陸に上がったカッパの海無し県生活

潜りから漁師へ。身体を壊し船を下りた。
海の話、釣りの話。脳脊髄液減少症。

4/9 利根川へ

2010-04-15 19:02:49 | 釣行記 利根川編
4月9日、今年初の利根川へ行ってきました。



さて、今年の利根川での釣果はどうなっていくでしょうか?
とりあえずは、開幕戦。
朝の数投で、何度か良いアタリが出ました。
しかし、餌を完全に喰いこみません。
この日の餌はミミズ。
ミミズを使うには、まだちょっと時季が早いかもしれません。

1時間ほど竿を振った時点で、21センチ、22センチのヤマメが出ました。

しかし、その後パッタリとアタリが途絶えてしまいます。
入渓点に戻り、ふと、対岸の岸際を見ると、朝の水位から50センチほども下がっています。
「はは~ん、これだな、アタリが無くなってしまった原因は」
短時間で、こうも大きく水が動いて(減って)しまっては・・・。
場所を広く探って丁寧に攻めていけば、あと数匹は釣れるでしょう。
でも、大物の釣れる時期でも無いし、体の調子を考えれば、
この日の釣りに拘る必要も無いかと、早めの帰路につきました。

そして、帰り道。
烏川の辺まで帰ってきたところで、「たまにはここで竿を振ってみるか」と、
寄り道をしてみました。 続く・・・

竿   ハイパードリフトサツキ 75
道糸  0.5号
ハリス 0.4号
針   一刀ヤマメ6号
ガン玉 1号~3B
餌   ミミズ

釣果  ヤマメ2匹 21センチ 22センチ(写真は撮っていません)


利根川 今期最終釣行

2009-09-11 15:31:33 | 釣行記 利根川編
群馬県内の渓流釣りも、いよいよ残すところ来週一杯になりました。
今期の利根川釣行も、今日の釣行を以って最終とします。
今年の利根川釣行、たったの4回。
しかも短時間釣行ばかりで勿体無い気もしますが、まあ仕方無いでしょう。


朝4時 外気温、なんとたったの11℃です。




昨日の放水量が、大体一日を通して毎秒40トンちょっと。
湯原の水位が、2.8m前後。
数字はあくまでも参考なんですが、
「ちょっとばかり中途半端なんだよなぁ、どうせなら、もうちょっと多いか少ないか、どっちかにしてくれよ」
と思いつつも、朝3時に自宅を出発します。
「9月の利根川は厳しいんだよなぁ」と、覚悟の上の釣行です。
取り敢えずは、沼田のよく行くポイントに向かい、そこを基点として、
ある程度水があれば月夜野方面、水が少なければ基点から更に下流に向う計画を立てました。
沼田に着いて川の様子を見ると、そこそこの水量はあります。
すぐさま、上流に向って車を走らせます。

第一ポイント、1時間ほど竿を振りますが全く気配無し。
今日位の水位ならば、必ず釣れてくれる筈なのに・・・。
「あ~、やってしまったかな?」
この時点で、半ばボウズの気持ちが強くなります。
そして向った先が、写真のポイント。
実は、今まで竿を出したことのない場所です。
シーズン最後を締めくくるには、ちょっと冒険かも?ですね。

ですが・・・。
今日の釣果は全て載せちゃいましょう。


体に比べて、尾鰭の大きな一匹目


二匹目


三匹目 ちょっと、腹から下が細いかな?
それとも、腹から上が太いと言うべきか?


四匹目



五匹目

結果から言えば、写真の場所の上下流を1時間ほど攻め、全五匹の釣果がありました。
大物は出ませんでしたが、25センチから27センチと良型ばかり揃ってくれました。
しかも、綺麗な魚ばかりですね。
写真の中のようなガンガン瀬、しかもその流芯の、一番強い流れの中でしかアタッてきません。
いかにも?というような大場所や大淵からは、全く答えが返ってきませんでした。
もうそろそろ、春先にアタリが来る様な場所に魚が付いているのかなと思っていたので、
ちょっと予想とは違った感があります。
1時間ほどで、上下に移動出来る範囲は釣ってしまいました。
時計を見ると、9時半。
ちょっと早いが、竿を仕舞おう。
もう充分だ。
大型は出なかったが、今年の利根川での有終の美を飾れた。
そう思える、いい釣行が出来たと思う。

