『百戦百勝』
つい数日前まで、
「青空が見たい 重たい雲も雨も もうイヤ」
と、ぼやいていた私です。
それなのに、今朝窓を開けて、「うわっ、今日も暑くなるぅ」と、恨めし気に空を見上げた私でした。
雨ニモマケズ
風ニモマケズ
雪ニモ夏ノ暑サニモマケヌ
丈夫ナカラダヲモチ
慾ハナク
決シテ瞋ラズ
イツモシヅカニワラッテヰル
こんな人間に、なれたらなぁーと。
でも、賢治さんだって、「サフイフモノニ/ワタシハナリタイ」って、願望で終わっていることですし、私になれるはずなどありません、と居直っている私です。
お盆の墓参りには、まだ行っていません。
普段の年なら、11~13日までには参っています。
今年は、この暑さです。
身近なご先祖様の母や姉なども、「無理しなくていいわよ」と言ってる様な気がしますので、気温が下がるらしい明日、14日に行く予定。
昨日、墓守をしている兄が、おいしいクルミ入りお饅頭を届けてくれました。
きっと、お墓に私からのお花が供えられていないので、〈具合でも悪いのでは?〉と思って寄ってくれたものでしょう。
ありがたいことです。
幼かった日々をあらためて思い出しています。
三歳上の兄で、いつも遊んでくれました。
ケンカもしました。
クチでは、兄は私の敵ではありません。
クチ喧嘩なら、私が百戦百勝。
時々、私を叩いたりした時は、すぐさま親に針小棒大に言いつけますので兄が叱られる羽目に。
だいたい私は、落語や、お芝居での喧嘩が大好きです。
喧嘩口上を聞きますと、胸のつかえが下りるのです。
(さほどの「胸のつかえ」もありませんが)
『この馬鹿ッ。
おまいぐれえの馬鹿は 少ゥしばかりの馬鹿じゃァねえな えゝ? 馬鹿ァ慢性だ』
『おまいさん 怒ってたほうがいいわよゥ。
ふだんで ぼォ・・・ッとしてる顔より とても顔が締まってみえるからさァ』
こうした悪態は勉強などよりすぐ覚えられました。
即、実戦での使用となります。
「馬鹿」に関しては、
「はんばか まるばか まるっとばか」
なんてのもあるようでして、はい。
【『かがやく日本語の悪態』 川崎 洋著 (新潮文庫)平成15年6月1日発行】によれば、この「はんばか まるばか まるっとばか」に関して、うなぎ屋の壁の品書きの「松・竹・梅」に譬え、
☆ 「はんばか」(品書きで言えば)梅 (英語で言えば) bad
☆ 「まるばか」 々 竹 々 worse
☆ 「まるっとばか」 々 松 々 worst
等の解説がなされています。
兄とのケンカの際、私は逃げ腰になりながら、「いちもんバカ!」との悪態を兄に投げつけたものです。
いちもん(一文)バカ!
近所の小さなヨロズ屋を「一文店(みせ)」、少し大きな店を「三文店(みせ)」と呼んでいましたから、私なりの小賢しい応用編とでも言いましょうか。
ふるーい ふるーい、年代物のバカな話しでございます。
〈ゴマメのばーば〉
つい数日前まで、
「青空が見たい 重たい雲も雨も もうイヤ」
と、ぼやいていた私です。
それなのに、今朝窓を開けて、「うわっ、今日も暑くなるぅ」と、恨めし気に空を見上げた私でした。
雨ニモマケズ
風ニモマケズ
雪ニモ夏ノ暑サニモマケヌ
丈夫ナカラダヲモチ
慾ハナク
決シテ瞋ラズ
イツモシヅカニワラッテヰル
こんな人間に、なれたらなぁーと。
でも、賢治さんだって、「サフイフモノニ/ワタシハナリタイ」って、願望で終わっていることですし、私になれるはずなどありません、と居直っている私です。
お盆の墓参りには、まだ行っていません。
普段の年なら、11~13日までには参っています。
今年は、この暑さです。
身近なご先祖様の母や姉なども、「無理しなくていいわよ」と言ってる様な気がしますので、気温が下がるらしい明日、14日に行く予定。
昨日、墓守をしている兄が、おいしいクルミ入りお饅頭を届けてくれました。
きっと、お墓に私からのお花が供えられていないので、〈具合でも悪いのでは?〉と思って寄ってくれたものでしょう。
ありがたいことです。
幼かった日々をあらためて思い出しています。
三歳上の兄で、いつも遊んでくれました。
ケンカもしました。
クチでは、兄は私の敵ではありません。
クチ喧嘩なら、私が百戦百勝。
時々、私を叩いたりした時は、すぐさま親に針小棒大に言いつけますので兄が叱られる羽目に。
だいたい私は、落語や、お芝居での喧嘩が大好きです。
喧嘩口上を聞きますと、胸のつかえが下りるのです。
(さほどの「胸のつかえ」もありませんが)
『この馬鹿ッ。
おまいぐれえの馬鹿は 少ゥしばかりの馬鹿じゃァねえな えゝ? 馬鹿ァ慢性だ』
『おまいさん 怒ってたほうがいいわよゥ。
ふだんで ぼォ・・・ッとしてる顔より とても顔が締まってみえるからさァ』
こうした悪態は勉強などよりすぐ覚えられました。
即、実戦での使用となります。
「馬鹿」に関しては、
「はんばか まるばか まるっとばか」
なんてのもあるようでして、はい。
【『かがやく日本語の悪態』 川崎 洋著 (新潮文庫)平成15年6月1日発行】によれば、この「はんばか まるばか まるっとばか」に関して、うなぎ屋の壁の品書きの「松・竹・梅」に譬え、
☆ 「はんばか」(品書きで言えば)梅 (英語で言えば) bad
☆ 「まるばか」 々 竹 々 worse
☆ 「まるっとばか」 々 松 々 worst
等の解説がなされています。
兄とのケンカの際、私は逃げ腰になりながら、「いちもんバカ!」との悪態を兄に投げつけたものです。
いちもん(一文)バカ!
近所の小さなヨロズ屋を「一文店(みせ)」、少し大きな店を「三文店(みせ)」と呼んでいましたから、私なりの小賢しい応用編とでも言いましょうか。
ふるーい ふるーい、年代物のバカな話しでございます。
〈ゴマメのばーば〉