golf130のクラシックお笑い原理主義

オッサンのしがない日常や妄想話とその日聴いた音楽。

ハイドン「ピアノ三重奏曲Hob.XV/24~26、32」ファン・スヴィーテン・トリオ

2012-09-10 23:01:33 | Weblog
駅の電光掲示板で遅延情報が出ていると、特に必要無くてもついつい見てしまいます。

たまに良く分からない理由が表示されています。

今日のは、「進路確認」のため。

その遅延が発生したのは、3線ほどが乗り入れている駅ですが、大きく方向転換などがある場所では無く、それぞれの路線が普通に進めば良いような場所。

にも関わらず、進路確認などという文字を目にすると、「この電車、前に行くんでしたっけ?それとも後ろ?」などとショウもないことで迷っている運転手さんを勝手に想像してしまいます。

或いは、「君はこのまま運転手の道を究める方が希望かね?それとも本社に異動して管理職を目指すか?」などと運転手さんの進路を確認されているとか。

実際は、「進路の安全確認」といった意味合いなのだろうとは思うのですが。

ファン・スヴィーテン・トリオ(バルト・ファン・オールト(フォルテピアノ)、フランク・ポルマン(ヴァイオリン)、ヨブ・テル・ハール(チェロ))(BRILLIANT CLASSICS盤)

久しぶりにハイドンのピアノ・トリオ。

この全集9枚目の今日のディスクも期待を全く裏切らない内容。

作品番号が進むにつれて、楽しさだけでなく音楽に深みを増して来ているようです。

24番の第1楽章は、長調の中にも時々、ふと陰りを見せる所がとても印象的。

憂いを孕んだ第2楽章(後半は伸びやかな楽想)、リラックスした第3楽章、しかしここでも憂いの表情も顔を覗かせる。

ただ楽しいだけがハイドンじゃないことを再認識。

25番は、ゆったりとスケールの大きな第2楽章と活きの良い終楽章の対比がたいそう魅力的。

この終楽章「ジプシー風」は、ラテンのノリの熱い音楽!

ハイドンにもこんな音楽あったんですね。

26番だって、力強い中にも哀愁も漂わせる第1楽章、セレナードの雰囲気もある第2楽章、軽快さと哀愁が交錯する終楽章メヌエットと、こちらもなかなか。

2楽章形式の32番は、シンプルな主題から解放感ある音楽が拡がって行く第1楽章、溌剌とした第2楽章とこちらだっていずれ劣らぬ音楽。

爽やかでキレの良い古楽器演奏で、また今日もハイドンの素晴らしさを認識。

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