陸に上がったカッパの海無し県生活

潜りから漁師へ。身体を壊し船を下りた。
海の話、釣りの話。脳脊髄液減少症。

読売新聞の記事から

2012-04-13 19:21:06 | 海の話

被災地で、防潮堤や防護壁などを、あまり高くしないで欲しいとの意見が多く出ているようですね。

「海が見えないと、かえって危険」

「海で暮らしているのに、海が見えないのは嫌だ」等々

この点に関しては、被災地の方々でも賛否両論あるでしょうし、あまり個人的な見解は控えなければなりませんが、

この先、日本の海岸線は、一体どうなってしまうのでしょうか?

ただでさえ、ソーラス条約やらなんたらかんたらで、海に親しむ場所が少なくなっているのに、

この上さらに、コンクリートだらけになってしまうのでしょうか?

そんな姿は、見たくありませんが・・・。

 


星カツオ

2010-05-27 19:59:32 | 海の話
今日の「いきなり黄金伝説」でやってましたねぇ。
土佐の一本釣り。

やっぱり、ああいった姿を見ると興奮してしまいます。
そこは、土方潜りや漁師といった生活を経験しているのでね。
血沸き肉躍るというのでしょうか、そんな気持ちが沸々と蘇ってしまうのですね。

さて、今日の話題になっていた、星カツオ。
漁師や釣り人の間では、一般的に「スマ」で名が通っていますが、
これは本当に、脂の乗り切ったホンガツオが較べ物にならないくらい、美味い魚です。
そんなに美味い魚が、なぜ市場に出回らないのでしょうか?
高級料亭に直行してしまうのでしょうか?
答えは、ノーですね。
スマガツオという魚は身が非常に柔らかく、
ちょっとした時間の経過で身割れを起こしてしまって、商品にならなくなってしまうからです。
釣りあげて直ぐ水氷に浸けておいても、ほんの数時間で身がバラバラに割れてしまうんですね。
だから、口にできるのは、ほんの一部の漁師、ほんの一部の釣り人に限られてしまいます。
まあやはり、ホンガツオやソウダガツオに比べれば圧倒的に数は少なく、
一般の人が口にできる確率を考えたならば、幻の魚と言ってもいいのかもしれませんね。

スマガツオと同じように、いや、それ以上に幻なのが「ハガツオ(歯カツオ)」。
スマガツオよりも更に、巡り合える数は少ないかもしれません。
こちらは名前の通りに、口の中にイソマグロのような鋭い歯が無数にあります。
ごくたまに、料理人が血眼になって探しているようなことがありますが、
こちらも非常に身が柔らかい魚で、市場に出回ることはありません。
一流の料理人が、わざわざ遠くから探しにやってきたとしても、
それを持って帰ってお客さんの口に入れる時には、もう遅いんですよね。
魚というのは、それぞれ食べ時というものがあって、何でもかんでも新鮮が美味しいというわけではありません。
魚によっては刺身で食べるにしても、
2~3日寝かせてから食べるのが一番美味しい食べ時になるものもいます。
普通の魚は、7~8時間経ってから食べるのが一番美味しいかもしれませんね。
ですが、スマガツオやハガツオは、
釣りあげてからほんの数十分から、せいぜい2~3時間?といったうちが一番美味しい食べ時になってしまいます。
図鑑などで見ると、カツオより味は落ちるなどと書いてありますが、
傷みやすく、所謂「足の速い」魚だからです。
いかに新鮮なうちに口に入れられるかが問題になってしまいますからね。
本当に新鮮な内ならば、ホンガツオが全然問題にならないくらい美味いんですよ。
一般の人が口にできる機会は滅多に無い、この2種類のカツオ。
もし、その名前を聞いたり目にする機会があったら、是非食べてみてくださいね。
柔らかいながら、モチモチネットリとした食感に、虜になってしまうこと間違いありません。

ただ、「エチオピア」の名前の方が通りのいい「シマガツオ」とは間違えないように。
シマガツオとはマナガツオに似た魚ですので。
でも、地方によってはスマガツオが訛ってシマガツオと呼ばれたりしているので、
結構紛らわしいですが。

ちょっとばかり番宣になってしまったかもしれませんが、局の関係者ではありませんので、
あしからず。

イージス艦事故

2008-02-21 21:16:34 | 海の話
更新制になってから更新もしていないので、
もうこのままでは使えないだろうが、学生時代に取得したレーダー免許だ。
レーダープロッティングという技法で、霧中などの全く視界の利かない状況でも、
他の船の針路や速度、そして、何分後には何処で接近するかなども予測できる。

