陸に上がったカッパの海無し県生活

潜りから漁師へ。身体を壊し船を下りた。
海の話、釣りの話。脳脊髄液減少症。

碓氷川釣行 9 最後のポイントで

2008-08-26 16:41:20 | 釣行記 碓氷川編

8月だと言うのに、丸で秋の長雨シーズンのようですね。
連日の雨で、今日予定していた利根釣行は取り止め、また碓氷川です。
昨日、川の様子を見た感じでは、
増水しているものの、いつものような泥濁り状態ではありませんでした。
そして今朝、川を覗くと、午前中くらいなら何とか釣りになるんじゃないの?
そんな感じでした。

さあ、釣り開始です。
今日は小場所は無視、先週、大物を連続でバラシたポイントに一目散です。
そこで5分位竿を振って、すぐにアタリました。
これは33センチのニジマスで、なんなくキャッチ。
ですがその後アタリは無く、2時間ほど粘りますが、あの大物は顔を出してはくれませんでした。

一旦その場を上がり、場所を下流に移します。
濁りがかなり強くなってきました。
もう、何時間も出来ないでしょう。
しかし、下流の流れの中は青ノロが酷く、
浅い瀬の中などでは、流すたびに針にダンゴ状に絡み付いてしまいます。
これでは釣りにならない。
その時ふと、もう少し上に小さな淵があったなと思いつきました。
そこで終わりにしよう。
多少でも水深があれば、青ノロも絡み付いてくることは無いでしょう。
そして・・・。
淵の中でも一番流れの強い筋を流すこと数回、
ツンツンと、小さいが力強いアタリが出ました。
「今のは、ヤマメのアタリみたいだな。
まあ、だけど小さいな。」
そんな事を思いつつも、同じ筋を流します。
再び、すごく小さなアタリが出ました。
アワセを入れると、そのアタリからは想像も出来ない手応えが返ってきました。
奴は、底に底にと凄い力で潜ろうとします。
そして今度は、対岸を目指して一気に走りました。
釣り上げた時の、その大きさからは想像も出来ないパワーです。
「ヤバイ!」
竿がノサレかけたその時、頭が水面にボコッと浮かびました。
空気を吸わせれば、もう大丈夫でしょう。
あとは、先週の二の舞を踏まないように、慎重にタモ入れです。
「ヤッタね!!」
32センチ、鼻の尖った、見事な体型の雄ヤマメ。
先々週に釣った33センチより、一回り以上太い感じです。
しかしこの魚は、異常にパワーがありました。
今日は、道糸を0.6に上げておいて良かった。
ホッと、胸を撫で下ろし、竿を納めました。

いや~しかし、碓氷川で尺物連発(16日に続き)とはねぇ。
自分でも信じられないくらいの驚きです。


今日の釣果

 ニジマス 33センチ

 ヤマメ  32センチ

竿 本流アマゴ抜き7m
道糸 0.6号 ハリス 0.6号
ガン球 1号~2B
針 ガマカツ渓流8号
餌 キジ








碓氷川釣行 8 天を仰ぐ

2008-08-23 19:42:30 | 釣行記 碓氷川編
また、碓氷川に行ってきました。
写真でお分かりになるでしょうか?
水の中に所々見える、緑色の部分ですが、
川底には青ノロが大量に付着してしまっています。
おまけに石の表面は、白いヌルに覆われています。
水が少ない訳でもないし、日照りばかりが続いている訳でもないのに、何ででしょうね?
いつもいつも泥水が流されたり、ベントナイトが流されたり、
そして、碓氷川流域では下水道設備も整っていませんから、
こうなるのも当たり前かもしれませんが・・・。
条件は悪いですね。

