golf130のクラシックお笑い原理主義

オッサンのしがない日常や妄想話とその日聴いた音楽。

マルチェッロ「オーボエ協奏曲」シェレンベルガー、イタリア合奏団

2010-06-23 23:42:54 | Weblog
今日は会社の飲み会。

省略大です。

ハンスイェルク・シェレンベルガー(オーボエ)、イタリア合奏団(DENON盤)

「イタリア・バロック・オーボエ協奏曲集」というマルチェッロ、ヴィヴァルディ、アルビノーニ、サンマルティーニの作品を集めた一枚から。

デンオンの「クレスト1000シリーズ」と同じ音源が、なんちゃら言う全集(CDジャケットを自宅に置いて来るので分からない)に収録されているものをブックオフで500円で入手しました。未開封盤のようでした。但し、この手の全集盤によくあるようにCDにはライナーノーツは付属しておりません。

アレッサンドロ・マルチェッロ(1669~1747)のオーボエ協奏曲、LPで聴いておりましたがCDを持っていなかったのでかねてより欲しいと思っておりました。

第2楽章が「ベニスの愛」という映画に使われて有名になった曲ですね。映画見ていないけど。

同じく哀愁漂うオーボエ協奏曲でも、アルビノーニの諸作とはまたちょっと肌合の違った音楽。

いずれも、季節としては秋が似合う情感の曲ですが、アルビノーニが色付いた紅葉舞散る情景を連続させるものとすると、マルチェッロの曲は澄んだ空気感を思わせる音楽と言えましょうか。

ところで、今まで知らなかったのですが、マルチェッロは作曲家であっただけでは無く、数学者、哲学者でもあったという才人だったのですね。

現代ではこのオーボエ協奏曲で知られる程度ですが。

また、どうでも良いことですが、Wikipediaに載っている肖像画も興味のある方は是非ご覧ください。「子供かよ~?!」って感じのやたら童顔のマルチェッロの顔が描かれておりますので。(何歳頃の姿なのでしょうか?)

さて、当盤を一聴してまず感じたのは、現代楽器による厚めでちょっと重心の低い小編成オケ。

イ・ムジチ以来、以前はこういうバロック演奏スタイルが主流だったんだよな、とちょっと懐かしく思いました。

流麗で美しい素晴らしいオケだと思いますが、古楽器オケに馴れた耳にはやや違和感も。

シェレンベルガーのオーボエはやはり現代楽器によるものですが、軽やかで華麗なテクニックはさすが素晴らしいもの。粒の揃った澄んだ音色も魅力的。

この曲、古楽器演奏でもまた聴いてみたいと思います。

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