またか!そんな感じさえする自衛艦による海難事故。
マスコミなどでは、最新鋭のレーダー装備がされたイージス艦で何故?
などと報道されているが、今回の事故では相手船が目視で確認されているので、
装備云々、レーダー云々などという話しではないだろう。
要は、どんなに素晴らしい性能を有する装備があったとしても、
それを操作するのも人間ならば、最終的な判断をするのも人間だという事だ。
おそらく今回の事故は、単なる判断ミスではなかったのではなかろうか。
或いは、相手船を確認していながら直前まで回避も減速もせずに衝突したのだから、
相手が小回りの利く小型船ということもあって、
相手が避けてくれるのではないかという、慢心のようなものもあったのではなかろうか。
そして、例え見張り要員が10人いたとしても
(一般船では、航路や港内、危険海域で無い限り、一人か二人ですよ)
どのような回避行動を起こすか命令を下すのは、その時艦橋にいた最上級士官だけである。
(事故当時は艦長不在だったと聞くので、航海担当の当直士官が艦長代行)
自衛隊などでは、例え目上の士官が間違った命令を下したとしても、
それに意見する(できる)人間はいないであろう。
その辺が一般の船舶とはちょっとばかり違う。
一般の船舶でも勿論、船長権限は絶対ではあるが、
緊急の際にもし間違った判断があれば、間違いを指摘するくらいのことは出来るであろう。
今回のような事故では、100%どちらかだけが悪いという事は絶対にないが、
自衛艦の側のそういった複合的な要素が、大きな要因だとは予測できる。

今の日本の自衛隊が、有事の際に本当に国土を防衛できるのだろうか?
それは大きな疑問である。
もっとも、国防意識を持って自衛隊に勤務する人間など、
ほんの一部の人間でしかないのだから、当然と言えば当然だし、
そんな自衛隊ならなんの為の自衛隊なのかという話しにもなってしまうが。
今回のような事故のおかげで、
自衛隊員すべてが悪いような言い方をされるのは可哀想だとは思うが、
自衛隊員としての意識の欠如があったとしか思えない。
自衛隊には徹底的な意識改革をもって今後に臨んでもらいたい。
海の上で、軍艦と一般商船などがすれ違う際、
商船などは、半旗(国旗を半分だけ降ろす)をもって敬意を表する。
軍艦というのはそういう存在なのだ。
海軍魂、シーマンシップ、海の男としての誇りを忘れた海上自衛隊であってはならない。

被害者の家族は、諦めきれない気持ちで捜索活動を見守っているであろう。
例え亡骸になったとしても、その体だけでも帰ってきてほしい気持ちで一杯だろう。
一刻も早く見つかるであろうことを祈る・・・。










海へ

2007-11-05 21:42:48 | 海の話
海へ行ってきた。
それにしても久し振りだ。

本当ならば、太平洋側の海に行きたかったが、
群馬からではやはり遠いし、混雑もある。
そういうわけで今回行ったのは、新潟だ。
海の無い生活は、僕にとって非常に大きなストレスとなるのだが、
新潟(上越から糸魚川)に行った事によって、ある意味、ストレスを重ねることになった。

さて、僕の住む所から上越までは、時間にしてほんの2時間ほどのドライブで着いてしまう。
今回、僕にしては珍しく高速道路を使った。
夜中の上信越道はガラガラで、至って快適なドライブとなった。
そうそう、エブリーワゴンを購入してから初めての高速ドライブなのです。
今回の目的は、海を見てストレス解消をするのが一番、
そしてほんの少しの釣りと、
エブリーワゴンの高速道での実力がどんなものか知りたいというものがあった。
はっきり言って、軽自動車でも全くストレスを感じさせませんでした。
90~100Kの巡航、追い越し時で120キロくらいまで出しましたが、
静粛性、安定性共に遥かに軽のレベルを超えています。
さすがに、100キロ、4000回転を越えると、急にやかましくなってきますし、
ちょっとふらつきますが、今はそんなにとばすわけでもありませんし、もう充分満足です。
僕に取っては、下手な乗用車よりも満足できる車ですね。
かつて、首都高湾岸線を240キロのメーターを振り切って走っていたのが嘘のようです。

車の話しはここら辺で止すとして、今回ほんの少しの釣り道具を持っていきました。
とてもじゃないですが、何時間も釣りをする元気はありません。
朝1時間ほど、アオリイカを狙ってみました。
お見事、まずまずの型を一杯ゲット。
この場合の一杯とは、沢山の意味の一杯ではありません。
イカは一杯、二杯と数えるから、たったの一匹です。
でも充分です。
帰ってから早速、お刺身にしました。
身はもちろん、耳も足も刺身でいただきます。
身の部分はモッチリ、足はネットリ、耳はコリコリと、
それぞれの部分の美味しさを堪能しました。
やっぱり、アオリイカは美味い。
ご馳走様でした。