朝6時過ぎ、釣り開始です。
いや、寒いのなんの。
レインウエアーを着ているのにも関わらず、震えが来るほどです。
水も冷たくて、ウエットタイツを履いてきたことが悔やまれます。
入渓点から、まずは下流へ下っていきますが、全くアタリません。
そして、ある大場所へ。
第一投、キュンキュンと小気味良いアタリを捉えると、
ブワッとくる感じの、大物独特の感触が伝わってきます。
そして、奴はいきなり水面に姿を出しました。
「デ、デケェ!!」「ヤマメ!!」
40センチどころではありません。
そして、反転。
竿が軽くなってしまいます。
針のチモトでハリスが切れてしまいました。
気を取り直して、第二投。
また来ました。
姿を現したのは、先ほどのよりは大分小さいが、35センチは優にあります。
でも今度は余裕で、やり取り。
完全に浮いた時点で、流れを横切らせ寄せてきます。
でも、そこは激流だった。
またもや流芯で、竿が軽くなってしまいます。
またまた、チモトでハリス切れ。
ハリスの結び方が悪かったのか、それともたまたま掛かりどころが悪かったのか?
二回もこんな事を続けてしまうとは!!
あ~、俺は何やってんだよ!!
思わず天を仰いで、「クソッ」と大声を上げてしまいました。
ちょっと5分ほどは動けませんでしたが、第三投。
おっと、また来た。
しかし、重量感はあるものの、動きがノタッとした感じです。
やっぱりね、こいつはニジマスでした。
胸鰭は無いものの、尾鰭は綺麗で、良く太っています。
でも、先にバラした二匹と比べれば、余裕、余裕。


ニジマス 38センチ

さすがに三投連続で魚を掛けたので、その後は続かず、
後ろ髪を引かれる思いで、その場を去ります。

そして今度は、上流へ釣り歩いていきます。
ヤマメは、ポツリポツリと釣れてくれます。
大型は出ませんが、綺麗な魚ばかりです。
また大型をと、力が入りますが、雨が本降りになってきて、
増水すれば、渉ってきた場所を戻れなくなりそうなので、11時過ぎ納竿とします。

ヤマメは、こんな感じです。


水は良くない、冷たい雨、寒さと、悪条件の中、
良く釣れてくれたと思います。
それに何より、大物連発(バラシはしたが)で楽しませてくれました。
まぁ、楽しいと言うより、悔しさばかりが先に立ってしまいますが・・・。
碓氷川で大物連発なんて、もしかして夢でも見ていたのかも?
そうだそうだ、きっと夢だったんだ。
そう思えば、悔しさも紛れるんですがね・・・。

釣果

  ニジマス 38センチ
  ヤマメ  22~26センチ 5匹










利根川 尺物は?

2008-08-19 15:51:16 | 釣行記 利根川編
約一ヶ月振りの利根川釣行です。
お~、今日はちょうど良い水量かも。
でも・・・。
水の色が真っ白。
どうも利根川では、好条件に恵まれません。
後でこの濁りは、赤谷川からのものと判明します。
赤谷川合流から上流は、澄んでいました。

今日も、沼田地区に入川です。
濁りの原因が不明のまま、竿を出そうか、出さずに帰ろうかと迷いつつも、
やるだけやってみるかと、釣りを開始します。
ちょっと、この濁りじゃなぁ?
水の中が丸っきり見えないので、立ち込むこともできません。
それでも、ポツポツとアタリます。
でも、良型は・・・。

5時半から釣りを始め、気が付いてみたら10時半を回っています。
背中が痛くて痛くて、もう限界かなと思い始めたその時、やっと良い型が。
結構いいヒキですが、ちょっと様子が違うと思ったら。
今日の尺物は、すごく綺麗な岩魚でした。
この時期、この場所で?
最後に、あの場所を流して帰ろうと思っていた所で釣れたので、
本命ではないけれど、嬉しい一匹となり納竿としました。


釣果  山女魚 20~23センチくらいのが10匹以上釣れたかな?
         放しながらの釣りで、数は数えていないので不明
山女魚に関しては、不完全燃焼?
    
    虹鱒  25センチ 一匹

    岩魚  32センチ 一匹


竿   ファイア~ウルフP2
道糸  0.6号 ハリス 0.5号
ガン球 B~2B
針   ガマカツ 半スレヒネリ7.5号
餌   キジ

 
群馬県の渓流釣りも、いよいよ残すところ一ヶ月となってしまいました。
ラストスパートと行きたいところですが、あと何回行けるのでしょうかねぇ?
何とか、40センチの山女魚を!!







