golf130のクラシックお笑い原理主義

オッサンのしがない日常や妄想話とその日聴いた音楽。

フレスコバルディ「音楽の花束Vol.2(聖母のミサ)」ギエルミ、エルケンス

2010-06-21 23:14:22 | Weblog
会社帰りに皇居周辺を歩いてみました。

地下鉄の駅で3駅分ほど。

お堀の周辺はジョギングされている方が随分いらっしゃるのですね。

前から走って来る方が多くて歩きづらいほど。

蒸し暑い中、ご苦労様なことです。

と言っても、こっちも無駄にちんたら歩いていたのですが(笑)。

そして、久しぶりにブックオフ飯田橋店もチェックし、500円物を1枚購入。

ロレンツォ・ギエルミ(オルガン)、クリストフ・エルケンス指揮カンティクム(Deutsche Harmonia Mundi盤)

未聴盤が残り少なくなって来たDHM50枚BOXから。

初期バロックのジローラモ・フレスコバルディ(1583~1643)のオルガン・ミサ曲。

前に「主日のミサ」を取り上げましたが(http://blog.goo.ne.jp/golf130/e/f95bc3ec2f2801654dc6736d0030d09c)、そちらは「音楽の花束」Vol.1。

本日の曲が、Vol.2になります。(「音楽の花束」には、もう1曲「使徒のミサ」があるそうです)

「主日のミサ」と同様、オルガン独奏とグレゴリオ聖歌が交互に奏されています。

フレスコバルディの作曲はオルガン曲部分のみで、当時の演奏様式に従ってグレゴリオ聖歌が挿入されているようです。

ミサ曲と言っても重々しい音楽では無く、リズミカルであったり、優しい曲調であったり。

面白いと思ったのは、半音階的進行が多用されていること。

音楽の流れで、次はこんな音が来るかなと聴いていると、「え~っ、そう来るか!」という箇所が随所に聴かれます。

Wikipediaに拠れば、先日当ブログでも取り上げたジェズアルド(http://blog.goo.ne.jp/golf130/e/b57267e9fe3816e2fd0ceec19710ed49?guid=ON)の影響を受けていた可能性もあるよう。

音楽の調和が保たれていたと思っていた古楽の世界にも、半音階や不協和音が一部で好んで使用され、それが地下水脈として連綿と流れ、やがて後期ロマン派から新ウィーン楽派になって地上に吹き出したと考えるととても興味深い。

「不協和音の歴史」みたいな本があったら是非読んでみたいですね。

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