今回、釣りとドライブはまあまあ楽しめたとして、残念な事が一つ。
能生(のう)から糸魚川までの海岸が、
昔(15年くらい前)行ったときとあまりにも大きな変貌を遂げていたことだった。
昔遊んだ砂浜なんて、消波ブロック(テトラポット)の山なんですから・・・。
浜と呼べる姿なんて、微塵も残っていません。
もちろん、海に下りることもできません。
あげくの果てには、さらに沖合い50mほどにも岸と平行にびっしりと、
消波ブロックが入っているのですから、我が目を疑ってしまいました。
そんな状態が数キロも続いていて、さらに現在も新たな工事が進んでいます。
しかし、何と言う景色でしょう。
名目上は色々とあるのでしょうが、あまりにも酷すぎます。
こんな国は世界中どこに行ったって、どこにもありません。
海を目の前にして、海で遊ぶ事が出来ないなんて・・・。
このことは、東京湾あたりでもそうですね。
多くの場所が、工場やコンビナートで占拠されていて立ち入り禁止になっています。
海は誰の物なんでしょうか?

こんな酷い景色を見るのなら、悪い体を押してまで、来ないほうがよかった。
そんなことさえ感じてしまいました。
今回は手前で帰ってきたのだが、糸魚川にはヒスイの浜と呼ばれる砂浜がある。
天然のヒスイの欠けらが拾える砂浜なのだが、そこは残っているのかしら?
ちょっと心配になってしまいました。
写真は、能生小泊港から上越方面を望むものです。
こちら側は、沖合いにはさほど消波ブロックは入っていないようですが・・・。

多少の救いは、帰り道で見た妙高高原の山が、紅葉も重なって綺麗だと思ったこと。
本日の総走行距離、420キロでした。
 
疲れただけだったかも。。。







久々の海の幸

2007-08-24 21:39:07 | 海の話
此処は群馬県。
残念ながら海が無い。
しかも、海に出るまでは非常に遠い。
(今は高速に乗れば2時間で行けますが)

必然的に
新鮮な魚介類は入手が難しい。
海での生活が長かった僕に取っては、寂しくもあり、悲しくもありといったところだ。
そんな訳で、魚が食いたくても我慢するしかないのだ。
海無し県のスーパーなどで売られている魚は、ちょっと遠慮したい感じだ。

久し振りに、美味い魚が食べたくなった。
当然、近所の魚屋などには無い(新鮮な物が)
そこで、ネットショッピングを利用してみた。
曰く・・・「朝獲れの魚をその日の内に」「料理の鉄人が大絶賛」
そんな謳い文句のあるお店が目に付いたので、注文してみる事にした。
(普通大体は、料理の鉄人がどうのこうの、なんて料理屋などはまず美味い事は無いが)

今回注文したのは、旬はちょっとばかし過ぎたが、
今年はまだイサキを食っていなかったと、イサキを2匹、
そして、画面の手前に鎮座まします物、何だかお分かりになるでしょうか?
そう、亀の手です(あの亀ではありませんよ、見た目は似てますが)
見たことがある人も多いでしょうが、磯場の割れ目などに付着している奴です。
これは実は、フジツボの仲間なんですね。

さて、イサキは一匹を普通の刺身に、一匹を霜皮造りにしてみました。
霜皮造り?
三枚に下ろした身を皮付きのまま、熱湯を掛けます。
そしてすぐさま氷水にくぐらせます。
それを刺身にしたのが、霜皮造りというものです。
歯ごたえがあって、とても美味しいんですよ。
イサキは皮が美味い魚ですので、普通の刺身も皮付きのままのほうが美味いでしょう。
亀の手(見た目も、まんま亀の手ですね)は、塩茹でにしてみました。
これは、皮を剥いて中身をすすりましょう。
関東などでは、食材としては馴染みが薄いですが、
体にもいいし、病み付きの美味さです。
味噌汁などにすれば絶品のダシが出ます。
今日は勿論、僕が全て料理しました。

さて、お味のほうですが・・・。
結果から言えば、美味かったと言っておきましょうか。
特に、やはり霜皮造りは美味かったです。
鮮度という観点から観れば、疑問符が付いてしまうのですがね。
ピッチピチと言うには、ちょっと無理がありました。
これにはまず、イサキという鮮度の落ちやすい魚を注文をした僕にも間違いがあったでしょう。
別に、刺身で食うのに何ら問題の無いレベルですけどね。
朝は朝でも、多分昨日の朝の物でしょう。
魚によっては、取れたての物より、一日二日寝かせた物のほうが美味しいのですが。
亀の手なんですが、美味しかったのはもちろんなんですが、
正直な所、まだ獲って欲しくはない大きさでした。
こういった物は多分、引退した漁師さんとか、その奥様たちが、
小遣い稼ぎに獲っている物なんでしょうけどね。
最近は乱獲などもあって、磯場などでも簡単には見かけなくなりました。
僕も含め需要があるからなんでしょうが、ちょっと複雑かも・・・。

