「睡眠障害は、よろしいようで」

甘利・前経済再生相は、１日、衆院本会議に出席。
テレビでも、暫くぶりに　お顔拝見。
お元気な　ご様子です。
睡眠障害とかの　ご病気は完治したように見受けられました。

でも、
「ご回復　おめでとうございます」
と、言い渋ってしまう〈ばーば〉です。

自民党代議士会では、「大変なご心配とご迷惑をおかけした」と陳謝。
また、記者団に、
「…………皆さんの激励で　乗り切ることができた」という発言。
「皆さん」とは、支持者や党友その他を指していることでしょうが、
一国民として首を傾げてしまいました。

甘利氏は、あっせん利得処罰法違反罪などで刑事告発されていました。
東京地検特捜部は不起訴処分。
東京第４検察審査会も、７月に「不起訴相当」と議決してはいます。

民進党の枝野氏は、甘利氏の証人喚問要求の考えですが、当然です。
まったく病人臭くはなく、むしろ　すっきりした顔でテレビに映ったりしますと、
こちらが、拍子抜けしてしまいそうです。

『悪い奴ほどよく眠る』という映画がありました。
古い映画、黒澤明監督です。
甘利氏は睡眠障害を患ったわけですから、〈よく眠れなかった〉のでしょう。
だから、そう「ワル」ではないのかも、などとくだらないことを考えてしまいました。
もちろん、甘利氏の疑惑が、映画の内容と似ているという事ではなく、
単に、タイトル『悪い奴ほどよく眠る』からの、連想にすぎません。

あぁ、それから、
『人を一人殺せば殺人、人類の半分を殺せば英雄、全て殺せば神になる』
なんて、チャップリンが映画の中で言ったような。
このような連想も、かなり　的を得ない連想です。

つまり、甘利氏疑惑、あれほどの「金銭」が動いたのに、
お咎めなしの　すっきりした顔つきで、テレビに映っている甘利氏への違和感が、
くだらない事例を私に想起させてしまったのかもしれません。
でも、どこか根底で似ているような……………………。
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　〈ゴマメのばーば〉