今年は、釣行回数も少なかった。
実釣時間も少なかった。
でも、利根川の流れは、いつも確実に答えを返してくれた。
バラシはしたが、超大型のヤマメも針掛かりさせた。

「楽しませてくれてありがとう」
「また来年も帰ってくるんで、よろしく」

川を振り返り、そう呟きながら、車を走らせた・・・。



ススキの穂も伸び、もうすっかり秋を迎えているんだなぁと実感しました。


釣果  ヤマメ 25センチ~27センチ 5匹

竿   ハイパードリフトサツキ75
道糸  0.6号
ハリス 0.6号
針   がまかつ マス8号
ガン球 2B~3B×3個まで

餌   ミミズ


























利根川釣行 悔しさが・・・。

2009-06-16 15:54:03 | 釣行記 利根川編


久し振りの感がある、利根川へ。
ちょっとばかり天気の行方が不安でしたが、とにかく行ってこようと強行しました。
やっぱり、良い流れの、良い川で竿を振らないでいると、ストレスが溜まりますからね。

朝一、水上(みなかみ)に入り、まずは何でもいいから魚の顔を見て、
次いで沼田まで下り、ヤマメの大型狙い。
その計画は、上手くいきました。
一つの、悔しい誤算を除いては・・・。

水量的には、多くも無く少なくも無くといった、ちょっと中途半端な水量ではありました。




朝一、一投目。
コツッと小さなアタリが来ましたが、食い込みません。
二投目、何も無し。
三投目、、再びアタリ、アワセも上手くいきました。
30センチジャストのヤマメです。
手がデカイのか?写真の腕が悪いのか?
細く小さく見えていますが、かなり体高もあります。
まぁ、上手く写真を撮ろうと時間を割くよりも、
さっさとシャッターを押して釣りに戻るのが先ですから。


そして、四投目。
また小さく、コツっとアタリ、ミミズが針の下から食いちぎられてきました。
五投目、グングンッとハッキリとしたアタリをアワセルと、これも結構な引きを見せます。
一匹目も抜いてしまいましたが、これも抜いてしまえっと、
空中にブリ上げ、タモで受けます。
これはイワナ、31センチありました。
さすがに、尺物のヤマメ、イワナ、ズシンって感じでタモに飛び込んできますね。

六投目、目印に変化は無し。
七投目、また来ました。
が、これは28センチのニジマス。

そして、すぐに28センチのイワナを追加。
なんと、朝の10投で良型ばかり4匹も釣れてしまいました。

その後、30分くらいやって、沼田に移動することにしました。
多分、粘れば、その場所の前後で何匹かを追加出来たと思います。
4匹を釣った後にも、数回のアタリはありましたので。

そして、移動した沼田地区で、悔しい出来事が起こりました。
移動後の第一投、ここでもすぐにアタリが出ました。
が、針には乗らず、次の流し。
失敗は、下竿で喰わせてしまったことか。
流し終わりの餌が吹き上がった時にきました。
ガスンッ、ズンッといった感じで、竿に重さが乗りました。
その瞬間、大物だと悟らされるのに充分な手応えです。
一瞬の間があって、ギラッと銀白色の魚体を浮かび上がらせます。
デカイッ!! 確実に40センチはある。
体高も、普通の尺物の二倍はあるでしょう。

フワッと浮かび上がってから、奴は必ず一気に下流に走る。
大物ヤマメの常套手段です。
そして、頭が下流に向けられたその瞬間、
糸が舞い上がってしまいました。
針外れ・・・

糸を切られたのなら、こちらの完全敗北。
まだ素直に諦めも付く。
だが、針が外れてしまうとは。
一番諦めの付かない結果です。
姿を見てしまっただけに、その悔しさは余計に募ります。

この魚を獲っていたら?
勿論、これ以上は無いという満足な結果で釣りを終えられたでしょう。
また逆に、今日この魚を掛けていなければ、
それもまた、今日の結果に、そこそこ満足して釣りを終えられたでしょう。

掛けてしまった、そして、バラシてしまった。
その悔しさは、時間を追うごとに日を追うごとに、増していくでしょう。

だから、また。
再び釣り場に立たずにはいられなくなってしまうのです・・・。


10時前、竿を納めました。
今日はそれ以上、竿を振る気にはなれませんでした。



釣果

  ヤマメ 30センチ
  イワナ 31センチ 28センチ
  ニジマス 28センチ

竿 ハイパードリフトサツキ 75
道糸 0.6号
ハリス 0.6号
針 カツイチ やまめ一番ヒネリ半スレ 7.5号~8号
ガン球 2B~4B×2個掛け

餌 極太ミミズ
















帰り道

2009-05-27 19:22:28 | 釣行記 利根川編
珍しく、イワナです。綺麗ですね。
背中の虫食い模様、腹の朱点と、典型的なイワナですね。
普段、イワナのいるフィールドには殆ど行かないので、たまには嬉しいです。