さて、また今度、別の魚を注文してみましょう。
気になるお値段なんですが、安くは無いです。
送料や代引き手数料がかかる事ももちろんありますが。

でも。。。
僕に取っては、魚を食べるのにお金を払うことが不思議な感覚ではあります・・・。
そして、自分で釣ってきた、獲ってきた魚には、敵うわけがないのでした。











海難事故

2007-02-12 21:49:46 | 海の話
宮崎県で行方不明になっていたマグロ延縄漁船の乗組員が無事に救助された。
本当に良かった。
冷たい冬の海上で、あの小さな救命ボートで三日間、
もし海が時化ていたら助からなかっただろう。
そして、例年の寒さだったら三日間ももたなかったかもしれない。

僕自身、海難事故や自然災害の現場には何度も出た事がある。
それは救助活動だったり、事故に遭ってしまった船の引き揚げだったり、
遺体の捜索であったりとあるが、
そんな現場で遺族の姿を見る事は辛い事だ。
そういえば、二十歳の頃付き合っていた彼女も海難遺児だった。
僕は彼女の気持ちも分からずに、海の仕事に就き、
「俺は海で死ぬんだ」なんて無神経な事を平気で言っていた。
それも若さだったのかもしれない。

こんな事もあった。
前日まで僕が仕事で乗っていた船が、翌日霧の中を横浜から東京まで回航中、
6万tのタンカーと衝突転覆した。
幸い死者は出なかったが、その時の仕事がもし日帰り作業だったら、
僕もその事故現場に居合わせる事だっただろう。

海で生きる男なら、海で果てる覚悟は出来ているかもしれない。
しかし家族を残し往く事は無念であろう。
そして残された家族の悲しみは計り知れないものとなる。
海の安全を願って止まない。

それにしても、当て逃げする船が多い。
シーマンシップという言葉は何処へ行ってしまったのか。
何か事が起きれば、自らの命を賭してでも救助に当たるのがシーマンシップ、
それが本当の海の男だ。



トレジャーハンティング

2007-02-01 22:16:09 | 海の話
最近、沈没船の財宝引き揚げを餌にした投資詐欺事件がありましたね。
しかしまあ、あんな話しに乗ってしまうなんて、騙す人間が一番悪いのですが、
引っ掛かる人間も引っ掛かる人間。
世の中にそんな旨い話しが有る筈もありません。
これが単に、財宝引き上げという夢に対しての投資であって、
最初から見返りを求めないものなら話しも分かるのですが。
騙す側も騙される側も、欲の皮の張った人間です。

しかし世の中には、様々なインチキ商売を考える人間がいるものです。
まあ、こんな財宝引き揚げのような話しなら、被害者に同情の余地もありませんが、
年寄りや弱者を狙ったオレオレ詐欺、悪質な訪問販売などは絶対に許されるべきではありません。

沈没船の財宝引き揚げ。
これが実際の話しならば、浪漫があっていいですね。
僕は、その現場に参加した事があります。

結果ですが、実際に沈没船はありました(正しくは、船のフレームとキールだけです)
いえ、あったと言うより、その沈没船は以前から確認されていたものらしいです。
昔から多くの人が、お宝を求めてその場所に潜っていたようです。
財宝は?
それは秘密にしておきましょう。
その船のように、実際に存在が確認されているようなものだと、
宝探しをする権利のようなものがあって、それを買わないとならないようです。
そんな権利を人に売ってしまうということから、結果は言わずともがなです。
永い年月の間に、人に知られないうちにいつの間にか引き揚げられていたのかもしれませんね。
そうそう、とても古いワイン瓶を一本引き揚げて、
ちょっと口にしてみたと付け足しておきましょう。

これは仕事として依頼され、調査しただけの話しなので、
これ以上の詳しいことは書くわけにはいきませんが、
僕はその船の歴史を垣間見たような気がします。

財宝はどこに眠っているかは分かりません。
以外に身近な場所にあるのかもしれません。

実際に、千葉県のある海岸では、
海の時化た後に、小判が砂浜で見つかる事があるそうです。

でも、そっと眠らせてあげる事が一番いいのかもしれませんね。












大荒れ

2006-10-08 21:47:49 | 海の話
発達した低気圧が日本を通過した。
各地で大荒れの天気になり、強風が吹き荒れた。

海では遭難が相次いでしまった。
宮城のサンマ漁船は、目的地への入港まであと20分というところまで来ていたのに、
エンジンに水を被り座礁してしまった。
乗組員は行方不明のままだ。
家族が帰港を心待ちにしていたであろうに・・・。
乗組員も、家族に会えることを心待ちにしていたであろうに・・・。

鹿島では9万6000トンもある大型船が座礁、こちらも死者が出てしまった。
遊漁船の転覆事故もあった。

「板子一枚下は地獄」
海で働く者は皆、ある程度の覚悟は持っているであろうが、
残された家族のことを考えると、無念の死であるだろう。
僕も何度も海難事故現場の捜索や救助に出たことがあるが、
その現場は非常に悲しいものだ。
海難遺児は減らない・・・。
特に漁船は、時化の海でも無理をする。
安全を願うばかりだ。

