golf130のクラシックお笑い原理主義

オッサンのしがない日常や妄想話とその日聴いた音楽。

ビーバー?(ベネヴォリ伝)「53声部のザルツブルク大聖堂祝典ミサ曲」セガーラ神父

2009-04-07 20:24:05 | Weblog
先日購入したバロックマスターワークス60枚組を開封致しました。

まず何から聴こうか?

この一枚に決めておりました。

60枚の中にはCD手持ちのダブリもありますが、LP時代に聴いた懐かしい演奏(LPとダブリ)も何枚か含まれています。

これもそう。

LPでは、オラツィオ・ベネヴォリ(1605~1672)というイタリアの作曲家の作となっておりましたが、近年の研究では、ハインリヒ・ビーバー(1644~1704)作曲ではないか、と言われているそうです。

Wikipediaに拠れば、ビーバーの師匠のアンドレアス・ホーファー(1628、9~1684)の作品との説もあるようですね。

イレネウ・セガーラ神父指揮、モンセラート修道院聖歌隊、テルツ少年合唱団、コレギウム・アウレウム合奏団(DHM原盤)

1.キリエ
2.グロリア
3.クレド
4.サンクトゥス、ベネディクトゥス
5.アニュス・デイ

声楽パート16、器楽パート35、オルガン・通奏低音2の計53声部という壮麗なミサ曲です。

厳粛な音楽を想像される方もいらっしゃると思いますが、全然違いますね。

演奏や録音の所為もあるかもしれませんが、非常に大らかで、良い意味で緩い音楽。

教会での録音かと思いますが、残響大きく大聖堂で聴いている臨場感が味わえます。

ただ、これ本当にビーバー作曲?あの厳格に計算され、限りない優しさ美しさを湛えた「ロザリオのソナタ」の作曲者にしては、アバウトなくらいに大らかな音楽。どうしても同じ作曲家の手になるものという気が致しません。

1974年の古い録音で、古楽器を使用してはいても今日奏法、唱法とは異なる演奏が故でしょうか?

新しい録音あったでしょうか?あれば聴いてみたいですね。

ただ、この大らかでスケールの大きな音楽、ほっとする安らぎを与えてくれるものであることも確かです。

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