魚野川からの帰り道、ちょこっとだけ利根川で竿を振りました。

実は、釣りどころではなかったのです。
釣行前日、仕事中に腰を捻ってしまい、激痛を抱えていました。
先週土曜には、歯の神経を抜いて歯茎は腫れたまま、こちらもズキズキと痛みます。
勿論、持病の全身の鈍痛や、その他諸々。
痛い話しばかりで申し訳ありませんが、本当に泣きたくなってしまいます。
車に乗り込む時、尻と左足は入れたは良いが、右足を上げられません。
両手で太腿の裏を持ち上げ、何とかかんとか足を引っ張りいれる始末。
自分でも、そんな状態でよく釣りに行ったと呆れてしまいます。
立ち込んでいて、動こうとする、爪先に石が当たる。
すると、腰から頭のテッペンまで、ピキーンと激しい電流が走るような感覚。
イヤイヤイヤァ、帰ってこれるかと心配になってしまいました。
後先考えずに行動するのは良くないと、反省しております。

そんな訳で、魚野川を早々に切り上げたのは、少しでも家に近い所まで帰っておきたかった。
そんな理由もあります。
利根川に着いた頃には、幸い、少し傷みが引いていました。

で、チョコッと釣りをして(水上地区です)、パタパタパタと連続して釣りました。
ホントにチョコッとだけですが、よく釣れてくれました。


すっかり暗くなっちゃいました。
こちらのヤマメも綺麗です。


全身、バキバキ状態。
家までの道程は遠かった・・・。
昨日の話しです。


利根川での仕掛け

 竿 ハイパードリフトサツキ 75
 道糸ハリス 0.5号通し
 ガン球 2B~5B
 針 一番ヤマメ8号
 餌 ミミズ

釣果 
 
 ヤマメ 22センチ 23センチ 26センチ
 イワナ 26センチ

総走行距離(魚野川まで含めて) 385km オール下道走行

藤原ダムの放水量は、まだ毎秒50トン台






利根川への今期初釣行は強風下で

2009-04-28 13:15:39 | 釣行記 利根川編
昼の12時、すでに自宅にいますが、利根川に行ってきました。
今期初となる利根川釣行は、悪条件下、短時間釣行ながら、
まずまずの結果が出ました。
新しく竿に貼った、爆釣千社札のお陰かも~?

朝、利根へ向かう車中、外気温計は0度を示していました。
「マジかよ!!」
引き返そうかと、真剣に考えてしまいましたが、川の様子を見るだけでもいいかと
気持ちを切り替え、まずは沼田地区へ向かいます。

沼田で30分ずつ、二箇所で竿を出しますが、ちょっと釣れる雰囲気が感じられません。
いつもならそこで帰るのですが、たまにはドライブでもいいかと、
水上まで足を延ばすことにしました。

第一ポイント、開始早々2投目でアタリが出ました。

まずは23センチ


しかし、何か顔に冷たい物がパラパラと・・・。
ほんの束の間ですが、雪が舞う始末です。
そして、風が吹いてきました。
風が出てくるのは10時頃かなぁと予想していたのですが、予想よりも大分早かった。
竿を立てていられないほどの強風下、風の止み間を見ながら竿を振ります。
ガン球を重くして、竿を所謂オバセ状態にしなければ仕掛けを流せませんが、
同じポイントで、立て続けに3匹を釣ることが出来ました。

そして30分ほどで、また車でポイント移動。
そのポイントでも、着いてすぐ5分ほどで、2匹を追加することができました。
ここも30分ほど釣りをして、竿を仕舞います。
あまりにも風が強いので、これ以上やると竿を折ってしまう可能性もあります。
また最近は、肘から先の痙攣も酷く、手首から先が殆ど言う事を聞いてくれません。
針を結ぶのも、ガン球を付けるのも困難です。
短時間で5匹も釣れてくれれば満足、帰ることにしました。

川で会った地元ルアーマンと、監視員の話しでは、
このところ条件は良くないとのことでした。
今日の条件で釣れたのなら良いですよ~、って言ってましたね。

さて今日は、昨年末に購入した、ダイワ、ハイパードリフト・サツキ75の初下しでした。
この竿、いいですね。
ファイァーウルフで懲りた身としては、どうなの?って感じはありましたが、
さすがに、かつての名竿、「本流アマゴ抜き」の血筋を引くだけはあります。
強風下での振り込みも、胴の弾力で跳ね返しますし、
太くてどうかなと思った穂先も、アタリに際して違和感はありません。
魚を掛けた時も、素直に曲がってくれます。
こんなに良い竿を作れるのに、何であんなにファイァーウルフはダメなんだろうと、
つくづく残念です。
開発に携わったテスターの違いなんだろうけどねぇ。