海蛇

2006-09-16 23:35:15 | 海の話
「海蛇」

海蛇には、魚類の海蛇、爬虫類の海蛇がいる。
なんだか、ややこしいが・・・。

今回は勿論、爬虫類の海蛇の話である。
ちょっと前に、マレーシアの海で潜ったことを書いたが、
マレーシアの海で閉口したのが、実は海蛇なのである。
僕は蛇が大の苦手である。
しかし、海蛇は陸上の蛇に輪を掛けて、苦手なのだ。
あの鱗の生々しさ、ドギツイ色、紋様、体型、不気味な目、口・・・。
その全てが、陸上の蛇を数十倍も不気味な姿に変えたようである。
僕には到底、この世の生き物とは思えないのだ。

こいつも、集光性があるのだろうか?
ある日、沖合いで停泊している時、夕方から夜に掛けて、
船の灯りにつられたのだろうか、無数の海蛇が集まってきた。
まあこれは、肺呼吸を繰り返しているのであろうが。
そんな中、ちょっとオカズでも釣ってやろうかと糸を垂れたのだが・・・。
入れ食いであった。
何がって?
勿論、海蛇である。
もう~ダメ!! 鳥肌が立って治まらない。
勿論、そのまま糸を切ってお帰り願ったが。
ホント、あいつの目ときたら、例えようのない気持ち悪さなのだ。
あまりにも気色悪いので、良く見れなかったが・・・。

海蛇は、コブラの数十倍の毒を持つ。
しかし、普通の蛇のように長い毒牙を持たない。
だから、ウエット・スーツの上などから咬まれても、心配はいらない。
正確も至って大人しい。
咬まれるのは、岩穴などに手を突っ込んだりした時とか、
潮が引いた浅瀬などに残された海蛇を知らずに素足で踏んだ時くらいかもしれない。
しかし、絶対に出遭いたくはないのである。

さて、魚類の海蛇と言えば、東京湾の夜釣りなどでも良く釣れてくる。
代表的なものだと、「ホタテウミヘビ」「ダイナンウミヘビ」など・・・。
こちらは、水の中で見かける限りは、可愛いものだ。
砂の中から、ピョコンと頭だけ出している姿に、よくお目にかかれる。
しかしこいつも釣り針などに掛かると、仕掛けに巻き付き体からヌルを出し、
滅茶苦茶にしてしまう。
海の中で見かける姿とは一変してしまう。
あとは、伊豆以南で見かける「ゴイシウミヘビ」というのもいますね。
これは、名前どおり、体が碁石模様になっています。

まあ、こいつらにも、お目にかかりたくはありませんが。

また今度、暇な時に長物(ながもの)の魚について書いてみましょうか。
実は僕が大嫌いな魚がいるんです・・・。
ウツボ、アナゴ、ハモ・・・いえいえそんな生易しい魚ではありません。
そいつを見ただけで鳥肌が立つんです。



クサヤ

2006-09-01 00:01:25 | 海の話
昨日、秋刀魚の話しを書いていたら、クサヤが食べたくなりました。
(魚という以外、何の関連性もありませんが)
そうです、あの臭いの強烈な、伊豆七島で造られる干物です。

食べられない人は絶対に食べられない、好きな人は凄く好き。
僕は大好きです。
一般的に売られているのは、ムロアジや、トビウオですが、
他にもサメやシイラなどのクサヤもあります。

クサヤがなんであんなに臭いのかというと(僕は気になりませんが)、
それは漬け汁にあります。
普通の干物はタデ水と言って、普通の潮(塩)水に漬けたものを干した物です。
しかし、昔の伊豆七島では、海の真ん中にありながら、塩は貴重品だったようです。
米の代わりに、塩が年貢として納められていたようです。

そんな貴重品の塩を何度も使うのは勿体無いと、
同じ漬け汁に潮水を足しながら使っている内に、
それで出来上がった干物は美味いぞと、評判を呼んだらしいですね。
漬け汁の中に魚のエキスが溶け出し、それが発酵したものがクサヤの漬け汁です。
100年も前から何代も続いている漬け汁もあるそうですよ。

大島や新島など(伊豆七島どこででもですが)、クサヤを造っている近くに行っただけで、
それはそれは何とも芳しい(臭い)臭いが鼻にツーンときます。

クサヤを焼いて食べたらいいですねぇ。
僕は酒を呑みませんが、酒呑みには堪らんでしょうね。

サメのクサヤは品薄で、中々手に入らないかもしれませんが、美味いですよ。
ただ、サメというのは、小便の排泄機能が備わっていません。
その為、独特のアンモニア臭がしますが・・・。
クサヤの臭いにアンモニア臭。
お試しあれ・・・。

そんなクサヤですが、伊豆七島でも、
我が島のが本物のクサヤだとか、おらが島のが本物のクサヤだとか、
まあ、本家争いのような話しも聞けますので、
島ごとに食べ比べてみるのも面白いかと思います。

ところで、伊豆七島全部答えられますか?

