golf130のクラシックお笑い原理主義

オッサンのしがない日常や妄想話とその日聴いた音楽。

タネーエフ「協奏的組曲」オイストラフ、マルコ

2012-09-08 22:19:01 | Weblog
親戚のおじさんが亡くなったとの報を受け、お別れに行って参りました。

葬儀は、平日に家族葬のような形でやるとのことでしたので。

最近、夫婦で入ったという老人ホーム。

数ヶ月前に建ったばかりとのことで、明るく綺麗で居住性の良さそうな所でした。

それにもまして、ホームから葬儀場へのお見送りの際、涙ぐんで頂いたスタッフの方が多かったのに驚き、また感動致しました。

勿論、振りとかでは無い様子。

スタッフは若い方が殆どでしたが、苦労も多い仕事で本当に人間が好きじゃなきゃ出来ないんだろうなあ。

飄々として穏やかなおじさんだったので、スタッフの方から好かれたであろうこともありますが。

ダヴィド・オイストラフ(ヴァイオリン)、ニコライ・マルコ指揮フィルハーモニア管弦楽団(1956年録音、ステレオ)(MEMBRAN盤)

セルゲイ・タネーエフ(1856~1915)は、名前だけは知っていましたが、もしかしたら聴くのは初めてかもしれません。

チャイコフスキーの弟子にして、モスクワ音楽院の院長も勤め、スクリャービン、ラフマニノフ、プロコフィエフなども育てたロシア音楽の王道の作曲家、ピアニスト。

この曲は、5つの楽章から成る40数分の作品。

文字通り、ヴァイオリン協奏曲風の組曲です。

ロシア・ロマン派ど真ん中の雰囲気の甘美で、ヴァイオリンも技巧的に活躍する音楽。

お約束通り良く出来た作品で綺麗にまとまった曲と思いましたが、灰汁の無さが個性の弱さに繋がってもいるようにも。

良く出来た曲なので、聴き込んだらまた印象が変わるかもしれません。

ステレオ録音ということもありますし、ロシア・ロマン派の技巧的作品で、オイストラフの本領発揮。強靭だがしなやかさもあるヴァイオリンの音を楽しみました。

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