まぁ、何はともあれ、今期4度目の釣りで、ようやく釣りらしい釣りが出来ました。


今日の仕掛け

竿 ハイパードリフト・サツキ
道糸・ハリス 0.5号
針 ガマカツ 一番ヤマメ8号
ガン球 2B3個掛け~鮎球錘0.8号
餌 太ミミズ

釣果

ヤマメ 23センチ~25センチ 5匹
    体高があって良型揃いと言っていいでしょう。
    全て、こんな荒瀬の中からかよ~って場所から出ました。

走行距離 196キロ
     オール下道走行

実釣時間帯のダム放水量は、おおよそ毎秒50トン前後で推移していました。
自宅に帰ってからパソコンで調べると、さらに30トン台まで落ちています。
風まで止んできてるじゃん!!
帰るのが早すぎたかもしれません・・・。

尚、水上地区の流れはキツク、危険な場所が多いので、
ダムの放水が治まるまでは初心者の釣行は避けてください。
ラフティングのボートにも気を付けましょうね。
今日は足元にドスンッて感じで突っ込まれました。
こっちは急には避けられませんからねぇ。
もし跳ね飛ばされていたら、あの激しい流れに飲み込まれていたでしょう。
まあ、僕はラフティングボートにもカヌーにも敵意はありませんので、
お互い手を上げてやり過ごしましたが。
トラブルの無いように、安全に楽しく釣りをしましょう。



























利根川 尺物は?

2008-08-19 15:51:16 | 釣行記 利根川編
約一ヶ月振りの利根川釣行です。
お~、今日はちょうど良い水量かも。
でも・・・。
水の色が真っ白。
どうも利根川では、好条件に恵まれません。
後でこの濁りは、赤谷川からのものと判明します。
赤谷川合流から上流は、澄んでいました。

今日も、沼田地区に入川です。
濁りの原因が不明のまま、竿を出そうか、出さずに帰ろうかと迷いつつも、
やるだけやってみるかと、釣りを開始します。
ちょっと、この濁りじゃなぁ?
水の中が丸っきり見えないので、立ち込むこともできません。
それでも、ポツポツとアタリます。
でも、良型は・・・。

5時半から釣りを始め、気が付いてみたら10時半を回っています。
背中が痛くて痛くて、もう限界かなと思い始めたその時、やっと良い型が。
結構いいヒキですが、ちょっと様子が違うと思ったら。
今日の尺物は、すごく綺麗な岩魚でした。
この時期、この場所で?
最後に、あの場所を流して帰ろうと思っていた所で釣れたので、
本命ではないけれど、嬉しい一匹となり納竿としました。


釣果  山女魚 20~23センチくらいのが10匹以上釣れたかな?
         放しながらの釣りで、数は数えていないので不明
山女魚に関しては、不完全燃焼?
    
    虹鱒  25センチ 一匹

    岩魚  32センチ 一匹


竿   ファイア~ウルフP2
道糸  0.6号 ハリス 0.5号
ガン球 B~2B
針   ガマカツ 半スレヒネリ7.5号
餌   キジ

 
群馬県の渓流釣りも、いよいよ残すところ一ヶ月となってしまいました。
ラストスパートと行きたいところですが、あと何回行けるのでしょうかねぇ?
何とか、40センチの山女魚を!!







利根川  ボ

2008-07-22 20:13:55 | 釣行記 利根川編
今期、13回目になるでしょうか?
その釣行で、ついにボウズとなる結果を迎えてしまいました。

今日は朝寝坊して、ちょっと遅めの時間に沼田地区へ入川しましたが、
ちょっと、あまりにも中途半端な水量でした。
本当ならば、写真に写っているポイントでは、対岸の際を狙って仕掛けを流したい所です。
前回、尺物を釣った時は、対岸までの渡渉が可能でした(それでは少なすぎるのですが)。
ですが、御覧の状況。
立ち込みも無理ですし、例え20mの竿があったとしても対岸までは届きません。
いっそのこと、水がこれ以上増えてしまったほうが、手前際に良いポイントができるのですが。
それに、いつにも増して水が冷たい。
状況は良くありません。

ポイントが少ない為、30分くらい竿を出してはアッチへウロウロ、
また30分くらい竿を出してはコッチへウロウロと、車で移動しまくります。
結果、20センチくらいのヤマメは何匹か釣れたのですが、
良型は一匹も出ませんでした。
途中で見えた小松発電所のダム(名前知りません)では、
かなりの水が放流されていました。
ならばと、最終的には上牧まで足を延ばしましたが、
こちらは打って変わって渇水状態で、ギブアップ。
それ以上釣り歩く気にもならないし、
持病の首の痛みも酷くなってきて、足にも影響が出てきたので11時頃納竿としました。

利根川、沼田から月夜野地区では、その日の水量によって、
どのポイントを選択するかで釣果が大きく左右されます。
特に増水時は、歩いて移動できる範囲が極端に狭くなってしまいます。
それが、この近辺の釣りを難しくしている原因の一つですね。
もうちょっと、ポイントに精通したいものです。