近いところから、大島、利島、新島、神津島、三宅島、御蔵島、八丈島です。
式根島は新島と一緒に数えられる為、七島の中には数えられません。
それに八丈島の先にも人の住んでいる青ヶ島という島があります。
これらの島も小笠原も、昔は東京都下でしたが、今は東京都になっています。
車は因みに品川ナンバーです。



タコの海岸物語

2006-08-27 17:28:20 | 海の話
タイトル間違って無い?
イエイエ、チャコの話しではありません。
タコです、タコ。
凧ではありません。蛸です。

こんな話しを聞いた事がないでしょうか?
海岸から近い大根畑にタコが上がってきて、大根を盗んでいくという話しを・・・。
僕は何回も聞いたことがあるのですが・・・。
しかもそれが地方によって、サツマイモやスイカだったりして・・・。
大根を引き抜いて畑の上を引きずっていくタコなんていたら見てみたい。

地方に行った時に、違う人から同じ事を真剣に聞かされるので、
もしかしたら本当のことなのかなぁ?
だって、みんな、この目で見たって言うんですよ。
騙されているとしか思えないのですが、
まさか、あちらこちらの地方に伝わる伝説だとかかしら・・・。
日本昔話になりそうな話ですね。

一般にタコと言えば、マダコを指して味も一級品ですが、
ミズダコやイイダコも、よく食べるタコです。

マダコは、茹でダコの他にも刺身(火を通した物ではなく)、シャブシャブ、
タコ飯など、何でも美味しいものです。

イイダコは、おでんダネとしても見かけますね。
こちらも非常においしいですね。
特に卵を抱いたイイダコが美味ですが、イイダコ(飯ダコ)の由来はそこにあります。
足の間に一杯抱いた卵は、飯粒のように見えます。
これは、潮干狩りの時期などに浅瀬での砂の中などでも獲ることが出来る、
5cmから10cmくらいの小型のタコです。

反してミズダコですが、非常に大型で20kにも30kにもなります。
これはよく、ツマミで売っている食品などで見かけます。
あとは干したものとかですね。
勿論、茹でダコにもなりますが、僕はあまり好きではありません。
だって、ガムを噛んでいるようで・・・。

ちょっと、釣りの話しになりますが、マダコ、イイダコは釣りの対象としても
人気があります。
タコテンヤという針に餌を縛り付けるのですが、この餌には何が使われるのでしょう?
マダコには、イシガニという蟹か、それを模したビニール製の蟹を使います。
イイダコには何が使われると思います?
ラッキョウ、ネギの白い部分、豚の白身、白い瀬戸物の玉・・・。
これ本当ですよ。
要するに、白い物に飛びつく習性があるんですね。
マダコ、ミズダコには、赤い物です。

もう一つ面白い話しがあります。
漁師がマダコを獲るのにはタコ篭かタコ壺を使いますが、
タコ壷からタコを出すのはどうするのでしょうか?
そこで醤油が登場です。
醤油を吹きかけると、タコが出てくるんです。

ところで、タコの足は何本だか御存知ですね?
8本ですね。
ところが、中には5~6本しかなかったり、9本もあるタコもいます。
タコは敵に襲われた時には自ら足を切って逃げたりもします。
そして再生しますが(意見は分かれるが、そう思う)、
時に同じところから2本も出ているのも見るときがあります。
タコの天敵と言えば、ウツボ(生息域では)が一番の天敵でしょう。
タコ、ウツボ、イセエビ、この三種は大体近くにいるものです。

あ、そうそう、時には自分の足さえ食べてしまうんですよ。
これは、よくストレスからと聞きますが、嘘か誠かはタコに聞いてみないと何とも言えませんね。
でも、タコも必死に生きているという訳です。

僕もそのうちストレスから、自分の手足を食べていたりして・・・。
痛い腕を食べたら、正常な腕が生えてこないものでしょうかねぇ。







ババアという魚

2006-08-22 00:35:44 | 海の話
前回、爺の話しでしたので、今回はババア(すいません、人間の話ではありませんので)
の話しでもしましょう。

ババアというのは、魚の名前です。
名前と言っても通称ですが。
標準和名は、タナカゲンゲ。

水深300~500mの深海に生息する魚で、見た目はそうですね、
チョウザメの顔を踏み潰してヌメっとさせたような顔でしょうか。
(口吻はありませんが)
非常にヒョウキンな顔をしています。
見る人によっては、非常にグロテスクな魚です。
写真で紹介できないのが残念ですが。

