結局、ヒットは1匹だけでしたが、翌日に備えて狩野川の流れに背を向けました。

1匹だけとは言っても、狩野川ではごく普通の結果かな?

いや、釣れない時の方が圧倒的に多いですから、群馬くんだりからポッと出ていって結果が出たのは上出来です。

ホッと安堵の息をつき、西伊豆まで車を走らせることにしました。

この日は、土肥の港まで行き、車中泊です。

波の音を聞きながら、満天の星空の下、静かに眠りに就きました。

伊豆での釣りの話しは、また明日にでも。

 

狩野川でのタックル

竿     TD-S S1063MLFS-M

リール  トーナメントX 3000

ライン  バリバス12ポンド

リーダー  シーガー8号

ルアー   タイドミノー SSR  12センチ チャート

 

釣果     スズキ(フッコ)  61センチ


カブトムシ

2011-10-23 17:58:13 | Weblog

長い間に溜まった落ち葉や枯れ枝を片付けていると、何十匹も出てきます。

もうそろそろ、冬の休眠の時期に入るのでしょうか。

勿論、土の中に帰しておきました。

来年きっと、良い成虫に育つでしょう。

 

 


来週

2011-10-19 19:10:11 | 釣りの話

来週、伊豆へ遠征します。

今回は、ちょっとゆったりと余裕を持って。

予定としては、初日は朝ノンビリと10時頃出発、昼間の景色を楽しみながら沼津まで、そしてそのまま狩野川河口へ。

狩野川での釣りは本命ではないので、釣れても釣れなくても2時間程度かな?(河口部での釣りは飽きてしまうというのもあるし)

肩肘張らずにゆったりと、久し振りでオールドルアーでも振って楽しもうかと思っています。

段ボール箱に仕舞ったままになっていた、こんなルアーを引っ張り出してみました。

ボーマーロング16Aと、ラパラフローティングマグナム11

思えば昔、狩野川で初めてのスズキをもたらしてくれたのは写真のラパラだし、

ボーマーの16Aも、数々のランカースズキとの出会いを演出してくれた、想い出のルアーです。

このルアー達が主流だった時代、写真の様にみんなそれぞれ、ルアーには工夫を凝らしていました。

ボーマーのようなプラスティックルアーには、ドリルで穴を開けてパチンコ玉を入れてみたり、

ラパラのようなバルサ素材のルアーには、腹に板オモリを張ったり、リアフックにヒューズを巻いたり。

終いには、リップを削ったりして、風呂場で泳がせてみたりと。

そんな事をしないと、昔のルアーは飛ばなかったからですねぇ~。

まあ、そんな苦労?も、すごく楽しんでいた時代ではありました。

来週の狩野川では、昔を懐かしんで、こんなルアー達も泳がせてやろうかと今から楽しみです。

初日はそんな感じで、軽く肩慣らし。

二日目は、本命のヒラスズキ狙い。

条件次第ですが、そろそろイケルでしょう。

風向きによって、東伊豆へ抜けるか西伊豆に抜けるか?

凪ならば、竿を振らずに諦めて、アオリイカ狙いに終始する事に?

二日目が好条件になってヒラスズキが釣れてくれれば、そのまま帰ってくる予定ですが、条件によっては三日目の朝まで有りかな?

と、そんな感じで予定していますが、はてさて、どうなるでしょうか・・・。

 

 

 

 

 


終わりましたが

2011-10-02 19:45:50 | Weblog

渓流釣りは、神奈川や静岡の一部の川を除いて、禁漁になりました。

今シーズンは、4枚もの年券を購入して気持ちを高揚させたのにも関わらず、

シーズン半ばで心身共に失速、7月以降は一回しか行かず、不本意な幕引きだったような気がします。

春から気温が上がってくるのに合わせるかのように仕事が忙しくなってしまうので、今の体では、どうしてもシーズンを通して続きません。

病院にいる時間も大きく増えてしまいました。

ちょっと残念ですが、仕方の無い事でしょう。

それでも、かなりの無理をして、体の限界までは釣りをしたつもりです。

来年は、どうなるでしょうか?

本当は、釣れる釣れない、そして、魚の大小に拘らずに、もっと綺麗な川で釣りをしたいという気持ちの方が大きいのですが、

また安、近、短の、夢の無い釣りになってしまうのでしょうね。

まあ何はともあれ、怪我も無く今シーズンを終えられた事に感謝です。

そして、今年遊んでくれた魚達にも。

さて、渓流は終わりましたが、それと時を同じくするように仕事も一段落してきますので、年末までに後1~2回、海に行けたらなぁ~と思っています。

そう思うと、「まだまだ今年も終わっちゃいね~ぞ」と、気持ちに張りが出てきますし、

また、そうやって気持ちを維持していかないと、全身の痛みに耐えているストレスに押し潰されそうになってしまいます。

しかし・・・。

渓流竿を物置に納ったのは、初めてだなぁ~。

何でだろうか?・・・・・・