今日の釣果
 
ボウズ

竿 ファイアーウルフP2
  郡上あまご7.2

道糸ハリス 0.6号
ガン球 2号~3B
針 食わせアマゴ8号
餌 キジ

今日、ファイアーウルフで得体の知れない大物を掛けたのですが、
(流れに乗って、物凄い力で下っていくのですが、魚?じゃないと思います)
ここまでしても曲がらないのかと、もうホントにこの竿にはガッカリ。
こんな竿、鮭が掛かっても曲がりませんね。
また折れては堪らないと、竿を伸ばして糸を切りました。
本当にダメダメ君。
安物買い(あくまでも、高級品に比べて)の銭失いになってしまいました。



付記

今日はちょっと、危ない思いをしました。
膝くらいまで立ちこんだ時、足裏の砂利が水流で抉り取られ、
一瞬、体が浮きかけました。
すぐ下は激流で、かなりヒヤリとしましたね。
今期すでに、利根川や千曲川では何名かの釣り人が流されて、
行方不明になったり死亡事故に繋がっているケースが見られます。
こう言っている僕自身も、過去に二度ほど流された経験があります。
水難事故には充分に気を付けましょう。
特に気になるのが、こういった押しの強い流れの中で、
胴長タイプのウエーダーを着用して立ち込んでいる人が多いことです。
しかも最悪なのは、そういったウェーダーでベルトも締めていないこと。
釣りを知らないルアーマンに特に多いのですが、はっきり言って自殺行為です。
胴長タイプのウエーダーは、単なる防寒、防水の為の物、
或いは止水域で使用する物だと覚えておいてほしいと思います。
死亡事故に繋がっている殆どのケースが、
胴長タイプのウェーダーで釣りをしていた人たちです。












利根川 尺上は出たけれど

2008-07-15 13:32:47 | 釣行記 利根川編
蘇る悪夢。
ま、その話しは後にしましょう。

2時に自宅を出発、利根川に向かいます。
空がうっすらと白んできた頃、利根川沼田地区に到着です。
明るくなるのを待っていると、一匹の蛍が目の前を飛んで行きます。
へぇ、こんな時間にねぇと思いつつも、久し振りに蛍を見たなぁと感慨に耽ります。

明るくなるのを待って、いざ河原へ。
川を見て、思わず一声を上げてしまいました。
「ゲッ、水少ねぇ~!!」
水が少なすぎます。
水量を見た途端に、今日の釣りは半ば諦め状態。
それでも気を取り直し、竿を振ります。
最初のアタリを捉えたのが、釣り開始から30分も過ぎてから。
17センチ位のチビッコヤマメです。
その場所で続けて釣れますが、魚は更に小さくなっていく。
今日はボ、ボ、ボウズかぁ~!!
そんな予感が、頭を過ぎり始めました。

ならば、もう少し押しの強い流れのある所を責めてみるかと、
少し上流へ移動。
ここで来るんじゃないの?
見事一発で来ました。
釣り開始から、40分が過ぎようとしていた時です。
アワセを入れると、水の中でギラリと良型の魚が光ります。
慎重に引き寄せ、タモ入れ完了。
お~、尺はあるねと頬が緩みます。
ボウズを覚悟していただけに、喜びも一塩です。
計測すると、31センチありました。
写真を撮って、すぐに釣り再開です。
再開から第一投、先日の利根釣行の時と同じ場面が・・・
竿を振った瞬間、またもやバキッと大きな音が。
一瞬、我が目を疑いました。
まさか、二回も続けて?
今日の竿は、大事な大事な、宮田作郡上アマゴです。
たしか、16~17年くらい前に購入した竿ですから、
もしかしたら古い傷があったのかもしれません。
カーボン繊維自体に、劣化疲労があったのかもしれません。
竿を持ったまま、転倒をしたこともあります。
それとも、僕の腕力が強すぎるのでしょうか?
いえいえ、そんなことはありません。
8mで5号のガン球の仕掛けを振ったって、
ビュン、とかヒュッなんて音をたてた振込みはしませんから。
ショックなのは、この竿はもう修理も出来ない、購入することも出来ないという事です。
沢山の想い出が詰まった竿だったのに
「俺って、何かに憑かれてるんじゃ?」
夜明け前に見た蛍の光は、もしかして違うものだったりして?
そんなことまで思ってしまいました。
そんな中でも、ちょっぴり幸いだったのが、2番の付け根で折れたため、
2番をズームインした状態ならば(7mくらいかな?)、使える状態にあること。
でも、暫くの間は立ち直れそうもありません。