北陸から島根、鳥取地方の漁業者の底引き網に入るのでしょうか。
鳥取では、これを観光資源として売り出していました。
食べるとすごく美味しいそうなんです。
僕は絶対に食べたくありませんが。

ババアという通称は、やはりその見た目から来ているんでしょうね。
でも、最初はそれで売り出していましたが、多分、不評を買ったんでしょうね。
途中から、ババチャンとか何とか、呼び名が変わったようです(マスコミで言う時)

ババアがいるのなら、ジジイという魚もいるか?って。
それはちょっと聞いた事はありません。
オジサン(れっきとした標準和名です)という魚はいますが・・・。
こちらは、下顎に、長い口髭をたくわえた魚ですね。
これも、食べて美味しい魚です。
見た目も可愛いですね、この、オジサンという魚は。









テレ マカシィ

2006-08-19 14:57:50 | 海の話
タイトルを見て、何のこっちゃと思ってるでしょうね。
カタカナで表現するのは難しいのだが、マレー語で、有難うという意味だ。

大分前の話しになるが、マレーシアの沖合いで潜った。
海底ケーブルの敷設ルート上にある、障害物を見てくるだけの簡単な仕事だった。
その日は、地元漁師が設置した漁礁の調査だった。
現地の言葉で「ウンジャン」「ブーブー」と言われる二種類の漁礁があった。
漁礁と言っても、非常に簡単な物で、その日に調べた物は、
一本のロープに多数の椰子の葉を縛りつけ、それに簡単な木?(沈む木)を
重し代わりに付けて沈めただけの物だった。
そして目印代わりに竹を束ねて浮かべてあった。
これが、どっちの呼び名だったかは覚えていない。

その日は、タグボートから小型の地元漁船に乗り換え、
その漁礁に向かった。
近くに寄ると、夥しい数の魚、魚、魚。
船から手を差し出すと、50センチほどもある、ツバメ魚などが、
寄ってきて、手を突っつく。
人間にスレていない自然の魚が、あれほど従順だとは。
人間の姿に怯えている気持ちは、これっぽっちも伺えない。
現地の漁師は、一網打尽なんて獲り方はしない。
一匹ずつ針で釣る手釣りだ。
そして、必要充分だけしか獲らない。
魚には学習能力がある。
いつも網で追い掛け回されているような魚だと、例え中層魚であろうと、
海底にへばり付いて、浮き上がってこなかったり、神経質になるのだ。

そんな状況の中、そのロープに沿って潜っていった。
あの時の感動は忘れない。
水深30数m、その海面から海底まで数万匹、いや、数十万匹の数はいたであろう。
ロープの周りをグルグルと隙間無く回遊する姿はまるで、魚でできたカーテンのようであった。
魚の向こう側が見えず、光さえ遮断され、暗くなるほどだった。

海底に着き、状況写真を撮り終えた頃、僕の背丈とほぼ同じくらいの
大型の亀が近寄ってきた。
しばしの間、僕はその亀と一緒に遊んだ。
もしかしたらあれは、竜宮城からの使いだったのかも・・・。

船に上がると、地元漁師がカレーとアジのから揚げを作ってご馳走してくれた。
その場で椰子の実を削り、ココナッツミルクや、油を作る。
そして、スープ状のカレーを作ってくれたのだが、
こいつは美味かった。絶品だった。
そして、スープカレーはまた、タイ米(マレー米?)とピッタリ合うのだ。
ただ、料理に使っている水だけは、見ないほうが良かったと思った。
白いと言うか、灰色と言うか、生で飲んだら恐らくは・・・。
多分、川の水を汲み置きしたものだろう。
ま、火を通しているのだから、気にはするまい。
船の上では水は命と同じくらい大切な物。

現地人は、男も女も腰に布を巻いただけの素朴な姿。
そして常に裸足で過ごしていた。
例え釘が刺さっても痛くないそうだ。
文明に慣らされた、我々とは違って、明るく逞しいその姿が眩しかった。

大いなる自然に、テレ マカシィ(ありがとう)
素朴な人間に、テレ マカシィ

あの姿は今でも残っているのであろうか?