やってしまった

2008-08-18 20:52:57 | Weblog
車内に漂う死臭・・・。

やってしまった。
いや、殺ってしまった。

と、思わせぶりな書き出しですが、何の事は無い。
先週の土曜日に碓氷川に釣りに行った後、
餌のミミズを片付け忘れてしまいました。
ジップロックの付いた袋に入れておいたので、
幸いにも車内に這い出す事はありませんでしたが、
この暑い中、車内に2日も放置しておいたもので、さすがに死んでしまったようです。
何か今朝から車内が臭くて臭くて、何でだろうと思っていたのですが、
仕事帰りには、更に臭いが増して、もう気持ち悪くなってしまうほど。
全ての窓を全開にして家路を急ぎます。
確か、仕舞った筈なんだけどなぁとは思いつつも、車内の捜索を始めると、
ウッ、オエッ、腐敗したミミズが

大量の消臭スプレーを車内に撒き散らし、何とか解決?
いやぁ、ホントに、やらかしてしまいましたねぇ。
まあでも、こんなのはまだ可愛いほうです。
風呂場にゴカイが泳いでいたとか、
冷蔵庫の中をミミズが這いまわっていたなんて人は一杯いますからね。




碓氷川釣行 7  33センチが出た

2008-08-16 16:52:20 | 釣行記 碓氷川編
夏休みが無いため、たった一日の通常の休日、
混雑が嫌なので、また碓氷川です。

体調不良で早起きは止め、ゆっくりと起きてから、
12時半過ぎ、カンカン照りの日中に、のんびりと出動です。
ですが、もたもたしていると雷雨が心配、釣りの出来る時間は僅かでしょう。

いつもどうり、中流部の橋から入渓し釣り始めます。
河原に立っていると、足がグニャグニャガクガク、かなり危機的な状況ですが、
何とか力を入れて竿を振ります。
釣り開始から30分、淵尻の瀞場で、ハヤのようなアタリを合わせると、
これがまさかのニジマス、27センチでした。
この時期この川で、釣果など期待していなかっただけに、
ニジマスとは言え、嬉しい結果が出てくれました。

そして真っ黒な雲が出てきて、天気が怪しくなってきました。
残りあと30分か?
ニジマスを釣ったポイントから100mほど下り、
ある段々のガンガン瀬の中に、目が行きました。
第一投、ガンガン瀬の脇に出来たヨレの筋を流すと、
ゴツゴツと力強いアタリが出ますが、針には乗りません。
針の直ぐ下から、ミミズが食いちぎられています。
間違いなくヤマメ。
ですがこの時点で、まさか大型のヤマメだとは予測していません。
そして第二投、同じ筋に餌を投入すると、すぐにアタリました。
今度はガッチリと針掛かりしました。
すごいスピードです。
針に掛かった大型のヤマメは、燕より速い。
過去にそんな例えをした人がいましたが、正に言い得て妙。
流芯に入られた時には、ヤバイかなと思いましたが、何とかイナし、
流れのタルミに寄った時に、強引に抜き上げます。
「ヤッター」声には出しませんが、心の中で思わず叫びます。
計測すると、33センチ。
パーマークも鮮やかな、居付きのヤマメ。
スリムではありますが、決して痩せているのではなく、
無駄の省かれた野生のアスリート。
そんな感じの精悍なヤマメです。

釣果も期待していない、ましてや、碓氷川で尺をオーバーするヤマメなんて。
見事に予想を裏切ってくれましたが、本当に、まさか、まさかの嬉しい結果になりました。
直後、冷たい風が吹いてきて、こりゃぁヤバイなと、急ぎ足で車に戻ります。
車を目前にして、激しい雨が降ってきてビショビショになるも、祝福の雨だと思えました。
あと10分、この雨が早く降ってきたなら、このヤマメには出会えなかったでしょう。


釣果

ニジマス 27センチ

ヤマメ  33センチ

竿 本流アマゴ抜き 7m
道糸 0.5号 ハリス 0.5号
針 ガマカツ渓流8号
ガン球 1号
餌 キジ




最近購入した物

2008-08-12 20:17:51 | Weblog
杖を買った。
もちろん、ハイキングとか登山用の物ではなく、ウエーディングスタッフでもない。
これは、日常生活用の物だ。
折りたたみ式で、非常にコンパクト。
小さなカバンの中にも簡単に仕舞える。
杖専門店で、6500円也。

ちょっとばかし、足の具合が酷くなってきた。
足全体の痺れ、だるさ(動きにくい)、膝の痛み、アキレス腱の痛み。
少しでも足の負担を軽くしたい。
だが、仕事中に杖を突いてなんてのは無理だから、
殆どの生活は、我慢と気合で過ごさなければならないんですよね。
まぁ、使える時だけ使うといった感じになってしまいますか。
実用性では、こういったステッキタイプの物よりは、
水戸黄門タイプか松葉杖のほうが楽なんですが。

