東京タワーがブルーにライトアップしたのは見逃しましたが、
今、日本列島はサムライブルーの活躍で話題は絶えません。
私はサッカーは、相手ゴールにボールが入ればポイントという程度のルールしか知らないオンチです。
そこはW杯、開催以前より派手なPRが施され、無関心の私にまで「見たい」気にさせるマスコミの力はスゴイ。
好きな番組が削られ、これでもかと連日ニュースが繰り返されています。
昨今は不安材料の多いニュースばかりだったので、この勝利と、
「奇跡の帰還」を果たした小惑星探査機「はやぶさ」のニュースは衝撃的で嬉しい限りです。
話はサッカーに戻りますが・・・・
私は、息子が小学3年生になった頃からサッカーをさせました。
本人の希望ではなく私の勝手な意志で、幼かった息子を心身ともに鍛えたかった親心です。(というと聞こえはいいのですが)
主に日曜に小学校の校庭を借りて、地域の父兄達が指導に当たり練習に励んだものです。
当然保護者の手伝いなしには成り立たず、幾度となく学校に足を運び
子供達の練習風景を目にしたのですが、そこで出番のない我が子ともう1人が
校庭で土いじり、団子こねに興じている姿を何度見たことでしょう。
それは驚くほど完璧に近い丸で、落としても割れない土団子でした。
父親参加の試合もありました。
渋る夫の背を押して行ってもらいましたが帰ってくるなり「あいつは逃げてばかりいる」と不満そう。
それもそのはず、夫が子供の頃の人気スポーツは圧倒的に野球でしたが、
彼が育った浜松はサッカーが盛んな地域。
連日真っ暗になるまでボールを転がした猛者にとって、
団子コネが上手い息子と一緒にサッカーを楽しむなんて無理な話でした。
それでも本人は辞めたいと訴えなかったのは、よほど私が怖かったのか、
サッカーが楽しかったのかいまだに分かりませんが、
小学校を卒業するまでサボることなく続けました。
親子共々僅か3年のサッカー体験でしたが、昨今のブームを思うと
こんな小さな出来事が懐かしく思い出されるのです。
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