それにしても、何かがおかしい。
根掛かりして無理に竿を煽ったとか、強風時にというのならば納得も出来ます。
二回も続けて、振り込みのときに折れるなんて・・・。

今日は、予め3箇所のポイントをピックアップしていました。
そのポイントを、1時間くらいずつ釣っていく予定だったのですが、
とてもじゃないけど、ポイント移動してまでも釣りをする気にはなれません。
5時半、早々に納竿です。
帰りの車窓から見た、地蔵橋周辺のポイントが、
やけに良さげに見えたのは気のせいでしょうか?
「もう、帰って寝るべ」
帰りの車中でも、溜め息しきり。
尺物が出て、喜び半分、竿を折ってしまった悔しさと無念が半分。
何とも複雑な心境に陥る日となりました。

鮎の解禁、水量の低下、そして水温が高くなってきて、
本流釣りも厳しい季節になってきました。
この二回の利根川釣行で、僕は不完全燃焼。
更なる大物を求めて、まだまだ頑張ります。

今日の釣果

山女魚 31センチ  一匹
    いわゆる戻りヤマメではなくて、完全な居付きヤマメですね。
    婚姻色のような赤味が出て、滅茶苦茶綺麗でした。
    

竿 宮田作郡上アマゴ 8.1m
道糸 0.6号  ハリス 0.5号
針 キジスペシャル8号
ガン球 B~2B
餌 キジ












利根川 絶好釣から奈落の底へ

2008-07-05 14:23:55 | 釣行記 利根川編
川への進入路
この先には、危険なロック地帯が待っている。
エブリー君には、ちとキツい。

空が白んできた頃、利根川沼田地区に到着。
4時20分頃から釣り開始。
7月に入ってダムの放水が無くなり、利根川の水は少ない。
だが、水の減った時こそ、大場所が大場所として復活する。
今日は最初から、9mの竿で行きまっせ。


朝一29センチ

絶好釣!!
釣り開始早々から良型連発。
バタバタと釣れてくれます。
「いいんでないかい」田中邦衛ふうに。
そして、一人ほくそ笑む俺、鼻歌でも出てきそうな気分。
5匹を釣って、ちょっとコーヒーブレイク。
その直後、悪夢が待っていようとは、これっぽっちも予測出来なかった。

さあ、釣り開始。
バキッ。ん?
右手と左手の間で、今日下したばかりの「ファイアーウルフ」がぁ~!!
「なんじゃこりゃ~」
見事、真っ二つに・・・。
それ以上は何も言いたくありません。
泣きたい

実は朝の2~3振りで、この竿は風の強い日には振れないな。
そう感じていました。
なんかペニャッとした感じがします。
郡上アマゴを振った時のペニャッとは、全く感覚が違います。
そして反対に、魚が掛かった時には曲がらないような感触。
29センチを取り込む時、9mから8.3mに反対ズームしてしまったくらいです。
仕掛けは、8.3mに対して1mのバカを出しているのにも関わらずですよ。
あ~、この竿は失敗だったな、釣り開始5分でそう感じてしまいました。
折れたのだって、こちら側に問題のあるような使い方は全くしていませんし、
まだ傷なんて付いていません。
右手で竿尻を握り、左手でグリップの最上部を握り、
極々普通に振り込んだだけです。
横に振りかぶって、振込みの態勢に入った瞬間、バキッですから・・・。
しかも、グリップですよグリップ。
普通、こんな所が折れるか?有り得ません。
さすが、ダイワさんの製品です。
今後の対応もきっと、それなりの対応をしてくれるはずです。
もちろん、素早く迅速に丁寧に、なんてことは、このメーカーには無いでしょうね。
今までにも、懲りた過去があるんです。
がまかつ、シマノを見習ってほしいものであります。
この竿を頼む前、実は他のメーカーの竿を注文しに行ったんですよ。
在庫切れで已む無く買ったのがファイアーウルフだったのに。
一応、クレーム処理で釣具店に置いてきましたが、まずクレーム処理はされないでしょう。
免責を使って4000円かな、それは良しとしても、次回何らかの破損があったときは、
かなり高い物に付くでしょうね。

今日は、絶好調を予測させるスタートを切りましたが、
散々な結果に終わってしまいました。
竿を折ってしまったことと、強烈な睡魔に負けて、2時間ほどで釣り終了です

今日の釣果

山女魚 29センチ2匹 28センチ
    23センチ 24センチ
    計5匹
どうしてこうも、29センチ台が多いのか

竿 ファイア~ウルフ8・3~9m
道糸ハリス通し 0.6号
針 半スレアマゴ8号
ガン球 B~3B
餌 キジ












利根川 拾い釣り

2008-07-01 20:34:25 | 釣行記 利根川編
一昨日から体中の酷い痛みに襲われながら、利根川に強行釣行です。
どうも条件に恵まれません。
7月に入ったと言うのに、利根川は今日も増水でした。
多分、一昨日の降雨の影響も残っていたと思われます。

