golf130のクラシックお笑い原理主義

オッサンのしがない日常や妄想話とその日聴いた音楽。

テレマン「ヴィオラ・ダ・ガンバ組曲」コッホ、コレギウム・アウレウム

2009-04-20 20:53:57 | Weblog
今日は、会議の後に飲み会があるという話を聞いており、そのつもりにして居たのですが会議終了後そのまま解散。

土曜日に引き続き(昨日の記事ご参照ください)、呑みたいなと思っていたところに梯子を外された格好でちょっとガッカリです。

しかし、ここのところ飲み会が多く赤字なので、支出が発生しないのは大歓迎。

まあ、週初めでもあり、おとなしく帰ることに致しましょう。

ところで、今日何か他にあったな、何だったっけ???

ああそうか、結婚記念日だったか~。

たまには(例年何もしないのだが)、ケーキの一つも買って帰ってゴマをすっておくか。週末ゴルフなので、お金貰わなきゃならないし(笑)。

ヨハネス・コッホ(ヴィオラ・ダ・ガンバ)、コレギウム・アウレウム合奏団(Deutsche Harmonia Mundi原盤)

バロック60枚BOXから懐かしの音源。LP時代聴いていたものです。

当時、古楽器を使用し指揮者無しの室内合奏団として鮮烈に登場した印象のあったコレギウム・アウレウムですが、その後のオリジナル楽器演奏の発展の中で、「中途半端」と位置付けられて行ったように思います。古楽器は使用していても奏法は現代的であると。

今日はその懐かしの音源を久々(約20年ぶり)に聴いてみました。

ヴィオラ・ダ・ガンバ協奏曲の雰囲気のある作品。

弦楽合奏と通奏低音によるオーケストラの上に、くすんだヴィオラ・ダ・ガンバの超絶技巧や哀愁に満ちた歌を聴くことが出来ます。

改めて聴いてみると、やはり現在のオリジナル楽器演奏とは全然違いますね。

現在のピリオド奏法だと各声部の見透しが良く、澄んだ輝かしい響きですが、これ現代奏法そのもの?

内声部の響きの濁りがあるのは否めません。

ただ暖かみと丸味のある優雅な響きはこれはこれで魅力あり、たまにはこういうバロック演奏も良いものです。

テレマンのこの曲の楽しさも十分に伝わって来ます。

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フォーレ「幻想の水平線」スゼー

2009-04-19 23:00:47 | Weblog
おいおいおい~、って思いました。

昨日は、ここ数年恒例の理化学研究所の一般公開を見学に。

研究所勤務の友人と、この日に合わせて大阪から遊びに来る友人の3人で飲みに行くのが通例。

ところが、今年は研究所の友人が用事があるとのことで、大阪の友人と待合せて2人で夕方から飲みに行く予定にしておりました。

先日から待合せの場所と時間を決めていましたが、新幹線の遅れなどあるといけないので念のため昼頃確認のメールを。

15時に××で。

了解。

特にトラブルも無いようです。

約束の時間5分前に待合せ場所に。

15時を5分過ぎましたが友人が現れない為、念のため携帯に電話。

今どこ?

部屋にいるけど…。

(ああ、1階にいるということかな。去年と展示場所変わったの分かっていないんだな(納得))部屋ってどこ?

自分の部屋だけど…。

(自分の部屋?ああ、ホテルの部屋か。早く着いたんで荷物置きに行ったんだな)

15時過ぎたけど…。

ああ。

(焦った様子が無いけど、早く着いてホテルの部屋で昼寝でもしていたんだな、寝呆けた感じだし。
あっ、そうか!待合せ時間15時を5時と勘違いしてるんだ。だから焦った感じが全く無いんだ。まあ、ホテル近いし、待合せ場所と時間をちょっと変更するか)ホテルの部屋にいるんだ?

いや、自分の家。

?(なんか様子がおかしい)ジブンノウチ…?