杖も、結構色んな品物があって、見ていると面白い。
刀(模造刀)や吹き矢が仕込んであったり、
ダイスが仕舞いこんであったりするアンティーク品など、珍しい物もあるんですね。

杖なんて買ってしまったけれど、やはりこんな物は使わないのが一番。
健康体に戻って欲しいものであります。




こちらは、釣り用のスリムウエィダー。
今まで使っていた物は、怒涛のように水が滲みてくるようになってしまったのと、
利根川の水はウエットタイツでは冷たいので、渋々購入。
足ばかりか、背中や首、腕の痛みも酷いのにこんなの買っちゃって・・・。
でも、釣りだけが気力を取り戻す手段なのですから。
釣りをしていても辛くてキツイし、苦しいばかりなのですが、
なんでこんなにも燃え上がるのでしょうか?

ダイワ製品不買運動を起こしたいくらいなのだが、
シマノ、ガマカツ共に在庫が無かった為、ダイワの製品になってしまった。
竿やリールとは違って、問題無いでしょうし、まぁ、良いかって感じです。
夏真っ盛りだから、現在店頭に置いてある物はタイツが主で、やっと探した。
足の保護にはこちらの方がいい。

こちらは30%オフで、22000円ほど。
釣りって、どうしてこんなにお金掛かるの?
もう、お金ありません。










ちょっと お休み

2008-08-10 21:47:49 | Weblog
ちょっと、お休み。
お盆休みの間、仕事が忙しくなりそうなので、釣りは休みかな?

まあ、身体の具合が思わしくないせいもあります。
痛みや、だるさは我慢したとしても、
ここのところ手足の硬直や痙攣、時として麻痺と、
ごく普通の日常生活でさえ、誤魔化し誤魔化しやっと過ごしている状態です。
いつ動けなくなってしまうのか、毎日毎日、怯えています。
今でも、「もう動けない」そう言って、動く事を放棄してしまいたいのが本音です。

でも、そんな事を言っても、来週にはフィールドに立っているとは思いますけど。
いや、今週末には、短時間でも碓氷川に行っているかも?
例え這ってでも、釣りだけは止められませんから・・・。

杖の購入を真剣に考えていながら、新しいウエーダーを買っちゃいましたし。
自分でも、何を考えているのやらといった感じです。

そんな訳で、今週は仕事、仕事。
釣りは休みです(多分ね)。






碓氷川釣行 6

2008-08-03 22:26:15 | 釣行記 碓氷川編
碓氷川 連日の泥濁り


今シーズン、7回目(6とありますが7回目ですね)の碓氷川釣行です(昨日)
いつもどうり、ほんの1時間ほどだけですが。

しかし、酷い有様です。
鮎が放流されている箇所から下流だけが、連日泥濁りになっています。
橋一つ上流に移動すれば澄んでいるのですから、明らかに人為的な濁りですね。
いつもいつも、こんな有様では、鮎なんて釣れる訳がありません。
本来ならば、多くの釣り人で賑わうはずの土曜日曜です。
こんな状況を、黙って作らせている漁協も漁協です。
もっとも、鮎解禁以降は、ほとんど釣り人がいないのですから、
もう諦めているんでしょうね。
それならば尚更、環境を守る努力をして来年以降に繋げたらどうなのでしょうか?
この川の漁協は、何もする意思が無いようです。

僕が碓氷川で釣りをするのは、ヤマメの生息域では最下流部です。
昨日は、下流部が写真のような状態だったので、仕方なく少し上に入りました。
20センチ前後のヤマメは何匹も釣れましたが、
型を望むのはちょっと無理かなって感じがします。
ですから、極端に魚影の薄いのは覚悟の上で、
多少なりとも良型の望める下流部で何時も釣りをしているわけです。
最初から、型を望めないと分かっている釣り場では、
釣りをしていても何にも面白くありません。

でも何とか、26センチを一匹。
この川では良型ですねぇ。
魚野川や利根川に釣りに行った時には、全然物足りない大きさですが、
碓氷川で釣れてくれた時には良型になってしまうのですから、
身勝手なものであります。
でも、こんな川で釣れてくれたんだっていう事実が嬉しいのです。
川自体は、そんなに悪くないのに、それが残念でなりません。

そんなわけで、昨日の嬉しい1匹 26センチヤマメ