今日は身体の調子が良くない為、みっちりと竿を振るのは無理だろうと、
少しずつ釣りをしながら、
新たなポイント(自分にとっての)の開拓をしようとの目的もありました。
その為、何箇所かのポイントを釣り歩きました。
しかし、何処へ行っても増水の為に、川通しが困難を極めました。
増水と言っても、今日くらいの状況ならば、
ポイントによっては良い条件になっているかもしれませんが、
今日入ったポイントは、殆ど移動の出来ない状況でした。
おまけに餌を流せる流れには、
木っ端ヤマメ(10センチ~15センチ)が湧いて出てきたような状況で、
どうも良型が付いていないようでした。
これがツンツクツンツク餌を突っついて、まあ本当にうるさくてしょうがありません。
針に掛からない魚が多かったですが、そんな魚を釣っては放し釣っては放しの繰り返し。
終いには、アタリがあってもアワセることを止めてしまったくらいです。

そんな状況で、木っ端ヤマメの合間の、
中型(小型?)の拾い釣りといった感じになってしまいました。
大きさはと言うと・・・。
21センチ~25センチと、とても満足のいく釣りにはなりませんでした。
(今日は写真撮ってません)
でも今日は、沼田~月夜野の間の、行った事の無いポイントを5箇所くらい入り、
流れの様子や川への進入路、駐車スペースなどがどうなっているか調べてきました。
これがまた新たな釣果に結び付くかもしれません。

体調も良くない、川の状況も良くないということもあって、
昼前には体力、気力、集中力が途切れてしまって納竿としました。

今日の釣果

ヤマメ 21センチ~22センチ4匹
    24センチ1匹 25センチ1匹

竿 本流アマゴ抜き7m
道糸ハリス通し0.5号
ガン球 B~3B×2
針 半スレアマゴ 7.5~8号
餌 キジ








利根川は遠かった・・・。

2008-06-06 14:00:58 | 釣行記 利根川編
今日の利根川
増水、激流、泥濁り。三拍子揃ってしまいました。
ここのところ、藤原ダムの放水が毎秒50トン前後で推移していたので、
少しは釣りの出来る状況になってきたかと思い、仕事の休みに合わせて行ってきました。
本当は、仕事の休みに合わせて、ではなく、
仕事の休みを川の条件に合わせられれば一番いいのですが。
それは勤め人だから仕方がありません。

家に帰ってから、ダムの放水状況を調べると、今日も40トン台後半で推移しています。
放水量だけを見れば、何とか釣りの出来る状況なのですが。
今日の増水と濁りは、ダムの放水に加えて、
昨夜半からの降雨による影響が大きかったと思います。
朝の道中も、土砂降りと言ってもいいような降りでした。
上流部では、かなり降ったと思われます。
写真では良く分かりませんが、足でも滑らせて流されたら、
遥か銚子沖まで流されてしまうような勢いです。
先日の利根釣行の時は、毎秒70トンを越える放水量だったのですが、
今日は、その時の水位よりも遥かに高かったです。
そうです、とても釣りの出来る状況ではありませんでした。

でも、4~5回流してから帰ろうと、竿だけは出しました。
竿を出さなければ、釣れる可能性はゼロですが、
水のある所に竿さえ出せば、何が起こるかは分かりません。
護岸が崩れた、僅かな抉れ部分の裏だけ流せそうです。
(他の場所も2箇所くらい見ましたが、河川敷の道さえ水没、とても無理と諦めました)
ですが流せたとしても、ほんの4~5m、幅も1m、そんな僅かな範囲でしょう。
ちょっとでも筋を外せば、もうどうにもなりません。
ダメ元で、確か4投目だったと思います、微かなアタリがきました。




29センチの幅広おデブさんを、沈んだ葦の中から引きずりだしました。
あと1センチ足りないけど、太さは普通の尺物以上(負け惜しみ)。
太刀魚的に言えば、指4本。
とってもよく引いてくれましたよ。
何故か今年は、どんな悪条件でもオデコ無し。
これを釣って、もう今日の釣りは無理と判断。
即終了です。
車で広い範囲を走り、ピンポイントでも釣りの出来る所を探せばあるのでしょうが、
とても本来の釣りを楽しめず、本意ではありません。
下道で、往復160キロ、近いと言えば近いし、遠いと言えば遠い。
燃料代高騰の折り、無理して来たのに、僅か30分の釣りになるとは・・・。
(07時30分には自宅に帰ってた)
行き帰りの景色が単調なこともあるけど、今日の利根川は遠かったような気がする。