そう、自分の家。

今日、一般公開の日だけど…。

あれ、25日じゃなかったっけ。ホテルも25日で予約したけど…。

今日だよ、今日!!!
おいおいおい、頼むで~~。

ということで、ビールを楽しみに喉の渇きを我慢していたにもかかわらず、飲みに行けず一人おとなしく帰宅した私ことボク(爆)でした。

ジェラール・スゼー(バリトン)、ダルトン・ボールドウィン(ピアノ)(EMI盤)

第1曲 海は果てしなく
第2曲 私は乗った
第3曲 ディアーヌよ、セレネよ
第4曲 船たちよ、われわれはおまえたちを

今日は、長い曲を聴く時間が無くなってしまったので、フォーレ晩年の短い歌曲集を。

全体で8分に満たない作品。作曲者77歳の時の作品。

春になるとフォーレを聴きたくなるのですが、気候的にはもう暖かくなり過ぎでしょうか。

フォーレ特有の優しくアンニュイな感覚に、晩年の諦観も加わった作品。

若い頃の「夢のあとで」や「月の光」など大好きですが、齢を重ねても優しい美しさを湛えたこの曲集もなかなかに魅力的です。

でもやはりどこか寂しげで、若い頃の作品とは違いますね。

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メンデルスゾーン「ヴァイオリン協奏曲ホ短調」アモイヤル、グシュルバウアー

2009-04-18 11:01:50 | Weblog
メンちゃんいつもつれない返事
メンコやろうと誘ってみても
ゴメン、庶民の遊び知りませぬ

メンちゃんいつもつれない返事
激辛ラーメン誘ってみても
ゴメン、甘い物しか知りませぬ

メンちゃんいつもつれない返事
メンチ切るで!~と言ってみても
ゴメン、ヤンキー言葉知りませぬ

メンちゃんいつもつれない返事
阪神メンチ応援しても
ゴメン、我が家はバンクです

ピエール・アモイヤル(ヴァイオリン)、テオドール・グシュルバウアー指揮バンベルク交響楽団(ERATO盤)

今日は、ここ数年恒例になっている、友人が勤務している理化学研究所(埼玉県和光市)の一般公開を見学に行くので早め、短めのエントリーです。夜は飲んじゃうもので…。

いつもお世話になっている木曽さんのサイトでメンデルスゾーンの弦楽四重奏曲の記事(http://www.h2.dion.ne.jp/~kisohiro/carmina.htm)を拝見し、是非とも聴いてみたくなりました。

しかし残念ながらCD持っておりません。

仕方ないので、替わりにちょっと苦手系で聴く機会の少ないこの曲を身代わり?に。

苦手系と書きましたが、聴いたら聴いたで良いなと思う曲。ちょっと糖分は高いですが。

このアモイヤルのヴァイオリンは美音ながらも適度に抑制が聴いて甘過ぎず気品があって良いですね。

また、グシュルバウアー指揮のバンベルク響がしなやかでとても良いです。モーツァルトのファゴット協奏曲(オンニュのファゴット)の伴奏でも、この指揮者とオケとても素敵なのです。

グシュルバウアー+バンベルクの演奏色々聴いてみたいのですが、どんな録音があるのかなあ?

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ヴィヴァルディ「幸いなるかな、グローリア」マルゴワール

2009-04-17 21:34:03 | Weblog
今年の花粉症は長いです。

最盛期に比べればかなり良くはなって来ましたが、それでもまだくしゃみ、鼻水が酷く、ティッシュを常に大量に持参している必要があります。

昔調べて貰った結果では、アレルゲンはほぼ杉だけだったので、例年ならほぼ終息している時期なのに今年はどうなっているのだろう?

花粉大杉?

誰かが、花粉も進化して強力になっているんだと言っていたが本当だろうか?

種の保存本能や繁栄本能からすれば、花粉症を発症しにくい花粉に進化した方が、人間から優遇されて種を増やすことに繋がると思うのですが…。

マリー・ブルゲス、ジャスリーン・シャモナン(ソプラノ)、キャロリン・ワトキンソン(アルト)、ジャン=クロード・マルゴワール指揮ラ・グラン・エキュリー・エ・ラ・シャンブル・デュ・ロワ、ラファエル・パスケ声楽アンサンブル他(SONY原盤)

またバロック60枚組からです。

昨日ヴィヴァルディの声楽曲が気に入りましたので、同じBOXから別の曲を取出しました。

「幸いなるかな」(RV598)
「グローリア」(RV589)

