golf130のクラシックお笑い原理主義

オッサンのしがない日常や妄想話とその日聴いた音楽。

シェーンベルク「期待」

2008-05-01 08:01:35 | Weblog
「肉は腐る直前が一番旨い」と聞いたことがある。

実験してみようかな、と思わなくもないが、そうなると新鮮な肉~完全に腐った肉まで食べてみなければならない。

これはちょっと危険だなあ。

この言葉を吐いた人は、腐った肉も食べたのかな?でなければ、「一番旨い」とは断言出来ないんだけど。

腐る直前の肉までで止めていて、もしかしたらもっと旨いかもしれない腐った肉、は食べてないんだろうな。

疑惑の言葉である。

でも何となく信じている言葉でもある。

クラシック音楽も、私には、この言葉が当てはまっている。

ロマン派末期の爛熟~新しい時代の音楽に突入する前後の、端境期の曲って大好きですね。

腐る直前の肉と同様、危険な香りがプンプンして魅力的。

ブリン=ジュルソン(ソプラノ)ラトル指揮バーミンガム市響(EMI盤)

このCD、昨年とても「期待」して購入したものです。

というのも同じ作曲家の「月に憑かれたピエロ」が大好きな曲なのですが、「期待」は未聴だったので。

月夜の怪しい世界をソプラノが歌う無調の曲で、伴奏がいくつかの楽器による室内楽(月に憑かれたピエロ)とオーケストラ(期待)の違いはあるが、共通の雰囲気。

期待通り。

退廃的で、普通は朝の通勤には相応しく無い音楽なんでしょうが…(笑)

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