僕が帰った後、水が引いたかどうかは分かりません。
ダムの放水量が増えなければ、明日はいいかも?
明日は仕事頑張ってきます。

今日の釣果
山女魚 29センチ

竿 本流アマゴ抜き 7m
道糸ハリス通し 0.5号
ガン球 3B
針 がまかつ いわな8号
餌 キジ







毎秒70t

2008-05-16 22:04:49 | 釣行記 利根川編
利根漁協管内の利根川、今日の状況です。
はい、恐ろしいくらいゴウゴウと流れています。
藤原ダムからの放水が続いていて、現時点で毎秒70t位の放水量です。
つい先日なんて、毎秒150~170tも放水されていたのですから、
もうそうなったら、見るのも恐ろしい状況だったでしょう。
今年は降雪量が多かったので、恐らく7月頃まではかなりの放水が続くでしょう。
暫くの間は、とても釣りどころではないようです。

はい、でもこんな状況でもしっかり釣ってきましたよ


川べりを歩くスペースさえあれば、へち釣りは出来ますし、(危ないので、水には入りません)
時には鮎ダマ錘の1号とか2号なんてやつで、底をゴロゴロ流しちゃいます。
すると、信じられないような流れの中からでもゴツゴツッとアタッてくれます。
ま、アタリは取り辛いですし、かなりの抵抗が掛かっているので、
すぐに離してしまって、針に掛けるのは難しいですが。

今日は、11時半くらいから15時頃まで釣りました。
釣果ですが。

ヤマメ 22センチ~26センチ 4匹
ニジマス 30センチ(ヤマメだったらなぁ)1匹
 
竿 7m
道糸 0.5号
ハリス 0.4号
餌 キジ

悪条件の中、上々の出来じゃぁないですか?
でもやっぱり、放水が落ち着いてからじっくりと大物を狙いたいですね。
水が多い時には、絶対に無理は禁物です。

今日のオマケ


僕の天敵です。
彼女(彼)?を後に立ち去ろうと、振り向いた瞬間、
なんと足元にもう一匹
暫くの間、鳥肌が立って治まりませんでした。
楽に1.5mはありましたね・・・。









泣き尺

2007-05-29 23:15:48 | 釣行記 利根川編
本来、泣き尺などという言葉は無い。
尺・・・つまり、約30センチ。
一尺は30センチ、二尺は60センチになる。
釣りや漁の世界では、未だにこのような尺貫法がよく使われる。

渓流釣りでは、山女魚(ヤマメ)や岩魚(イワナ)など、
一尺という大きさが、一つの大物の目安になっている。
つまり渓流釣り師は、尺物を求めて躍起になるのだ。

そんな魚を求めて、利根川の沼田地区に行ってきた。
沼田辺りではまだ渓流という雰囲気ではなく、
流れは広く激しい(藤原ダムの放水も加わって)。
実は今年の釣行は初めてと言っていい。
体が言う事を聞いてくれない。
釣りに行きたい欲求はあるのだが、それに相反するように体がイヤイヤをしてしまうのだ。
それを証明するかのように、ほんの僅かの時間の釣りでさえ辛いものだった。

まず目が見えない。
渓流釣りでは毛糸のような目印を付け、それを目で追い魚の当たりを取る。
通常二つか三つ付けるのだが、それを五つ、しかも大きく付ける。
それでも見えない。
そして普段どうりの全身の痛み、眩暈、吐き気・・・。

現場にいたのは実質2時間、その中で釣りをしていたのは正味30分位だろうか。
健康な時なら勿論、日が暮れるまでどっぷりと釣りをしていたであろうに。
正直滅茶苦茶イラついた。
糸を結ぶ、針を結ぶ、竿を振る、竿を構える、
そんな当たり前の作業が丸っきり当たり前で無くなってしまった。

話を元に戻そう。
泣き尺とは釣り師の造語。
30センチに5ミリとか1センチ、僅かに届かない魚が釣れた時にそう表現するものだ。
釣り師の粋と言おうか、それとも悪あがきか。
でも前述したように、釣りの世界では古き良き言葉が未だに多く残っている。
悔し涙を呑んで30センチ、それもまた良いではないか。

そんな訳で本日の釣果。
メッチャ綺麗な(釣った直後は)山女魚1匹。
大きさは29センチちょっと。
申し分のない体高と肉厚の素晴らしい魚体。
こんな魚が1匹釣れてくれれば満足ということにしよう。
と言う訳で、立派な泣き尺の山女魚でした・・・。
そしてこの魚は美味しく頂きました。

はあ~、それにしても、せめて半日くらいは釣りのできる身体になりたいものです
って。。。泣くところが違ってますが。
なんたって余裕というものがありません。
景色を楽しむ、水の流れを楽しむ、鳥や虫などの鳴き声を楽しむ、
そんな余裕を持たなければいけません。
せっかくお出掛けしても、心の中では「早く帰りたい」と言っているのですから。

暗くなるまで夢中になって竿を振ったあの頃へ戻りたい・・・。