の2曲です。

「幸いなるかな」は8分弱の短いながらも親しみ易い喜ばしい音楽。鼻歌ででも歌いたくなっちゃう位の馴染み易さですね。

「グローリア」は30分ほどのより構成の大きな作品。

これらの魅力的な音楽を聴いていて思ったのは、キリスト教の普及や信仰を高める為に音楽の果たした役割の大きかったであろうこと。

特別宗教を信仰していない私だけれど、もしこの時代に生きていたら、この素敵な音楽が聴きたいが故に、喜んで教会に通ってしまう気がする。

バッハのカンタータは私にとって何物にも替えがたい、かけがえの無い魅力を持った傑作群だけれども、更に気楽に楽しめるヴィヴァルディの宗教作品はまた違った魅力。

器楽曲では表面的に感じてしまうところもあるヴィヴァルディですが、宗教曲故か楽しいだけではなく、誠実な音楽で底の浅い感じは致しません。

オペラはどんななんだろう?

昨日、今日とヴィヴァルディの声楽曲の楽しさを知ってしまった私は、是非とも彼のオペラも聴きたいと思っております。

なおこの演奏、1976年の古い録音で、現在の古楽演奏とは違います(現代楽器?)が、これらの曲の素晴らしさは十分伝わって来ます。

新しい演奏でも聴いてみたいですね。

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ヴィヴァルディ「スターバト・マーテル」マルゴワール

2009-04-16 22:02:57 | Weblog
ボクは、長年人生やってるくせにロクに資格とか持っていないです。

(がちゃ子さんのサイトの某記事(http://wolf254.blog119.fc2.com/?mode=m&no=252)の影響で自己の呼称がいつもと違っております(笑))

例えば、英検は中学の時に取った「4級」のみ!

教員免許などただ取っただけ。

小型船舶操縦士(これも「4級」)は「永久免許」ということで昔取得したけれど、免許制度がその後変わりレンタルボートに1回乗っただけで失効してしまいました。

他に全く実用性の無い、しかも簡単な資格があるだけ。

唯一、普通免許だけが活用されています。

ならば、実用性があって、かつ得意分野の「オヤジギャグ」に関する資格など無いものかと思っていたら、何とあるのですねえ~!(笑)

(オヤジギャグ検定⇒http://t.r25.jp/t/%E3%82%AA%E3%83%A4%E3%82%B8%E3%82%AE%E3%83%A3%E3%82%B0%E6%A4%9C%E5%AE%9A)

2、3問やってみましたが、簡単過ぎる!(笑)

(今日は、大崎まで外出したので中本目黒店です)

ヘレン・ワッツ(アルト)、ジョン・トール(オルガン)、ジャン=クロード・マルゴワール指揮イングリッシュ・バッハ・フェスティヴァル・オーケストラ(SONY、BMG原盤)

昨日のカリッシミと同じCD。

以前書いたのですが、バロックの中でヴィヴァルディはあまり大した作曲家では無い、なんて生意気なことを思っておりました。

通俗的で外面的に過ぎるななどと。

きっと、自分(もとい、ボク(笑))が軽薄な為の反動なのでしょう。

しかし、この曲聴いたら認識を改めなきゃいけないかなと感じました。

真摯で慎ましやか、しかし親しみ易さも兼ね備えている、なかなか魅力的な音楽。

ヴィヴァルディの真骨頂は声楽曲にあるのかな、と感じました。また他の曲も聴いてみましょう。

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カリッシミ「オラトリオ《イェフタ》」ユングへーネル

2009-04-15 17:37:49 | Weblog
今夜も飲み会の為、早めのエントリーを目指して、行きの通勤電車、バスで書いています。

朝エントリー出来るか分かりませんが、粗方書いて置けば、飲んでも帰りに補筆して何とかなるでしょう。

ブログ始めた時には毎日書くつもりなど毛頭無かったのですが、書き続けている内に結構意地になってしまっているところがありますね。

とにかく穴埋め的記事であっても何でも継続しておこうと。

(午後、外出帰りの電車の中で追加入力しており、短いですがこれで送信しておきましょう。これから飲み会会場に向います)

コンラート・ユングへーネル指揮カントゥス・ケルン(Deutsche Harmonia Mundi原盤)

バロック60枚BOXから。

いやあ、このBOXもなかなかに素晴らしいディスクが含まれていますね。

このBOXは各種音源混成の為、この演奏がDHM音源と知り、DHM50枚BOXにも入っていなかったかちょっと心配になった私。DHM50枚BOXと何枚かダブりのあるBOXですから。

