今日は窯出しの日。
去年から作陶してきた作品の完成の時だけに期待感はひとしおです。
仲間数人の手によって次々と出来たてホヤホヤの作品が取り出されて来ました。
1200度で焼いた作品はまだ温かで、空気に触れて音を立てています。
今回は平皿4枚、小鉢、小皿2枚、フクロウの置き物3体です。
やはり、思った通りの釉薬の発色は出ませんでした。
秋刀魚がのるはずの平皿4枚の内、2枚は底が浮き上がり、おろし大根や醤油が流れ落ちることは確実。
施釉や窯の温度の気まぐれで、同じように作っても使えない皿が出来るのです。
作り直しの繰り返しだから又意欲が出るのかもしれません。
小皿も釉が綺麗に発色していて,料理が映えそうです。全体が緑っぽいのは織部でしょうか?
お蔭様で、何ヶ月も前から捏ねていた「ふくろう」がやっと完成しました。
3体のうち、1体は施釉で失敗。
土を変えて再度挑戦つもりでいます。
ご質問の釉薬は数種ブレンドして作ったもので、点々とグリーンが見えるのが「織部釉」です。
「さんま皿」はこの秋には是非使いたいのですが、後3枚は作らないと・・・
「長方形のお皿」って、ないんですよね。
頑張って、あと4枚(3枚 + 1枚)
ぜひ作ってくださ~~~い。
平板の板皿を「たたら」といいます。
これは作るのは簡単ですが乾燥が難しく失敗の元です。
時間を掛けてゆっくり乾かすのですが、いつの間にか
反ってしまうのです。
今回も同様、本焼きでも一段と反り上がり使えない皿に
果してテレーサ様のご注文にお答えできる日は来るのか・・・