golf130のクラシックお笑い原理主義

オッサンのしがない日常や妄想話とその日聴いた音楽。

F.クープラン「クラブサン組曲第3巻」より、カーティス

2011-01-29 23:50:40 | Weblog
色々やらなきゃならない事があったのですが、ゴルフスクールと病院(メタボ薬貰い)しか出来なかった今日でした。

昼寝もしなかったのに…。

時間の使い方の悪さを痛感。

明日は、今日の分もやらねば。

アラン・カーティス(チェンバロ)、ルーシー・ファン・ダール(ヴァイオリン)、フランス・ブリュッヘン(フルート)、ブルース・ヘインズ(バロック・オーボエ)(Virgin CLASSICS盤)

先日、タワレコ新宿店のワゴンセールで購入した品。2枚組で490円でした。

今日はその1枚目。

フランス・バロックの大家、クープラン一族の中で最も有名な「大クープラン」こと、フランソワ・クープラン(1668~1733)のクラブサン(チェンバロ)曲。

そんな大家にも関わらず、LP時代以来あまり聴かずに過ごして来てしまった作曲家。

勿論、リコーダー曲集のディスク等に必ずと言って良いほど入っている「恋のナイチンゲール」などを始め多少は聴いて来たが、さてクープランのディスクで他にどんな物を持っていたかと言われても思い出せないような状況。

確認したら、Deutsche Harmonia Mundiの50枚BOXに1枚あったけれど、CDはこれだけだったかも。

このディスクでは、チェンバロの為の組曲からいくつかが選ばれています。

1.第18組曲
 ・ヴェルヌイユの女(アルマンド)
 ・ヴェルヌイユの娘
 ・修道女モニク
 ・騒がしさ
 ・感動
 ・テイク・トク・ショク、またはオリーブしぼり機
 ・足の悪い壮漢
2.第14組曲
 ・恋のナイチンゲール
 ・ナイチンゲールの変奏
 ・おびえた紅ひわ
 ・嘆きのほおじろ
 ・勝ち誇る夜うぐいす
 ・7月祭
 ・キタイロンの鐘
 ・ささいなこと
3.第16組曲より
 ・たぐいなき優雅さ、またはコンティ家の女
 ・結婚―愛
 ・愛らしいテレーズ
 ・そこつな女
 ・レティヴィル
4.第17組曲より
 ・尊厳、またはフォルクレ
 ・小さな風車
 ・鈴
5.第15組曲より
 ・摂政夫人、またはミネルヴァ
 ・軽はずみな女
 ・選り抜きのミュゼット
 ・居酒屋のミュゼット
 ・花咲く果樹園
6.第13組曲より
 ・フランスのフォリア、またはドミノ

親しげな標題の付いた小品の数々は優美で愉しく、スペインのD.スカルラッティの機知に富んだソナタと好対照。

一部の曲では、ヴァイオリン、リコーダー、バロック・オーボエが加わりますが基本はチェンバロ曲。

モーリス・ラヴェルが尊厳していたのも納得の優美にして精緻な音楽。

1曲1曲が個性的で魅力的ですが、特に下記などが印象に残りました。

「修道女モニク」:優雅で覚え易い旋律の安らぎに満ちた音楽。

「騒がしさ」:確かに賑やかで、前曲と対照的。

「テイク・トク・ショク、またはオリーブしぼり機」:チクタクとリズムを刻む時計の様な愛らしく愉快な音楽。チェンバロの音色がピッタリ。ハイドンにも通じるユーモアも。

「恋のナイチンゲール/ナイチンゲールの変奏」:昔から馴染みの大らかで優雅なメロディ。

「おびえた紅ひわ」、「勝ち誇る夜うぐいす」:D.スカルラッティに通じる才気溢れる曲。

「キタイロンの鐘」:可愛らしい鐘の音。

「レティヴィル」:ヴァイオリンとチェンバロが優美に踊っているよう。

「小さな風車」:風車が回る光景が目に浮かびます。

「軽はずみな女」:付点リズムが確かに軽はずみな感じに聴こえます。

「居酒屋のミュゼット」:優雅さの中にも庶民性も感じられて楽しい。パリの宮廷を中心に活躍した作曲家ですが、何故か、昔読んだドーデの「風車小屋便り」の南フランスの庶民的世界を連想してしまいました。

「フランスのフォリア、またはドミノ」:優美なフォリア変奏曲。

意外な盲点になっていた作曲家でした。

また、色々聴いてみたいと思います。

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