さてこの曲、クラシックを聴き始めた頃から「隠れた名曲」と書かれているのを読んでず~っと気になっておりました。

誰の演奏か、どこのレーベルかも全く覚えておりませんが、廉価盤LPが遥か昔出ていたんです。

思いがけないところ(当BOX)でこの曲名に再会し、聴いてみた次第。

ユングへーネル指揮ということで、聴く前から素晴らしい演奏が保証されている気が致しました。

リュート奏者としてのユングへーネルは以前から少し聴いておりましたが、指揮者としての彼はDMH50枚BOXで初めて聴取。柔らかく気品ある音作りが気に入りましたね。

さてどんな曲でしょう、どんな演奏でしょう…。

ジャコモ・カリッシミ(1605~1674)はイタリア・バロックの作曲家。

戦いに勝てば凱旋時に最初に出迎えた者を神に捧げると戦勝祈願したイェフタに最初に駆け寄ったのは最愛の一人娘だったという旧約聖書の悲劇の物語を題材にしたオラトリオです。

声高に叫ぶのでなく、イェフタの悲しみ、嘆きが染み入る様に伝わって来る音楽。

初期オラトリオの傑作に挙げられるのも納得です。

ユングへーネル指揮の声楽、器楽陣も優しく柔らかく深い音楽作りで名演です。

ヘンデルにも同じ題材のオラトリオがあり、久しぶりに聴きたいと先日から思っておりますが、3枚組の為なかなか聴く時間が取れておりません。

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ヒナステラ「交響的変奏曲」グレース

2009-04-14 22:06:43 | Weblog
何となく面白く無いと思ってうっちゃってあって、ある時何かの切っ掛けで再聴したら良い曲だったり、素晴らしい演奏だったというCDが時々あります。

今日の曲もそう。

土曜日のコンサートで、ヒナステラのピアノソナタを再認識し、久しぶりに取出したCD。

このCD、そもそもピアノソナタ目的で買った物。1曲目に収録されているこの曲には余り気を払っておりませんでした。

ところが、ピアノソナタを改めて聴いてみようと取り出し、こちらも聴いていたら意外にも良い曲であることを発見。

ヴォルフガング・グレース指揮ヨーロッパ・シンフォニー(ARTE NOVA盤)

アルゼンチンの作曲家アルベルト・ヒナステラ(1916~1983)は南米のバルトークなどとも言われ、バーバリスティックな音楽を書いた人。今まで当ブログでも何回か登場しております。

しかし、激しいリズムとともに神秘的な静かな音楽もまた一つの持ち味。

この約30分の作品は、リズミカルな曲もありますが、むしろ静かな美しい曲が中心ですね。

バルトーク「オーケストラの為の協奏曲」を思わせる各種楽器の対比の妙味もあるし、美しい安らぐメロディにも溢れています。

ヒナステラの野蛮さが好きでしたが、また別の魅力的な一面を再認識した一曲、演奏でした。

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第5回ブルクハルト国際音楽コンクール入賞者披露演奏会

2009-04-13 21:30:11 | Weblog
4/11(土)、コメントを寄せて頂いているsachikoさんが出演されるコンサートがあるとのことで聴きに行ってみました。

まず一言、行って大正解!