限りなく透明に近いブルー 3

2006-08-12 14:10:25 | 海の話
すいません、実はもう残りの話しは余り無いのですが、続くと書いてしまったので、
書いておきましょう。

二回目の潜水は、いよいよ本番?です。
そして50mという深さから、二回目はどんな短時間の潜水でも、
浮上途中の減圧が必要となってきます。
これは、一回目二回目の潜水時間と、二度目に潜るまでの海上での休憩時間から、
減圧に必要な時間を計算します。

全ての準備が整い、ロープに繋げる為のワイヤーを船の上から降ろし、
まずは、ブイ直下のロープに、これまた細いロープで縛り付けます。
そうしないと、重くて持っていることは出来ません。
そして徐々に、ワイヤーと共に50mの水深まで潜っていきました。

作業時間は2~3分で終わらせなくてはなりません。
50mの地点に、あらかじめ作られている輪の中に、
シャックルというU字型の金具でワイヤーを繋ぐだけですから、
何も無ければ、すぐに終わる予定です(が、ミスは絶対に許されません)

しかし、ワイヤーがあと数十センチという所で、届きません。
潮の流れが激しい為、途中でハランでしまっていたからです。

すかさず一人が、細いロープをワイヤーと引き揚げるロープの間に回し、
少し上で、それを張ります。
何とか、すぐにシャックルで固定する事が出来ました。
すかさず、そういった機転が利かなければ、海の中では命取りになることもあります。

無事に予定通りに作業を終え、浮上の途につきました。
もう忘れてしまいましたが、途中二箇所で、数十分の減圧をしたと思います。
しかし、その日はウネリが強く残っていた為、海の中でも激しく体が揺られました。
そして、周りをウロツク巨大な鮫の恐怖。
何事もありませんでしたが、吐き出されるエアーに興味を持つのか、
時々、すぐ傍まで口を開けて寄ってきました。
でも、水が綺麗なお陰で、その姿をずっと捉えていられたので、
さほどの恐怖は感じませんでした。

そして何とか無事に、その日の作業を終える事が出来ました。
(船の上では、それからが本番だが)

もう二度と、あのような体験は出来ないでしょう。
懐かしい想い出です。


限りなく透明に近いブルー 2

2006-08-09 00:17:39 | 海の話
仕事自体は、さほど難しい仕事ではありませんでした。
水深50mまで潜るという事を除けば。
ま、鮫のことは考えないようにして(ホントはチビルほど怖かったけど)と。
観光スポットなどの餌付けされた鮫では無いし、
凶暴な鮫の仲間であることは、間違いありませんでした。
しかし、数週間の航海の果て、鮫が怖くて潜れないとも言えません。
僕が潜らなければ、帰る事も出来ないのです。

意を決してブイの上から飛び込みましたが、
そこには恐ろしいほどの潮の流れと、ウネリが待っていました。
潮上に顔を向けるとマスクは飛びそうになるし、
レギュレターのパージボタンが潮で押されてエアが勝手にブローしてしまうほどでした。
手に握ったロープを一瞬でも離そうものなら太平洋の遥か彼方に流されていった
事でしょう。

一回目の潜水は写真撮影だけです。
何とか、ブイの下の機械を幾つか撮影し、いよいよ50mの深さまで潜っていきました。
ブイの少し下まで潜ると、
その周りには大型のマグロ、カツオ、サワラ、ヒラアジ、カンパチ、
その他、様々な回遊魚がロープの周りをグルグル回遊しています。
鮫は水面に近い場所を回遊していました。
一瞬で通り過ぎるものではなく、いつまでもロープの周りを回遊しているので、
それはそれは圧巻でした。
何も無い太平洋の、ど真ん中、たった一本のロープが入っているだけで、
そこは自然の漁礁になります。

下を向いた時、僕は、それまでに経験した事の無い青さを感じました。
地球上で、こんな色が、こんな青さがあったのかと思いました。
見えるものは遥か海底に続く一本のロープだけです。
水は、一点の濁りも、ほんの少しの浮遊物もありません。
ここは海でもない、宇宙でもない、空でもない、丸で、異次元の空間を浮遊しているようでした。
地球の奥深くまで吸い込まれていくような錯覚さえおきました。
この時の透明度(船の上から直径30cmの白い円板を下ろし目視出来る水深)は
恐らく地球上の全ての海の中でも最高レベルの透明度ではと思っています。

実はこの時、前日良く眠れなかった事もあり、40m付近で窒素酔いになりました。
通常のボンベには圧縮空気が詰め込まれています。
空気中の窒素が血液に溶け込み、深場に潜っていくと、
酒に酔ったようになることがあります。
早い人ならば30mくらい潜ると窒素酔いの症状が現れることもあります。
(ある程度の慣れもありますが)
時には、これが、命取りにも繋がる事故になる事も有ります。
思考能力が落ち、簡単な作業が出来なくなったり、判断ミスを呼んだり。

50mまで到達、素早く写真を撮り浮上していきます。
無減圧で滞在出来る時間は5分だけです。
50mという水深は通常の圧縮空気で潜れる限界点と言ってもいい深さでしょう。
その深さから水面を見上げても、ブイや船、
そして魚の姿を一匹ずつ捉える事が出来ました。
そして水面の上の空の青さを感じませんでした。
明るい白に感じました。

この時の海の青さは、空の青さを忘れてしまうほどの、強烈な青でした。
一回目の潜水を無事に終え、ブイの上に上がり、
作業船の準備が整うのを待ちます。

 
続く・・・