1.日本の若手奏者のレベルはとても高い。

今までこのコンクールの存在は知りませんでしたし、コンクールのレベルがどうなのかについても全く判っておりません。

しかし、聴いている途中、もしこの演奏会が例えばドイツで開催されていたら、或いはここに耳の肥えたヨーロッパの聴衆が来たらどう感じるだろう、とふと思いました。

たぶん、満足し、驚く人も多いのではないでしょうか。

日本の若手演奏家のレベルの高さを再認識致しました。

2.大変お得なコンサート。

リーゾナブルな価格で、力の籠もった演奏が聴けます。

若手演奏家が、真摯に好きな音楽、得意な曲を演奏するのですから、なまじっかのベテランの力抜いた演奏より伝わって来るものはずっと大きいと思います。

しかも、当日はとてもバラエティーに富んでいて楽しかったですね。

最初、何の根拠も無く、ピアノだけのコンクールと思い込んで会場に行き、パンフレットで声楽も管楽も弦楽もあるのを初めて知りました。

色々聴けて嬉しかったです。

こういうコンクール系って、コンサートの大穴ではと思った次第。

3.やはり時々はコンサートにも足を運ばねば。

CDばっかり聴いている私で、比較的好き嫌い少なく色々聴いている方だと思いますが、知らない曲、馴染みの薄い曲は多いです。実際、当日の曲目の大半はそうでした。

新しい発見がいくつかあり嬉しかったです。

4.印象に残った演奏。

前記の通り、皆さんレベルの高い演奏でしたが、特に印象に残ったものを演奏順に記します。

(1)ヒナステラ「ピアノソナタ第1番第4楽章」

菊地さんの演奏。良い意味で暴力的。小さなホールにピアノの爆音が炸裂しました。この曲ってこんなに面白かったんだ!

手持ちのCDを今朝から繰り返し聴いていますが、コンサートの迫力にかなわないですね。

(2)月の砂漠、オーソレ・ミーオ他

大久保さんというテノールでしたが、ホール一杯に美声が響き、一曲毎に大きな拍手が起きていました。パンフレットに拠れば、SAD(社会不安障害)という病気を抱えていらっしゃるとのことですが、会場の盛大な拍手は決してそれが故では無く、素晴らしい音楽に対する純粋な感動であったと思います。当日の白眉だったかもしれません。

(3)スクリャービン「ピアノソナタ《黒ミサ》」

藤舘さんの演奏。何物かに取り憑かれたような曲と演奏、良かったですね~。CD持っていなかったので、是非欲しくなりました。オグドン盤に目を付けましたが、ここのところ飲み会続きでお金が無く買えない、悔しい。

(4)D.スカルラッティ「ソナタK.8、519、29」

sachikoさんの演奏。音の粒の揃った純度の高いスカルラッティでした。途中、ミケランジェリに似ているかな、ともちょっと思いました。透明度高い演奏であり、装飾音も綺麗で、オリジナル楽器でないピアノでも違和感無く聴けました。

音の粒が揃っていて、こってりしていない良い意味でさらりとした演奏なので、ミニマル音楽にとても向いていると感じました。先日の演奏会に行けなかったのが大変残念です。また、ハイドンやモーツァルトも聴いてみたいなと思いました。

(5)シマノフスキ「変奏曲」

sachikoさんのスカルラッティを挟んで、中島さん、小柴さんの競演。初めて聴く曲ですが、比較的あっさりした醤油味?の中島さん、濃厚なソース味?の個性の違いが面白かったです。また、小柴さんベートーヴェン向いていそう!聴いてみたいです。

(6)メンデルスゾーン「ヴァイオリン協奏曲ホ短調」

三雲さん、中学生、高校生?

庄司紗矢香さんのデビュー当時を思わせる様な雰囲気。伸び伸び音楽を楽しんでいるのが伝わって来る演奏でした。将来が楽しみですね。

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モンポウ「前奏曲集」モンポウ

2009-04-12 23:02:48 | Weblog
今日は、余り時間が無くなってしまったので、昨日のsachikoさんが出演された演奏会の記事は明日以後ということで簡単に。

昨夜、中学の同級生仲間との飲み会、ついつい二次会のカラオケも行ってしまった為、自宅に帰れる終電を逃してしまいました。

嬉しいことに私のカラオケをまだ聴いたことが無い、という女性が一人いたため(聴かない方が良いよ、とか言う外野はうるさい、黙れなのである(笑)、持ち歌の受け狙い曲をいくつか披露。

笑い転げて頂けた為、「よし受けた!」と理解致しましょう。

終電を逃した為、比較的近くの実家までタクシー。

同じ方面の友人と同乗しましたが、それでも2,000円ほどタクシー代を無駄にしてしまいました。イカン!

実家で朝食後、帰宅してすぐゴルフスクールへ。

スクールから戻ってからは、飲みとゴルフ練習の疲れで午後ずっとお昼寝タイムでありました。

フェデリコ・モンポウ(ピアノ)(BRILLIANT CLASSICS盤)

フェデリコ・モンポウ(1893~1987)はスペインのピアニスト、作曲家。

以前、当ブログではこの自作自演のCDから「ショパンの主題による変奏曲」を取り上げたことがあります。

スペインの作曲家というと、色彩感豊かでリズミカルな曲を連想してしまいますが、モンポウは全く違います。

静謐でどちらかというとモノトーンの音が流れて行く音楽。声高になることも無いし、沈鬱に沈み込むこともありません。

ただ静かに内省的な音楽が流れて行きます。

現代音楽の語法とは違うし、旧来のクラシック音楽の技法ともまた違った、印象派とも異なる独自の音楽。

この前奏曲集は、1927年から1960年に書かれた11曲が集められています。

小節線や調性記号の無い譜面を書いた作曲家としても知られています。

どこかから音楽が始まり、そしてまたどこかへ消えて行く。

風の様な心安らぐ音楽です。

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モーツァルト「ファゴット協奏曲」オーダン、パイヤール

2009-04-11 18:12:28 | Weblog
「高速道路渋滞型」なんだよなあ、とつくづく思います、自分のゴルフ。

まあ「~型」なんて呼べる様なスコアではとても無いのですけれども…(笑)。

数ヶ月前、どこかの大学の研究室が高速道路の渋滞解消に向けた実験を行なうというニュースを見ました。

曰く、車間距離を開けて皆が等速で走れば渋滞は起きない。

スピードを上げて前の車に接近するとブレーキを掛けて減速。このブレーキによる減速が積み重なると車列全体の流れに淀みが生じ渋滞が発生するようです。

当たり前と言えば当たり前ですね。

まあ、現実の高速道路は起伏もあるし、路幅も変わりますし、インターチェンジでの出入りもあるし、天候やら何やら関連しそうなパラメーターがいくらもあるので、だからこそ実験するのでしょう。

私のゴルフスコアが悪いのも、もしかしたらこれと同じでは?と今日思いました。

職場でゴルフの上手い人がよくワンポイントアドバイスをしてくれます。

今週、そういう先生の一人(先生が何人かいます(笑))から、良さそうなアドバイスを頂きました。

インパクト(クラブヘッドが球に当たること)の瞬間、ヘッドがちゃんと見える位ゆっくりクラブを振れ、という内容。

そうすれば、飛距離は出ないけど、比較的真っ直ぐ飛ぶとのこと。

ゴルフは飛距離じゃなくて方向性だというのは、頭では解っているのですがどうしてもそれが出来ない。

距離は出なくても、真っ直ぐ飛べば「フェアウェイ」という芝の状態の良いところで次を打てる。

多少距離は出ても、方向がまずいと「OB」などでペナルティを加算されたり、「ラフ」と呼ばれる芝の状態の悪いところで、次打になってしまう。しかも、ここは傾斜地も多い。

多少遠く飛んだって√で考えりゃ、目標に向かっている距離は決して長くは無い。また、正しい位置に戻す為には、真っ直ぐ打った場合より長く飛ばさなければならない。

要は球が斜めに飛んだ分だけ無駄になるだけではなく、次が大変になって一つも良いこと無いのである。

冒頭のスピードのムラが渋滞を生むパターンでのスピードの変化を、方向の変化に置き換えてみれば、車の渋滞もゴルフのスコアが悪いのも同じ理屈じゃないかと考えた次第。

じゃあそれをどう実現するのか、という方法が先のゆっくり打法。

これを是非早く試したかったので、今朝練習場へ行って試してみました。

ちょっとコツが掴めたかな。実戦でどうかは分かりませんが…。プチ満足。

その後、コメントをお寄せ頂いているsachikoさんの出演されるコンサートへ。

レビューは後日させて頂きたいと思いますが、素晴らしい音楽を一杯聴かせて頂きました。大満足。

sachikoさん、どうも有難うございました!

そしてこれから気の置けない中学の同級生仲間との飲み会。

今日は、大変楽しく充実した一日であります。

ジルベール・オーダン(ファゴット)、ジャン=フランソワ・パイヤール指揮パイヤール室内管弦楽団(RCA盤)

昨夜から繰り返し聴いているのは、こんな楽しい一日に相応しい、幸福感溢れる「超A級」の好きな曲。

もうやださんの、バッタもんCDレビューで、お耳直し?に聴かれたホルン協奏曲と同じCDでしょうか?

このCD、10数年前に購入したものですが、ソロもオケもちょっと緩いかな、と感じ余り聴いていませんでした。

改めて聴いてみると、優美でなかなか素敵な演奏ですね。

じゃあ、そろそろ飲み会です。

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